「フリーランスになるためには、スキルが必要なのでしょうか?」
「スキルはなくても大丈夫だ」と言う人もいれば「スキルはないとフリーランスにはなれない」と言う人もいますよね。そんなこと言われると「どっちなの〜」と困ってしまい、結局何もできない方!
スキルはなくても、フリーランスにはなれます。
スキルを身につけてから…と思うと、フリーランスになるまでに何年かかるの?ってなりますよね。私自身、何のスキルも肩書きもなくフリーランスになりましたが、フリーランスになるのには、スキルがなくても特に問題はありませんでした。
ですが、私がフリーランスで活動していく中で、「このスキルあるといいな」「この勉強をしておくとフリーランスで役立つな」と思ったスキルがあります。それは、歯科衛生士としてのスキルというよりも、フリーランスとして必要なスキルでした。フリーランスになって1年、正直、歯科衛生士のスキルよりもこっちのスキルのほうが大事なのでは?と思っています。
- フリーランス歯科衛生士として活躍するために必要なスキル
- 歯科衛生士として、あれば良いスキル
- スキルを習得することで、どのように活用できるのか
この記事で解説していきますので、自分の現状を確認しながら、読んでいただけたら嬉しいです。
スキルは身につけておくことで、自分の武器になっていきます。
「フリーランス歯科衛生士になるために、自分に足りないスキルは何?」
と悩める歯科衛生士の皆さんのヒントになると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
フリーランスになるなら、スキルよりも行動力!?
「どんなスキルがあると、フリーランスとしてやっていきやすいのかな」と悩んでいる歯科衛生士さん!
フリーランスとしてのキャリアを築くためにまず必要なのは、行動力です。
フリーランスになる前に、「スキルが足りない」「準備が整っていない」と感じている歯科衛生士さん、多いと思います。でも、実際にフリーランスで活動を始めてみると、「やってみないと学べない!」と思うことがたくさんあります。フリーランスとして活動を始めて、行動を起こすことが、フリーランスとしての成長を加速させていると感じます。
もちろん、スキルは重要ですが、最初から完璧である必要はないんです。多くのフリーランスは、最初のうちはあまりスキルがない状態から始め、フリーランスとして活動する中で学びながらスキルを高めていきます。
私自身、フリーランスになって1年経ちましたが、これまでのフリーランスになる過程や活動を振り返ってみると、「やりながら行動することで大きな成果を得られた」と感じています。
実は、フリーランスになる前に相談した方々に「考えるより、行動!」と言われていたんです。でも私は、「絶対、そんなことない」と、なかなか行動を始めなかったんですよ。実際にフリーランスとして活躍している人の言うことなのに、私は根拠なく「絶対に、準備万全にしてからの方がいいはず!」と思っていたんです。今から思うと、信じられません。
ですが今、フリーランスとして活動して1年経ち、やっぱり「行動することが何よりも大事」だと、言われていたことは正しかったんだと感じています。
行動前に「資格を取ろうかな」「今の私ではできないのでは?」なんて考えて、行動せずに準備を頑張ったからといって、成果が出ていたとは限らないと思います。結果として成果を得られたとしても、早く行動を始めるのと比べて成果が出るまでのスピードは大きく違ったでしょう。
フリーランスとして成功するためには、まず行動して経験を積み、その中で必要なスキルを身につけていくことが重要です。
「スキルがないから始められない」
「何もないから、スキルを身につけてから始めたい」
と思っている歯科衛生士さん!スキルなしでも始めてOKです。その勇気を持ってください。早く行動に移せば、早く成果が出ます!
フリーランスに必要なスキル
スキルよりも、行動することがフリーランスになるためには必要!というお話をしましたが、フリーランスとして「これ勉強していれば良かったな」と思うスキルについて、お伝えしていきます。
- 営業スキル
- マーケティングスキル
- デジタルスキル
私が歯科衛生士のスキルよりも必要だと思っているのが、この3つです。
歯科医院に突然営業に行って「これ買ってください!」と言っても、なんでも買ってもらえるわけはありませんよね。ですが、この3つのスキルがあれば、どんな商品でも売れるようになるんです。
実は私も現在進行形で、この3つのスキルアップのために勉強中でして…「もっと早く、スキルを身につければ良かったな〜」と思っています。だからこそ、今からフリーランスを目指す方には知っておいてほしいと願っています。フリーランスとして活動する上で、足を止めずに、進み続けられるスキルだからこそ、身につけて損になることはありません。
これは歯科衛生士として臨床をしていく方にも、臨床以外の仕事を始めていく方にも、必要なスキルです。
「スキルがないとフリーランスになるのが不安」という方はぜひ、歯科衛生士としてのスキルを身につけるよりも先に、このスキルを身につけてください。
営業スキル
フリーランスとして仕事を得るためには、営業力が欠かせません。いったい何故か…。
今働いている正社員やパートは、営業をしなくとも、求人票などで歯科医院が提示したものから選んで決める形だったと思います。勤め先が決まれば、特に自分から行動しなくても、仕事がある状態です。
フリーランスは、待っていても仕事は来ません。
フリーランスとして、どんな働き方をするにしろ「こんな働き方の歯科衛生士がいますよ」「歯科医院に必要なこのお仕事しますよ」と自らアピールし、歯科医院に知ってもらい、必要性を感じてもらい、購入してもらう必要があります。
営業力とは、自分自身や、提供する商品・サービスの価値を相手に伝え、納得してもらい、契約や購入につなげる力のことを指します。自分の働き口や案件を得るための基盤です。だからこそ、フリーランスとして働くのであれば、営業力が特に重要なスキルになります。
営業力のスキルは、さらに細かく3つに分けることができます。
- コミュニケーション能力
- 自己PR力
- 交渉力
商品が売れるのは、なぜでしょうか?相手が何かに困っていて、それを助けることができるから、相手は商品を「買おう」となるのです。
営業では、自分の商品の話だけをするのではなく、相手の話を聞き、適切な言葉で自分の考えを伝える能力が必要となります。それがコミュニケーション能力です。コミュニケーションをとって、相手のニーズや課題を正確に理解し、それに対する解決策を提示することが求められます。
フリーランスで、臨床の歯科衛生士としてやっていくのであれば
- 自分には何ができるのか
- どういった価値を提供できるのか
を明確に伝えることが重要です。ここで必要なのが、自己PR力。自分のスキルや経験を魅力的に伝えられる力です。
ここで「自分には何もない」と悲観的になる必要はありません。必ず、あなたの魅力はあります!スキルがないと思っている人ほど、話を聞くと「それは人とは違う魅力ポイントだよ〜!」と思うことが多いんです。自分の魅力探しをするのであれば、一人で考えるだけではなく、誰か他人に相談してみるといいかもしれません。
相手とコミュニケーションをとってニーズを引き出し、自己PRをして、商品を提案したら、最後に案件としてまとめる必要があります。それが、交渉力。報酬や契約条件について話し合い、双方が納得できる形にまとめる力です。高単価で仕事をしていきたいと思うのであれば、より必要なスキルですよね。フリーランスでは、条件交渉が直接収入に影響するため、柔軟で適切な交渉が必要になります。どのように話を持っていけば交渉しやすくなるか、などのポイントを押さえておくと良いでしょう。
この3つの営業スキルを身につけられると、フリーランスとして無双していけます。
歯科衛生士としてのスキルだけでは、仕事を獲得することは難しい場合もあります。営業力を活かして、クライアントに自分を売り込み、信頼を勝ち取ることが重要なんです。
営業活動の一環として、ネットワーキングやSNSの活用もいいと思います。SNSは、自分の仕事をアピールする場として非常に有効です。オンラインでの自己表現ができることで、新たなチャンスを掴みやすくなります。
マーケティングスキル
「マーケティング」…なんとなく言葉は知っているけど、イメージできていない方も多いと思います。私も最初は「マーケティングって何?」と聞かれると、答えられませんでした。
ChatGPマーケティングとは、商品やサービスを顧客に届けるための戦略や活動の総称です。単なる「売る」行為ではなく、顧客のニーズや課題を深く理解し、その解決策を提供することで価値を生み出し、長期的な関係を築くプロセスです。マーケティングの目的は、単なる売上向上ではなく、顧客との信頼関係を構築し、ブランド価値を高めることにあります。マーケティングの主な要素
市場調査(リサーチ)
- 市場調査
- ターゲット設定
- 価値提案
- プロモーション
- ブランディング
- 成果と改善
フリーランスとして仕事をする場合、自分のサービスや提供する価値をどのように伝えるかが鍵になります。マーケティングの基本を理解すると、効率的に集客することができるようになります。
ちょっと小難しい話になってしまいましたが、私の場合はキャリココでサポートを受けていた時に、どのような商品にし、誰に対して提案・売っていくのかを立てていたので、これがマーケティングの中に入っているんだなということを後々知りました。それがマーケティングとは知らないままフリーランスになったのですが、フリーランス歯科衛生士としてやっていくために必要不可欠なプロセスでした。これを自分に落とし込んでいれば、今後新しくチャレンジをするときにとても役立ちます!
ターゲット市場を理解し、提供するサービスが、必要な人にどれだけ価値を提供するかを理解することも、マーケティングの一部です。また、リピーターを増やすために、顧客との関係構築も重要な要素となります。適当に売れば、商品が売れるわけではないので、しっかりと枠組みを作っていくことも必要になってくるでしょう。
デジタルスキル
デジタルスキルは、今やどの業界でも不可欠な要素となっています。自分の集客もですが、クライアントからのニーズがあるなと感じているので、これができるとより価値を上げることができると思います。
フリーランス歯科衛生士として活動していく際にも、
- 請求書や納品書などの書類作成
- 企業とやり取りを行うためのアプリケーションの使用
- 認知活動のためのチラシや名刺作成
- 集客するためのInstagram運用
- セミナーを行う際に使用するスライド資料の作成
など、様々な場面でデジタルスキルは必要不可欠です。
デジタルスキルには疎い歯科医院も多いので、より強化しておくことで、仕事に繋がりやすくなります。
ライターの仕事の場合は、クライアントによって納品物の渡し方が変わります。Microsoft Word・Googleドキュメント・WordPressなど、様々な媒体で納品することになります。中には、確認は必要ないのでホームページに直接掲載してくださいなんていうパターンもありました。最初は、使ったことも触ったこともないものを使いこなすための練習が必要でした。内心「どれか1つにしてくれたらいいのに」と思っていたのですが、相手に合わせていく方が案件を獲得しやすいので、ここは頑張るしかなかったです。
SNSは、自分の価値をアピールする方法としてとても有効です。私も現在、SNSを強化している最中です。SNSだけやればいいとは思いませんが、SNSをうまく使うことで集客に繋がるのは間違いありません!
歯科衛生士として欲しいスキル
では、歯科衛生士のスキルは要らないのか…というと、そういうことではありません。学会の認定衛生士や、専門・特化している歯科衛生士さんは、フリーランスになるスタートラインの時点で有利にはなると感じています。
歯科衛生士スキルは、なくてもフリーランスにはなれるのですが、持っておくと付加価値をつけやすくなります。自分のスキルが充実することで、価値を高め、独立して仕事を得るための重要な要素となることは間違いないです。
- 臨床現場であれば、専門医のいる先生のところで働きやすくなる
- セミナー講師であれば、専門分野に特化したセミナーを行うことができる
- 教育担当として、その分野のスタッフ教育が可能になる
など、歯科の専門分野に特化した歯科衛生士として活動できるため、より価値が高まります。臨床現場以外でも、専門スキルは役立ちます。私の場合は、インビザラインを担当していた経験や、小児専門の歯科医院に勤務していた経験から、専門的な知識を活かしてライターの仕事をすることができています。
また、学会会員や認定衛生士などの肩書きがあると、より信頼度が高くなりますね!もし、今正社員で働いている歯科医院で資格取得ができるなら、辞める前に取得しておくのも1つの手段だと思います。フリーランスになってしまうと、まず歯科医院勤務の日数が減り、症例探しに苦労します。実は私も取得をしようと学会に入会しましたが、症例発表などの準備が難しいと判断し、断念した経緯があります。
今後、歯科衛生士としての地位や価値を上げていきたいと思うのであれば、歯科衛生士スキルを持っておくと今後の活動の幅が広がっていくはずです。
たとえばこんな専門スキルがあると、実際に役立ちます。
- 予防の知識
- 歯周病治療
- 訪問歯科
- インプラント
予防の知識
予防歯科は、業界的にも一般的にも拡大している分野です。予防の認定衛生士はないですが、患者のライフスタイルに合わせた食生活や生活習慣を改善するための指導ができることは、フリーランス歯科衛生士として強みとなります。
患者さんに対して予防的なアプローチを取ることができるスキルは、フリーランスとしての価値をとても高めます。歯周病の予防や、虫歯予防のための指導など、予防歯科に関する知識を深めることが大切です。
助っ人として働く際にも、予防の知識があることで、業務内容の幅が広がったり、歯科医院としてのレベルアップにつながる要素があることで、契約しやすくなります。
また、患者さんに寄り添った指導をすることで、「説明がわかりやすい!」「はじめて聞いた!」「これなら取り入れやすい」と受け入れてもらえると、ファン化に繋がりやすいです。ファン化することで契約継続にも繋げやすいので、助っ人で働きたい方には、特におすすめです!
歯周病治療
『歯周病治療のスキル=歯科衛生士の仕事』とも言えますよね。
歯周病は成人における主要な口腔疾患であり、その治療に対する需要は高いです。歯周病の診断、治療、予防に関する知識を持っていることは、患者さんからも院長からも、信頼される要素となります。
院長からの評価が上がることで、仕事もやりやすくなります。
- 〇〇のペーストを使いたい
- おすすめの物品を仕入れてほしい
- 話をしたいからアポ時間を長めにしたい
など、融通が利くようになると、自分が望む処置ができる環境を作りやすくなります。実際に私も、助っ人で週1しか行っていなかった歯科医院で、物品を増やしてもらったり、PMTCで使用するブラシを新たに購入してもらったりと意見が通ることが多く、信頼してもらえているんだなと嬉しく感じた経験があります。
私自身は歯周病認定衛生士ではないのですが、資格があったらより信頼が高まるだろうなと感じます。
訪問歯科
訪問歯科は、高齢化社会において需要が増している分野です。訪問歯科専門で歯科衛生士を募集している歯科医院があるくらい、需要は今後も高まるところです。
歯科の外来と訪問では、同じ口腔ケアでも患者さんの状態や希望が大きく違います。外来の経験があれば、技術的には訪問の口腔ケアも可能だと思います。ですが訪問は、患者さんの希望も理解せず「治療しなきゃ」でやっていると、患者さんの思いとはかけ離れて行き、クレームや訪問中止に繋がってしまいます。訪問先では、患者さんだけでなく施設スタッフやご家族がいらっしゃいます。そこへも配慮しつつ、うまく連携を取りながらやっていかないといけません。単に臨床の技術のみにとどまらず、それ以外のコミュニケーションスキルなども必要になってくるのです。また、患者さんの歯のことだけでなく、全身疾患にも目を向け把握しておく必要があるので、幅広い知識が必要になります。
すでに訪問歯科のスキルがあり、在宅の高齢者や障害者へのケアが可能な方は、歯科医院にとって欲しい存在です。訪問歯科のスキルは、フリーランス歯科衛生士としての大きな強みとなります。
これからの日本のことを考えると、訪問歯科の需要は増えていくことが予想されますので、スキルアップを今しておくのは良いと思います!
インプラント
いわゆる「オペアシ」と呼ばれる、インプラントなどの外科手術のアシスタントをしている歯科衛生士さん!インプラントは、歯科治療の中でも特に需要が高まっており、高度な技術が必要です。普段の診療では使わない器具もありますし、衛生面などもしっかりしないといけません。これを一から覚えてもらおうとすると時間がかかり、歯科医院としても負担が大きくなるところ。もともと知識のある歯科衛生士だと、助かりますよね。
インプラントのオペアシは歯科助手さんでもできるのですが、インプラント後のメインテナンスや管理は、歯科衛生士の仕事になります。
- カウンセリング
- 患者説明
- オペアシ
- その後の経過観察
- メインテナンス管理
これを全てできる歯科衛生士なんて、そんなにいません。ここまでトータルしてお口の管理ができるという価値は、患者さんも安心しますし、喜んでいただけますよね!
歯科医院としても、トータルで管理できる人がいると、医院としての信頼・信用が上がりますし、かなり助かります。インプラントに関するスキルを身につけておくと、とても貴重な歯科衛生士として活動できます。
スキルがあることで私が得られたこと
スキルを磨くことで、私自身のキャリアや仕事に対する視野が広がり、新たな挑戦ができるようになりました。私がもともと持っていた、もしくは身につけたスキルはこちらです。
- 正社員時代にしていた訪問歯科のスキル
- 副業のために身につけたデジタルスキル
- フリーランスで仕事をするために身につけた営業スキル
- インスタライブで鍛えたトークスキル
- キャリココで身についたマーケティングスキル
これらのスキルがあったからこそ、得られたことが3つあります。
- 信用や信頼につながる
- 新しいキャリアへの挑戦ができる
- 収入の安定と向上
スキルがあることでのメリットをわかった上で、今の自分自身で勝負をしていくのか、スキルを身につけてからフリーランス転身するのかなどを決めていくのも良いのではないでしょうか?
信用や信頼につながる
フリーランスで仕事をしていると「この歯科衛生士、なんなの?」と思われることもあります。私は、見た目が若くみえることに加え、歯科衛生士以外の資格なし、歯科衛生士歴も9年目という中途半端な感じ…クライアントである歯科医師の先生から、最初は良い印象を持たれないことも多々あります。
でも、今できること、自分のスキルを丁寧に提示していくことで、「この歯科衛生士、できるかも!」と少しずつ思ってもらえるようになります。先生の知らないスキルを持っていることで、信用や信頼につながり、一目置かれる存在になれます。そうなると、対等な立場で仕事ができていると感じます。
高い技術力を持ち、患者さんの状態に合わせたケアを提供することで、患者さんからも信頼を得ることができます。患者さんからのリピートや紹介が増えることは、目に見えて分かる評価基準になり、院長からの信用・信頼にも繋がります。
個人的偏見もありますが…先生方は、わかりやすい肩書きが好きです。目に見えて分かる評価基準みたいなものを持っておくと、食いついてくれやすいです。資格でなくとも、具体的にどんなスキルを持っていて、どんな仕事の経験があるのか…また、それを成し遂げたのかどうかを知りたがる先生は比較的多かったと感じています。
新しいキャリアへの挑戦ができる
スキルを磨くことで、より多くの仕事の依頼を受けることができます。特に専門性が高い分野においては、フリーランス歯科衛生士としての価値が高まり、仕事がしやすくなるでしょう。
スキルを活かせば、臨床以外の働き方の選択肢を増やしやすくなります。在宅ワークやリモートワークで、時間や場所に縛られない働き方が実現できます。ライフスタイルに合わせた柔軟な仕事をしたいと思うのであれば、1人でできることを増やしておいたほうが、仕事の幅が広がります。
私がやっている、ライターの仕事もその1つ。こうした新しいキャリアに挑戦することで、フリーランスとしての活動がさらに充実します。専門的な知識を持つことは、他の業界でも価値が高く、フリーランスとしての選択肢を広げていく重要なアイテムの1つだと思います。
収入の安定と向上
スキルが上がることにより、単価が上がり、収入を上げていくことができます。特定の分野に特化したスキルを提供できることは、高額な案件を受けることができるポイントです!
歯科衛生士という1つの肩書きに、付加価値としてのプラスのスキルを持っておくことで、他との差別化を図れます。量産型の商品よりも、何かに特化しているもののほうが希少性が高くなり、価値を高めてくれますよね。
例えばですが、
- 紙質のいいノート
- 名前が入るボールペン
- 無農薬の野菜
など、少し値段は高くても、「これがいい」とファンになって購入する人が一定数いるものです。フリーランス歯科衛生士として活動していく中でも、特化したスキルがあることで価値を高め、単価を上げることも可能なんです。
やっている人が少ない分野に関しては、始めるのも怖かったり、不安に襲われたりすることもありますが…その分、自分に返ってくるものも大きいのでかなり気合が入ります!
スキルは後からでも追いつける
行動を起こさなければ、スキルをどれだけ持っていても意味がありません。
一方で、行動さえすれば、スキルは後からでも補えます。SNS運用が苦手な場合でも、案件を進めながら学ぶことで、徐々に成果を出せるようになります。実際の現場での経験が、最高の「学びの場」となっていきます。
「動きながら考える力」こそが、新しいチャンスを掴み、成長を続ける原動力です。スキルを後回しにしてでも、一歩を踏み出すことが大事です!
フリーランスとして成功している人々の多くは、最初から完璧なスキルを持っていたわけではありません。むしろ、動きながらスキルを学び、必要に応じて調整していったという人がほとんどです。
教材や講座で学べるスキルは、あくまで基礎にすぎません。本当に役立つスキルは、実際の仕事を通じて体得するものです。「もっと準備してから始めよう」と考えるほど、フリーランスとしてのスタートがどんどん遠のいてしまいます。完璧な準備を目指すよりも、まずは一歩を踏み出し、実践しながら改善することが、成功への近道です。
スキルがないから不安と思うのではなく、その不安を原動力に変え、行動することで見えてくる新たなチャンスや成長を楽しんでください。あなたの行動が未来を切り開きます。