歯科医院に勤めるフリーランス歯科衛生士って何してる?始め方まで徹底解説!

みなさんは、フリーランスの歯科衛生士が歯科医院に勤務している実態を知っていますか?

「フリーランスの歯科衛生士になりたいけど、私は臨床しかやったことないし…」
「特別な技術や資格がないと、できないでしょ?」

歯科衛生士さんって、歯科医院で勤務している方が多いですよね。もし、歯科医院で同じように勤務している歯科衛生士が、フリーランスだったら…興味はありませんか?

今回は、歯科医院でフリーランスとして働くことについてお話しします。「フリーランス」と聞くと、なんだかハードルが高そうに思えますが、実はあなたもすでに近いことをしているかもしれません。この記事を読んで、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。

sakura
D.HIT編集部 sakura
千葉県在住 歯科衛生士歴17年目
新卒で歯科メーカーに就職。その後、歯科衛生士として公務員に転職。 結婚・出産を経て、「自由な働き方がしたい」と考えてフリーランス歯科衛生士へ。  現在は、臨床をやりながら、スタッフ教育を含むコンサルタントやオンラインでの歯科相談をして活動中。

フリーランス歯科衛生士が歯科医院で働けるの?

近年、歯科医院でも働き方の多様性が注目され、フリーランスとして働く歯科衛生士も増えています。フリーランス歯科衛生士として歯科医院に勤務することは、可能なんです!

複数の医院と契約し、院長のニーズを叶える

フリーランス歯科衛生士とは、特定の歯科医院に雇用されるのではなく、契約に基づいて業務を行います。
歯科医院側は必要な内容や時期、曜日に応じて、専門性を持つ歯科衛生士の力を借りることができます。そのため、患者の人数の多い時期、特定の施術が必要な時、スタッフの人数が少ない時期など有効的に活用でき、とても便利です。
一方、歯科衛生士側も、自身のスケジュールや専門分野に応じた柔軟な働き方が可能になります。

双方にメリットのある働き方、それがフリーランス歯科衛生士です!

フリーランス歯科衛生士を丸ごと解説!なり方や仕事内容、体験談まですべてお届け
フリーランス歯科衛生士の最新情報を総まとめ!フリーランスになる方法、仕事の種類、在宅ワーク、コミュニティ、体験談まで完全網羅!筆者は実際にフリーのDHとして活躍中。この記事を読めば、フリーランス歯科衛生士に対する疑問がすべて解決!

フリーランス歯科衛生士は、複数の歯科医院と契約を結び、歯科医院のニーズに応じた仕事をしています。

「契約?なんだか難しそうだなー。私には無理だわ。」
「ニーズってなに?よくわかんない…」

確かに堅い言葉になってしまいましたが、契約というのは、「仕事上の約束」のようなものです。みなさんも、今勤務している歯科医院との間にいろんな取り決めがありますよね?求人票に書いてあると思います。たとえば…

  • 勤務は、月・火・水・金・土の週5日、時間は9時30分〜18時(休憩時間は12時〜13時30分)
  • 基本給20万円、資格手当3万円、交通費は全額支給
  • 賞与は年2回2ヶ月分、昇給は年2回1〜2%、保険は歯科医師国保に加入できる
  • 医院内で知り得た患者さんの個人情報などを口外しないこと

などなど、書き出してみれば歯科医院との約束事って結構たくさんありませんか?その条件に同意した上で、みなさん歯科医院にお勤めかと思います。

ニーズというのは、「院長が歯科衛生士に何を求めているか」ということです。たとえば…

  • メインテナンスの患者が多いから、効率よくメインテナンスをやってほしい
  • ユニットを増設して患者を増やしていきたいから、新しい歯科衛生士を採用したい
  • 新人歯科衛生士の教育をするために、経験豊富なベテラン歯科衛生士に教育係をやってほしい

などなど、院長の「これ、やってほしいな」を叶えるために日々仕事をしていると思います。フリーランスとして働く時も、同じです。院長の要望(ニーズ)を満たすことが何より重要になります。

具体的にどんな仕事がある?

では実際に、フリーランスとしてどのようなことができるかお伝えしましょう。

  • 「私は歯科医院が好き」
  • 「臨床が大好き」
  • 「ずっと家にいるよりは、どこかに出向いて仕事をしたい」

という方は、歯科医院で勤務することがオススメです。歯科医院で歯科衛生士がフリーランスとして活躍できる働き方を、4つ紹介します。

コンサルティング
売上アップなど、院長の悩みを具体的にヒアリングして、一緒に解決していく仕事です。今まで、チーフの歯科衛生士として院長と様々な課題に立ち向かってきた方は、解決能力が活かせると思います。内容や介入頻度にもよりますが、月5〜20万円が目指せるお仕事です。
教育
歯科衛生士としてのスキルを、新人の歯科衛生士に教える仕事です。新人に教えた経験のある方や、チーフとして歯科衛生士をまとめたことのある方は、スキルだけでなく新人への接し方なども、経験を活かすことができます。
内容や介入頻度に応じて、月5〜20万円が目指せるお仕事です。
セミナー講師
歯科医院で、マナーやカウンセリング、インプラントオペ介助 など、さまざまな内容のセミナー講師として勤務する方法です。マナーや教養を後輩の歯科衛生士に教えた経験がある方や、インプラント専門医の歯科医院でオペ介助の経験がある方など、ご自身の経験に基づいて、様々な題材で講師として活躍できます。講演料は幅が広いので一概には言えませんが、一つの題材を極めれば、多くの歯科医院で行うことができます。また、需要があれば歯科医院だけでなく、メーカーやディーラーなどとのタイアップセミナーも実現可能です。
助っ人
一般的な臨床業務を行う歯科衛生士です。
具体的には、スケーリングやクリーニング、ホワイトニングの施術など「歯科衛生士業務」と呼ばれるもので、歯科医院のお助け要員となります。
今まで歯科医院で臨床業務をしてきた方なら誰でもでき、特別な知識やスキルは不要です。
高時給で契約できることが多く、週3日勤務で月収30万円を実現している方もいます。
今回は、皆さんにとって再現性が高く、イメージしやすい「助っ人」として働くフリーランス歯科衛生士について深掘りしていきたいと思います!

歯科医院でフリーランスで働くってハードル高そう?実はそうでもなかった!

「フリーランスになるには何か資格が必要ですか?」

これは、私が実際に知り合いの歯科衛生士の方から聞かれたことです。この思い込みは、かなり多くの人が持っているのではないでしょうか。答えは「何もいりません」です。

フリーランスと聞くと、「特別なスキルが必要なの?」と思われがちですが、そんなことはありません。現在歯科医院で働いているあなたなら、フリーランス歯科衛生士としての業務と同じことをすでにやっているんです。

  • 患者さんへの丁寧な対応、説明やモチベーションアップ
  • プラークコントロールの指導
  • スケーリングやPMTC

これらは、フリーランス歯科衛生士としてもそのまま活かせるスキルです。

もちろん、講習会や勉強会に参加してスキルアップしていくことは大切ですが、これはフリーランスに限ったことではなく、正社員やパートとして勤務している歯科衛生士も同じですよね。あなたが日々の診療の中で培ってきたスキルがあれば、フリーランスとして十分活動できます。

歯科衛生士の国家資格さえあれば、これから特別な追加資格や認定を取らなくても、すぐにフリーランスとしての道を切り開くことができるんです。

正社員歯科衛生士とフリーランス歯科衛生士の違いとは

正社員やパートの歯科衛生士とフリーランス歯科衛生士の違いとはどんなことなのか、まとめてみました。

働き方の違い

正社員歯科衛生士
  • 歯科医院側が勤務スケジュールを決める
  • 休暇や休日は就業規則に基づく
  • 業務範囲は歯科医院次により幅広く、予防処置、診療補助、患者対応、雑務など
フリーランス歯科衛生士
  • 自分でスケジュールを組み、勤務時間を決める
  • 特定の業務に絞って働くことが多い
  • 必要に応じて短期間だけ働いたり、特定の曜日・時間帯に限定して働くことが可能

報酬の違い

正社員歯科衛生士
  • 毎月固定給を受け取る
  • 賞与や各種手当(交通費、資格手当など)が支給される場合が多い
  • 社会保険や年金などの福利厚生が整備されている
フリーランス歯科衛生士
  • 報酬は契約内容に応じて変動する(時給や日給、施術ごとの報酬など)
  • 正社員よりも高めの単価が設定されることが多い
  • 健康保険や年金は自己負担

責任範囲の違い

正社員歯科衛生士
  • 歯科医院全体の一員として、日常業務や患者との関係構築、医院運営の一端を担う
  • 院内スタッフとの協力が必須
  • 長期的な視点で医院の成長や安定に貢献する
フリーランス歯科衛生士
  • 契約した業務内容に責任を持つ
  • 短期的、特定の役割に集中するため、医院の経営や長期的な業務運営には直接関与しないことが多い
  • 自分の技術や専門性が評価されるため、常にアップデートは必要

キャリアの自由度の違い

正社員歯科衛生士
  • 安定したキャリアパスが期待できる(勤続年数による昇給や役職の可能性など)
  • スケジュールや働く場所が固定されやすく、自由度が低い
フリーランス歯科衛生士
  • 仕事を選べる自由度が高い
  • スキルや経験次第で収入を大きく増やすことも可能

自己管理の違い

正社員歯科衛生士
  • 勤務時間や業務内容がある程度管理されているため、自己管理の負担は少ない
  • 歯科医院が提供する研修や教育制度を利用できる場合もある
フリーランス歯科衛生士
  • スケジュール管理や仕事の選定、報酬交渉など、自己管理能力が必要
  • 自己研鑽(技術や知識のアップデート)は自分で行う必要がある

安定性の違い

正社員歯科衛生士
  • 雇用契約による収入や福利厚生の安定がある
  • 景気や患者数の変動に左右されにくい
フリーランス歯科衛生士
  • 収入は契約状況や市場の需要によって変動するため安定性が低い
  • 自分で仕事を見つけ続ける必要がある

 

歯科医院でフリーランスとして勤務するメリット・デメリット

正社員とフリーランス、違いを見ていくと、メリット・デメリットも見えてきますね。

メリット
  • 働き方の自由度
  • 収入アップの可能性
  • 多様な経験が積める
  • 専門性を活かし、やる気につながる

働き方の自由度
自分のスケジュールに合わせて、働く時間や場所を自由に調整できるため、プライベートと仕事を両立しやすいです。複数の歯科医院と契約することで、収入源を分散できます。

収入アップの可能性
正社員やパートよりも高い時給や日給で契約することが一般的です。自分の経験やスキルに応じて報酬を交渉できるため、働き方次第では収入を増やせます!

多様な経験が積める
複数の歯科医院で働くことで、さまざまな職場環境や治療方針を学べます。さまざまな症例や患者層に触れることができますし、多くの歯科医師とのやりとりを通じて知見が広がり、スキルアップにつながります。

専門性を活かせて、やりがいにもつながる
得意な分野(予防歯科、訪問歯科など)に特化して働けるため、やりがいを感じやすい傾向があります。患者さんとのコミュニケーションを重視しながら、自分のペースで業務を進められるのでストレスも少なく、「患者さんに感謝される場面が増えた」との声も多いです。

デメリット
  • 収入の不安定さ
  • 自己管理の負担
  • 責任が重い
  • コミュニケーションの難しさ
  • 自己投資が必要、自己負担が増える

収入の不安定さ
契約内容や仕事量によって毎月の収入が変動するので、不安定さはあります。また、契約期間が終了した場合、次の仕事を探さなければなりません。

自己管理の負担
スケジュール管理や確定申告など、自分で対応する業務が増えます。社会保険や有給休暇などの雇用契約上の特典がなく、健康保険や年金は会社員ほど手厚くないため、自分で管理する必要があります。

責任が重い
「フリーランスは、自分の技術や知識が歯科医院から直接評価される。プロ意識が求められる」という声をよく聞きます。また、トラブルがあった際には自己責任で解決することが求められる場面も。

コミュニケーションの難しさ
仕事内容や報酬について、院長と直接交渉していく必要があります。また業務では常勤スタッフとの連携において、歯科医院の文化や働き方に合わせるのが大変な場合もあります。

自己投資が必要、自己負担が増える
研修費や器具の購入費を自己負担することが多いので、経費がかかります。

実際に歯科医院でフリーランスをしている人に聞いてみた!

みなさんも、だんだん助っ人歯科衛生士に興味が湧いてきたのではないでしょうか。実際に私の知り合いで、助っ人として働いているフリーランス歯科衛生士の方に話を聞いてみました。

フリーランス歯科衛生士にインタビュー!

どんな内容の仕事をしていますか?

今契約している歯科医院では、通常の歯科衛生士業務を行なっています。私は歯周病の処置を得意としているので、歯科医師のアシストにつくより、メインテナンスを中心に業務を行なっています。週2日、8〜9時間で働いています。歯科衛生士歴5〜6年ですが、時給は以前勤務していた歯科医院の2倍いただいています。

正社員とフリーランスの違いについて感じていることはありますか?

仕事に対する意識が変わりました!正社員だと当たり前のように毎月お給料が入ってきます。手が空いていてやることがないという時間もあるのですが、それでもお給料はもらえます。でもフリーだと、空き時間でも、高い時給をいただいているんだから自分のできることはしっかりやろう!という意識ができて、いかにそこの医院に貢献できるかを常に考えて行動しています。

契約する時の注意点はありますか?

歯科医院とは、必ず雇用契約を結んでいます。歯科医院との契約は、「雇用契約」と「業務委託契約」がありますが、助っ人として契約を結ぶ時には雇用契約が必須です。何かしらのトラブルが起きた時のリスク管理は、しっかり行う必要があると思っています。

雇用契約の場合
歯科衛生士は「従業員」として歯科医院の指揮命令のもとで業務を行うため、業務上の過失については歯科医院(雇用主)に責任が及ぶ場合が多い。

業務委託契約の場合
歯科衛生士が独立した事業者として業務を請け負っているため、原則として自身の責任で対応することになる。この場合、歯科医院は守る義務を負わないことが多い。

どんな院長先生と契約を結んでいますか?

初めてお話しした時から、明るくコミュニケーションできるな〜とか、思いやりがありそうだな〜とか、好印象の院長が多いです。勤務している最中も「この先生のために、何かできることはないかな」と考えられるので、前向きに思考回路が進んでいきます。

よかったことや、大変だったことは?

よかったことは、業務内容は今までと同じなのに、報酬が高いところです。契約内容以外のことをすすんでやるとすごく感謝される、というところも、やりがいを感じられてやる気につながります!こないだは、受付で電話が鳴っていたので、当たり前のように出たら、院長からすごく感謝してもらえて…感謝されるのって、本当に嬉しいです。

大変だったことは、歯科医院に合わせて細かなルールや器具機材の使用方法が異なるので、覚えるのに時間がかかるところです。これはどこで働く場合でも同じですね。あとは、確定申告が地味にめんどくさいと思ってます(笑)

正社員とフリーランス、どちらがよいですか?

私はフリーランスとして働くことの素晴らしさを知ってしまったので、総合的に考えてフリーランスの方がいいと思っています。ただ、仕事内容から報酬まで、決まりごとはすべて院長と相談して決めていきますので、院長との対話ができるかどうかが、フリーランスになる鍵になるのではないかと思います。

フリーランス歯科衛生士に必要なのは柔軟性とコミュニケーション

いろんな先生と会ってきて、院長は何を求めていると思いますか?

一貫してこれ!というのはないと思います。というのも、歯科医院によって求められている業務や対応方法が違うからです。もし一つ言えることがあるとしたら、柔軟性のある人は好まれると思います。歯科医院でのルールや、各歯科医院のスタッフと良好な関係を築いていける柔軟な方は、言葉を選ばずに言うと院長も使いやすいと思います。

ある歯科医院の院長からは、フリーランスとして勤務して3ヶ月後に「コミュニケーションさえとれれば、よいと思って、うちにきてもらうことにしたんだよね」とさりげなく言われました。なので、院長ともそうですが、スタッフ、患者さん、多くの方と狭い空間の中で関わりを持つ必要性がある歯科衛生士は、コミュニケーション力が重要だと改めて認識しました。

なぜ高単価で助っ人ができるのか?

ここまで記事を読んで、

「わかったわかった。今までと同じ業務で収入アップになりそうだけど、そこのカラクリはどうなってるの?同じ業務で単価アップなんて、なにか裏があるのでは?」

と思った方も多いのではないでしょうか。実は、私もその一人でした。

今までと同じ業務なのに、なぜ収入がアップするのでしょうか。

それは、業務の内容は同じでも、需要の本質が異なっているからなんです。

歯科医院が歯科衛生士を採用する3つのフェーズ

歯科医院が、歯科衛生士を採用するフェーズは大きくわけて3つあります。

第1のフェーズ
正社員の歯科衛生士を採用する(基礎戦力の確保)

まずは、歯科医院の通常業務を行うために、正社員の歯科衛生士を採用します。安定的に患者さんに医療を提供することや、常勤スタッフを通じて医院の理念や診療方針など基盤を作っていくことが目的です。

正社員には長期的な人材育成が可能であり、労働時間や役割が固定されているため、ある程度の安定が得られます。しかし、正社員の採用や育成に時間とコストがかかってしまうことや、患者数の急増や特定の専門分野のニーズに応じきれない可能性があることが課題点です。

第2のフェーズ
パートやアルバイトの歯科衛生士を追加で採用する(部分的な補完)

正社員だけでは対応しきれない業務や、患者さんの増加に対応するため、パートやアルバイトの歯科衛生士を採用します。繁忙期や特定の時間帯(夕方、週末など)の人手不足を解消したり、特定の専門分野(訪問歯科、自由診療の補助など)のニーズに対応するなど、部分的に補填することが目的です。

勤務時間や業務内容を柔軟に設定できるため効率的で、人件費を抑えながら、必要なときに必要な人員を確保することができます。

しかし、パートやアルバイトは勤務時間の制限があるため、全てのニーズをカバーできない可能性が高いです。勤務時間も少なくなる傾向があるため、常勤スタッフとの連携やコミュニケーションが難しくなることも課題です。

第3のフェーズ
フリーランス歯科衛生士や外部専門家を起用する(専門性や柔軟性の最大化)

特定の課題解決に注目して、フリーランス歯科衛生士や外部の専門家を採用します。具体的には、特定の専門分野や短期的な業務のニーズ(例:インプラント術後ケアや訪問歯科の強化)、急な患者数の増加、特定のイベント(キャンペーンや地域イベントなど)に対応できる人材を確保します。

経験豊富なフリーランスは即戦力として活躍し、医院全体のスキルレベルを引き上げたり、新しい技術や視点を持ち込み、医院のサービス向上につながったりすることが期待できます。必要な時期や曜日にピンポイントで依頼できるため、コスト効率が高いです。

フリーランス歯科衛生士との契約ごとに調整が必要で、継続的な関係を築きにくいという課題はありますが、歯科医院サイドとしてのニーズはかなり多いです。

最近では

  • 産休代替や有給消化による人手不足
  • インフルエンザやコロナウィルスによる歯科衛生士の不在

など、緊急性の高い案件であることが多いです。そのため、報酬が高くなることが多いのです。

このように、歯科衛生士の価値の高まりに応じて報酬が支払われていますので、助っ人として働く場合は、自ずと報酬が高くなっていく傾向にあります。歯科医院の緊急性や専門性に応える即戦力が求められ、あなたのスキルや経験が活かせる可能性大です。

フリーランス歯科衛生士は、臨床経験のある人みんなに可能性がある!

厚生労働省の調査によると、就労している歯科衛生士の就業場所は「診療所」が全体の90%以上、つまり9割以上の歯科衛生士が、今現在歯科医院で働いているということです。

フリーランスで「助っ人」という働き方をしている歯科衛生士を、どこか雲の上の存在だと思っている方もいるかもしれません。しかし、助っ人のフリーランス歯科衛生士は、歯科衛生士の資格を持っていて臨床の経験があれば、誰でもなることができます。多くの歯科衛生士が、当たり前のように正社員やパートで歯科医院に勤務していると思いますが、そのほとんどの歯科衛生士に、フリーランスの「助っ人」という働き方への可能性があるのです!

あなたも、その1人ではないですか?

助っ人という働き方を、もっと身近に感じてほしいです!

令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況-2就業歯科衛生士・歯科技工士及び歯科技工所 |厚生労働省

歯科衛生士としてのキャリアには、限界がありますよね。長年勤めていて経験も豊富なのに、あまり給料が変わらない…という声もよく聞きます。「今さら働き方を変えるなんて…」と思っていませんか?そんな人こそ、フリーランス歯科衛生士への転身を視野に入れてほしいんです。

知識も経験も豊富なベテランの歯科衛生士さん。新人教育だって、過去にやったことがありませんか?院長とも、対等に渡り合えるかもしれません。あなたのその積み上げてきた経験を、フリーランス歯科衛生士として、もっと広く、活かすことができるんです。

「私にもできそう!」と思ったら具体的に行動してみよう!

「私にもフリーランス歯科衛生士になれるかも!」と思ったら、まずは以下のステップを試してみてください。

フリーランス歯科衛生士への7つのステップ
  1. フリーランス歯科衛生士の仕事のニーズを調べる
  2. 求人情報のチェックとアプローチ
  3. 履歴書とポートフォリオの作成
  4. 業務内容の確認
  5. コミュニケーションと人間関係
  6. マーケティングとネットワーキング
  7. 継続的なスキルアップ

1. フリーランス歯科衛生士の仕事のニーズを調べる

歯科医院の求人情報やフリーランス歯科衛生士に関する情報を調査し、どのような働き方が可能かを確認します。(この記事を読んである程度、ご理解いただけたでしょうか?)

フリーランスとして勤務する場合、週に何日働くのか、報酬形態(時給・月給・歩合など)を明確に理解しておきましょう。

2. 求人情報のチェックとアプローチ

歯科医院の求人情報サイトや、フリーランス歯科衛生士の求人を掲示しているサイトを活用します。

歯科医院に直接アプローチする方法もあります。事前に電話やメールで自分のスキルや経験を伝え、面接を依頼するのも良いです。

3. 履歴書とポートフォリオの作成

自分のスキルや経験をまとめた履歴書を作成します。フリーランスとしての実績や、特に得意な分野(例えば、予防歯科や歯科衛生指導など)があれば、アピールすると良いでしょう。

もし、ポートフォリオ(過去の症例や実績)があれば、それも併せて準備しておくと、より信頼を得やすくなり、説得力が増します。

4. 業務内容の確認

歯科医院でフリーランスとして働く場合、どのような業務を担当するかを明確にしておきましょう。例えば、クリーニングや予防歯科指導、口腔ケア、歯石除去などです。

また、勤務時間や勤務日数、報酬形態について具体的な話をしっかりと確認しておくことが大切です。

5. コミュニケーションと人間関係

フリーランスで働く場合、院長や、歯科医院のスタッフとのコミュニケーションが円滑であることが重要です。相手との信頼関係を築くために、柔軟で協力的な姿勢を持つようにしましょう。

雇用契約内容をしっかり確認し、トラブルを避けるためにも契約書を交わすことをお勧めしています。

6. マーケティングとネットワーキング

自分自身を売り込むために、SNSを活用したり、地域の歯科医院とネットワーキングを行うことも有効です。口コミや紹介を活用することが、フリーランス歯科衛生士として仕事を広げる大きな武器となります。

7. 継続的なスキルアップ

歯科業界は常に新しい技術や知識が求められるため、研修やセミナーに参加してスキルを磨き続けることが重要です。専門分野を深めることや、他の医療職との連携を強化することも、フリーランスとしての競争力を高めます。

「まずは行動あるのみ!」と思い、7つのステップを記載してみました。

新しいことを始めるのにハードルを感じる最大の理由は、“未知の世界への不安”かもしれません。しかし、準備をしっかり行い、小さな一歩から始めることで、フリーランスとしての働き方は意外と実現可能であることが分かっていただけたと思います。

ですが、

やっぱり自分一人では難しい!
どんなふうに進めればいいの?
私には何ができるの?客観的に私ってどう?

と、様々な課題が出てきたのではないでしょうか。「自分に何ができるのか」を理解していない人は、意外に多いように感じています。

このような方には、自分の強みやライフスタイルにあった働き方と収入のあげ方を診断する無料キャリア相談に、D.HIT公式LINEから申込むことができます。ご興味のある方は、一度相談してみてくださいね。「無料相談まではいかないけど、情報は仕入れておきたい!」という人も、LINEでお友達登録しておくだけでも、他の歯科衛生士の方がどのようにキャリアを形成しているかについて、定期的に情報が得られますので、おすすめです。

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まとめ

歯科医院でフリーランス歯科衛生士として働くことは、柔軟性や収入面でのメリットが多い反面、安定性や責任の重さといった課題もあります。しかし、スキルや経験を活かしながら、自分に合った働き方を実現できるという点では非常に魅力的です。個々のライフスタイルに合わせた働き方ができるのは、正社員では叶わなかったことではないでしょうか。

自分の得意分野を明確にし、小さな一歩から始めてみることで、フリーランスとしての新しいキャリアを切り開くことができるかもしれません!