歯科衛生士に必要なMarketingスキル

「歯科衛生士が身に着けるべき7つのスキル」シリーズ 今回はマーケティングに関する概要です!

マーケティングとは

マーケティングとは一言でいうと「販売戦略」や「売れる仕組み」のことを言います。

マーケティングには様々な業務がありますが、クリニックにおいて、患者様が来院する仕組み、リピートする仕組みを作れる歯科衛生士がいたら、本当に貴重な存在だと言えます。

歯科衛生士がマーケティングに取り組むメリット

「戦略」とは戦いを略すと書きますが、私は「戦わないこと」という解釈をしています。戦わずしていかに成果を出すかということです。すなわち「仕組化」することが戦略だと考えます。

歯科衛生士がクリニックの仕組みづくりをできる存在になれば、例えば出産を経て時短で働きたい場合でも、重宝される存在になると思います。また、クリニックを地域の方々に知っていただくことや、定期的に通っていただくための仕組みも構築することが可能で、これはクリニック経営に直結しており、これができる歯科衛生士は引く手あまたになるでしょう。

広告だけがマーケティングではない

マーケティングに関するイメージを聞くと広告をイメージされる方が多い(※自社調べ)ようですが、広告だけがマーケティング施策ではありません。例えば、定期検診のハガキを送ることや、スタッフの対応で差別化することもマーケティング活動の一つです。

大切なことは、地域や時代に合わせて計画→実行→評価→改善(PDCA)を繰り返しながら、効果的な戦略を組み立てていくことです。

マーケティングに向いている歯科衛生士のマインドとは

マーケティング活動は、コツコツと継続して続けるものが多く、実行と改善を繰り返しながらつくり上げていくものです。従って、比較的継続が得意な方、分析や改善が好きな方に向いている業務です。

最近では、ようやく歯科クリニックでもSNS運用が注目されるようになってきているので、SNSで発信するのが好きな方、得意な方もチャンスが広がってきていると感じています。

歯科衛生士マーケターというキャリア

歯科クリニックのマーケティングは、専門家に外注しているところが多いのが現状です。しかし、本来であればクリニックの中の人が患者様の声を聴きながら、地域の情報を集めながら行っていく方が効果的なものです。

歯科衛生士がマーケティングスキルを身に着けていけば、より効果的な戦略や仕組みを組み立てることができる貴重な存在であり、歯科衛生士の新しいキャリアのつくり方となるでしょう。