「歯科衛生士が身に着けるべき7つのスキル」シリーズ 今回はソリューションに関する概要です!
ソリューション=問題解決能力
クリニックでも日々様々な問題が発生していると思いますが、冷静に状況を把握し問題解決する能力は、歯科衛生士にとって必要不可欠な能力だと考えます。
問題は大きく分けて3つ
解決すべき問題は大きく分けて3つに分類することができます。
- ①発生型 …「仕事のミスがおきた」「売上が落ちている」「採用が出来ていない」など、すでに発生している問題で、課題が明確なものです。
- ②設定型…自ら設定した目標に対して、達成するために必要な解決すべき問題のことです。 (目標と現状のギャップ等)
- ③潜在型…まだ表面化されていないが、今後発生するであろう問題のことです。 リーダーやチーフなどのポジションの方は、この問題に意識を持つことも必要です。
問題を見過ごしているケースが多い
日々あまり問題意識を持たずに生活していると、設定型の問題と潜在型の問題を見逃しているケースは非常に多いと思います。
歯科衛生士3年目以降のキャリアでは、発生する問題を対処するだけでなく、常に問題意識をもち、より良い環境をつくっていくことも求められる能力です。
問題解決のキーワードは「なぜ」「どのようにして」
問題解決のポイントは、問題の原因を分析することから始まります。なぜその問題が起きるのか?その問題の根本原因は何なのか?ということを的確に分析できる能力が必要です。この能力はトレーニングによって鍛えることができます。
そして、発生している問題に対して、どのようにすればその問題を解決できるか?ということを考える癖をつけておきましょう。 「どのようにして」という言葉は未来の可能性をつくりだすパワーワードです。
どのようにすれば、あなたの理想の成果が手に入りますか?
この質問は、クリニック内のミーティングでも、自分自身の人生設計でも問い続けたいテーマです。「こんなこと出来そうにないな」「これは無理じゃないかな?」と思うことも、「どのようにすれば」から思考を始めてみることで、あなたの可能性が広がります。