「動画編集って難しそう」「自分にはセンスがないかも」そう感じている歯科衛生士さんへ。
SNSやYouTubeで流れてくる動画を見て、「こういう仕事、私にもできたらいいのに」と思ったことがある方も多いはず。
実は、動画編集は、特別な才能や大きな投資がなくても始められるのが魅力なんです!
スマホひとつで無料で挑戦でき、自分のSNSを“練習の場”にしてスキルを磨けます。そしてその先には、“仕事として収入になる”という現実があります。
私自身、最初は学んだことを発信する場として投稿していた動画がきっかけで、いまでは企業案件やPR動画の制作など、歯科や美容の分野で仕事をいただくようになりました。
「ただの投稿」が「お金になる仕事」に変わる瞬間は、本当に大きなやりがいを感じます。
この記事では、そんな私の経験をもとに、歯科衛生士ならではの強みを活かせる“意外な動画編集の仕事”と、今日から始められる第一歩、そして仕事につなげるためのヒントをお伝えします。
難しく考えなくて大丈夫。
最初の一歩は小さくても、積み重ねることで確実にチャンスは広がっていきます。
歯科衛生士が活躍できる“意外な動画編集の仕事”
「動画編集」と聞くと、YouTuberや映像クリエイターを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?でも実は、歯科衛生士だからこそ価値を発揮できる“意外な仕事”がたくさんあるんです。
臨床経験があるからこそ、専門知識を正しく・わかりやすく伝えられる。現場を知っているからこそ、患者さんやスタッフが「欲しい!」と思う情報を動画で形にできる。そんな強みを活かせる場面は、SNSだけでなく、幅広く存在します。
- 歯科医院のSNS動画
- セミナー・研修動画
- マニュアル動画
- 企業PR動画
- 美容・健康系や地域PRの動画編集
歯科医院のSNS動画
近年、歯科医院でもInstagramやTikTok、YouTubeなどのSNSを活用して情報発信や集患を行うケースが増えています。
SNSでの発信は、治療の専門性を伝えるだけでなく、「この歯医者さんなら安心できそう」「雰囲気が良さそう」といった“感情的な信頼感”を生み出すことができ、来院のきっかけづくりにもつながります。たとえば「歯ブラシの正しい使い方」や「初診の流れ」を短尺動画で紹介するだけでも、医院の信頼感を高めることが可能です。
このような発信を効果的に行うには、「患者さんの疑問や不安を理解している人が動画を作る」ことが大切です。歯科衛生士であれば、現場で患者さんと関わってきた経験から、共感を呼ぶ切り口や分かりやすい表現を選ぶことができます。
しかし実際には、院内スタッフが忙しく、動画制作に時間を割けないケースが多いのが現状です。そのためSNSの運用を外部に依頼する医院も増えていますが、歯科の専門知識や現場の空気感を理解していないと、伝え方にズレが生じてしまいます。
そこで注目されているのが、“動画が作れるフリーランス歯科衛生士”です。
現場経験を持ちながら発信スキルもある歯科衛生士なら、医院の魅力を的確に伝えられる存在として、活躍できる可能性が広がっています!医院の理念や患者層を理解した上で動画を作れる人材は、非常に貴重なんです。
ただし、歯科医院の動画制作には、専門的な法的知識も欠かせません。薬機法や医療広告ガイドライン、景品表示法、個人情報保護法、著作権法などへの配慮が求められます。単に“動画が作れる”だけでは務まらない、専門性と責任が求められる仕事でもあります。
ちなみに、歯科医院のSNS運用代行や動画編集を行う場合の相場は月5〜15万円前後。専門知識と現場経験を兼ね備えた歯科衛生士であれば、この分野でしっかりと差別化し、信頼されるクリエイターとして活躍することができます。
セミナー・研修動画
学会や院内セミナーなどを撮影した動画を、わかりやすく編集する仕事があります。長時間のセミナーは、録画したものをそのままでは見返しにくいため、要点をカット編集したり、字幕やスライドを組み合わせたりすることで、初めて“教材”として機能します。
これもSNS運用と同様、歯科衛生士でもできる仕事ではありますが、専門用語を理解している歯科衛生士であれば、重要な部分を見極めて編集できる点が強みです。編集した動画は、スタッフ教育用に使われるだけでなく、学会参加が難しい方へのオンライン配信にも活用できます。
私自身も美容関係のセミナー研修動画を編集し、納品した経験があります。実際に取り組む際は、動画の容量が大きいことも多いため、パソコンでの作業や処理方法に慣れておくことが大切です。まずは自分自身で長時間動画を編集できるかどうかを練習してみるのがおすすめです。
セミナー動画編集は規模によって内容や難易度が変わりますが、ニッチな市場である分、単発案件でも比較的高単価が期待できる分野です。
マニュアル動画
新人スタッフの教育に欠かせないマニュアル動画を制作する仕事です。
例えば「滅菌の手順」「アシスタントの立ち位置」「受付対応の流れ」などは、文章や写真だけのマニュアルよりも、動画で学んだ方がはるかに理解しやすいもの。マニュアル動画があれば新人教育の効率が上がり、スタッフへの負担軽減や医院全体の業務改善につながります。また、医院独自の教材を使うことで、スタッフ同士の認識のズレを防ぎ、結果的に離職率の低下にも寄与すると考えられます。
現場経験のある歯科衛生士が制作することで、細かい動作や注意点を反映した実用的な教材になります。マニュアル動画を専門に提供する企業もありますが、個人が関わることで、 医院の文化やスタッフの性格に合わせて柔軟に対応できる のは大きな強みだと思います。ニーズに合わせて細かい修正をしたり、現場ならではの視点を反映したりできる点は、歯科衛生士ならではの価値だと思います。
私自身もマニュアル動画を制作した経験がありますが、その際には「撮影に行くのか」「編集のみ対応するのか」など、事前の線引きをはっきりさせることが重要でした。
企業PR動画
SNS上で「PR」と表記されている投稿や動画を見たことはありませんか?
これは、歯科メーカーや医療関連企業から依頼を受け、製品やサービスの魅力を紹介する動画を制作するお仕事です。
企業から商品を提供される場合もあり、報酬が発生することが多い一方で、投稿内容は企業側のチェックを受けることもあります。
新商品の紹介や使い方の解説、実際に使用してみたレビューなど、専門職ならではの視点を交えて発信することで説得力が増します。これらの動画はSNSだけでなく、展示会や学会ブースで流されることもあり、影響力は大きいです。「現場で働いていた歯科衛生士が発信している」という信頼感は、企業にとって大きな付加価値となります。
私自身も、SNSでの発信がきっかけで再生回数が伸び、それを見た企業からPR案件の依頼をいただくようになりました。小規模な企業から大手まで声をかけていただく機会があり、「一歯科衛生士が企業と仕事をする」という経験はとても貴重だと感じています。
ただし、歯科業界のPR案件は現金報酬ではなく現物支給のケースも多いのが現状です。認知を広げるために受けるかどうかは、人によって判断が分かれるところでしょう。一般企業の方がアフィリエイトや広告の概念が確立されている一方で、大手企業であっても現物支給のみの場合があります。こうした背景を理解したうえで取り組むと、納得感を持って活動できるはずです。
美容・健康系や地域PRの動画編集
歯科にとどまらず、美容や健康、さらには地域PRの動画編集に挑戦することも可能です。歯科衛生士は「口から始まる健康」という知識を持っているため、美容や栄養、生活習慣といったテーマとも相性が良く、専門性を広げやすい立場にあります。
例えば、美容系サロンや健康関連サービスの動画を手がけたり、地域のイベントや観光PR動画を制作したりと、活躍の場は多岐にわたります。在宅で活動しながら地域活性に貢献できるのも、大きなやりがいにつながるでしょう。
また、動画編集は「自分の好きなこと」と掛け合わせやすいのも魅力です。美容が好きなら美容と歯科を組み合わせて発信する、服が好きならファッションと掛け合わせて発信するなど、自分が楽しめるジャンルを取り入れることができます。SNSは掛け算の発信ができる場なので、自分らしい組み合わせを見つけることが、長く続けるコツだと思います。
【歯科衛生士×動画編集】どんな人に向いている?
「動画編集」と聞くとハードルが高そうに思えるかもしれません。でも実際には、特別な才能よりも“ちょっとした性格や得意なこと”が活かせる仕事です。ここでは、歯科衛生士の経験をベースにしながら動画編集に向いている人の特徴をご紹介します。当てはまるポイントがあれば、動画編集はきっとあなたにとって新しいキャリアの選択肢になるはずです。
- コツコツ作業が好きな人
- 人にわかりやすく伝えるのが得意な人
- SNSが好き・流行に敏感な人
- 即行動できる人・勢いのある人
- 分析や改善に向き合える人
- 新しいことを学ぶのが好きな人
コツコツ作業が好きな人
動画編集は、テロップを入れたり不要な部分をカットしたりと、細かい作業の積み重ねです。地道に取り組める人ほど仕上がりが丁寧になり、そのクオリティが信頼につながります。
歯科衛生士の仕事も、器具の準備や滅菌、スケーリングなど「小さな工程の積み重ね」で成り立っていますよね。動画編集も同じで、一見地味に見える細かい作業が、全体の完成度を大きく左右します。
また、動画は1本仕上げるまでに何度も見直しを重ねるため、「少しずつでも進めて完成に近づけるのが楽しい」と感じられる人に向いています。「一気に大きな成果を出したい」というタイプよりも、「コツコツ積み上げるのが得意」という人が力を発揮しやすい分野です。
人にわかりやすく伝えるのが得意な人
患者さんに説明するときと同じように、動画編集でも「どう伝えたら理解してもらえるか」を考えることが重要です。専門用語をそのまま並べるのではなく、かみ砕いて説明したり、例え話を入れたりすることで相手の理解度が大きく変わります。
歯科衛生士は日々、患者さんにブラッシング指導や治療の流れを説明する中で「相手に合わせた伝え方」を自然に身につけています。このスキルはそのまま動画編集に活かせます。例えば、テロップの言葉をできるだけシンプルにしたり、映像の順番を工夫して「一目で伝わる流れ」をつくったりすることができます。
「難しいことをわかりやすく説明できる人」は視聴者からの信頼を得やすく、結果的に動画の価値を高めることにつながります。つまり、患者さんに説明する力=動画編集における伝える力、と言えるでしょう。
SNSが好き・流行に敏感な人
動画の世界はトレンドの移り変わりが早く、「何が伸びるか」は実際に出してみないと分からない部分も多くあります。そのため、普段からSNSをチェックするのが好きな人や流行に敏感な人は大きな強みになります。
例えば、流行りの音源を取り入れたり、今話題のテーマに合わせて発信したりするだけで、再生数が伸びやすくなることがあります。歯科分野の情報でも「トレンド」と掛け合わせることで、一般の人にとって身近に感じてもらえる工夫ができるのです。
また、SNSが好きな人は「投稿を続けること」自体を楽しめるため、継続しやすいというメリットもあります。動画編集はコツコツ積み上げが大事だからこそ、楽しみながら流行を取り入れられる人は伸びやすいでしょう。
即行動できる人・勢いのある人
動画は“完成度100%”を目指すよりも、“8割の完成度でも出す”スピード感が大切です。出してみて初めて、伸びるか伸びないかがわかる世界だからです。
勢いよく投稿できる人や行動が早い人は、試行錯誤のサイクルを多く回せるため、自然と成長スピードも速くなります。逆に「完璧に仕上げないと出せない」というタイプだと、投稿が止まってしまい、チャンスを逃すこともあります。
歯科衛生士の仕事でも、新しい機材や手順をまずは触ってみて覚えることがありますよね。それと同じように、動画もまずは“やってみる”ことが大切です。
分析や改善に向き合える人
ただ動画を出すだけでなく、「どんな動画が伸びたか」「どんな切り口が反応を得やすいか」を分析し、改善していける人は大きな強みを持っています。SNSは“試行錯誤の積み重ね”の世界であり、視聴者の反応を観察して柔軟に変化できる人ほど成長が早いのです。
歯科衛生士の仕事でも、患者さんの口腔内をチェックしながら「なぜ汚れが残るのか」「どう改善すれば良いのか」と考える習慣がありますよね。その分析力や改善意識は、そのまま動画編集にも活かせます。
地道に向き合い続ける姿勢がある人は、動画の質をどんどんブラッシュアップでき、結果として多くの人に届くコンテンツをつくれるようになります。
新しいことを学ぶのが好きな人
動画編集ソフトやSNSの仕様は常に変化しています。新しい知識や技術を学び続けるのが好きな人なら、変化を楽しみながら成長できるでしょう。日頃から研修や勉強会でスキルを磨いてきた歯科衛生士にとっては、自然に馴染みやすい環境です。
私自身、実は飽き性なタイプですが、「動画を作るのは楽しい!」という気持ちがあるからこそ続けられています。思い通りに伸びないこともあれば、逆に予想外の動画がバズることもあり、そのたびに次の挑戦につながります。
どうやって始める?動画編集の第一歩
「挑戦してみたいけど、何から始めたらいいかわからない」そう思う歯科衛生士さん、多いと思います。実は最初の一歩は、誰でもできるシンプルなこと!あなたのSNSで発信を始めてみることです!完璧じゃなくて大丈夫。今日のあなたの投稿が、未来のチャンスにつながるかもしれません。まずは、“出してみること”から始めましょう。
発信の軸を決める
動画を作るうえで意外と大切なのが、「発信の軸」を決めること。
これは、“誰に・何のために・どう見てもらいたいか”という方向性のことです。軸がはっきりしていると、動画の内容や雰囲気に統一感が出て、視聴者から「この人の発信、なんか好き」と感じてもらいやすくなります。
- ペルソナ(誰に届けたいか)
「歯のケアを頑張りたいけど何を使えばいいかわからない20代女性」など、具体的にイメージしてみましょう。相手の生活や悩みがリアルに思い浮かぶほど、言葉の選び方も自然になります。 - アカウントの目的(何のために発信するか)
「自分のスキルを知ってもらいたい」「医院の雰囲気を伝えたい」「採用に繋げたい」など、目的を明確にすることで、動画の方向性が定まります。 - フォローするメリット(なぜ見続けたいのか)
視聴者にとって“このアカウントをフォローする理由”を意識しましょう。歯科の知識がわかりやすく学べる、モチベーションが上がる、癒される——どんな価値を感じてほしいかを決めることが大切です。
そして、軸が決まればテーマは自然と生まれます。テーマさえ揺らがなければ、多少編集が粗くても問題ありません。
例えば「歯科衛生士の1日Vlog」「ASMR風にケアしながら字幕で歯の知識を伝える」「フリーランス歯科衛生士になってよかったことを発信する」など、“今の自分だから伝えられること”をテーマに選ぶのがコツです。
軸とテーマが一致していると、動画全体に統一感が出て、フォロワーが「この人の発信をもっと見たい」と感じてくれるようになります。難しく考えすぎず、「自分が誰に、何を届けたいのか」を一度整理してみることから始めてみましょう。
身近なツールで気軽にスタート
動画編集というと「高価なパソコンや専門的なソフトが必要?」と思いがちですが、自分の発信を始めるのであれば最初はスマホひとつで十分です。CanvaやInstagram、TikTokなど無料で使えるアプリでOK。スマホのアプリは操作も直感的で、テロップ入れやBGM追加も簡単にできます。まずは難しく考えず、日常のちょっとした動画を編集してみることから始めてみましょう。私も最初はスマホだけでリールを作っていて、「これならできる!」と感じられたのが続けられた大きな理由でした。
完成した動画を試すのは、自分のSNSアカウントでOKです。最初からたくさんの人に見られる必要はありません。練習のつもりでどんどん投稿してみるのが、一番ハードルの低い方法です。
実際に出してみると「思ったより反応があった!」とか「この切り口は伸びにくいんだな」と、実践でしか得られない気づきが必ずあります。私も最初の頃に意図せず作った動画がバズったところから、声をかけてくれる企業が出てきました。小さな一歩でも出してみることが、次のチャンスにつながります。
スキルアップのために学びを取り入れる
基本に慣れてきたら、少しずつ学びを取り入れてスキルを磨いていきましょう。YouTubeの無料チュートリアルやオンラインスクール、SNSマーケティングのセミナーなど、学べる場は豊富にあります。独学でも十分成長できますが、効率的に学びたい人は有料講座を利用するのもおすすめです。
私自身はこれまでに3つのスクールに入り、動画編集やSNS運用について体系的に学んできました。その経験から強く感じるのは、初心者の人こそ、「いいな」と思った動画や、伸びている動画を“真似して練習する”ことが一番の近道だということです。ただし、テロップや素材を丸ごとパクるのはNG。自分の素材を使いながら「テロップの出すタイミング」「字幕の位置や構成」を参考にする、というイメージです。
とにかく大切なのは「完璧を目指す前に、自分にできることから発信してみる」こと。真似して学び、テーマを決めて出してみる。この繰り返しが、気づけば動画編集を自分の武器に変えてくれます。
仕事を取る方法のヒント
動画編集をして発信を始めたら、次にぶつかる壁。
「どうやって仕事につなげたらいいんだろう?」
私も、最初はそうでした。でも、大丈夫です。特別なコネやスキルがなくても、できることをコツコツ発信したり、身近な人に声をかけたりするだけでチャンスは広がっていきました!ここでは、私自身も実践してきた「仕事につなげるヒント」を紹介します。
コツコツ発信を続けて、自分のブランドを育てよう
SNS発信は、続けることで“自分のブランド”になります。
最初は趣味の延長でも構いませんが、コツコツと投稿を重ねるうちに、あなたの発信そのものが「この人にお願いしたい」と思ってもらえるきっかけになります。
私自身も最初は、歯磨き粉の紹介や日常のケア動画など、身近なテーマから始めました。すぐに結果が出たわけではありませんが、発信を続けていくうちに企業の方が見てくださり、ギフティングやPR案件などの声をかけていただけるようになりました。
SNSの動画から仕事に繋がるのは、PR案件だけではありません。発信していた動画がきっかけとなり、ある企業の電子版商品情報誌に執筆依頼をいただいたことがあります。さらに、私の動画が企業のPR動画としてそのまま使用されています。
どのような動画を発信するかは、そのまま次の仕事につながります。つまり投稿は“作品集”のようなもので、続ければ続けるほどポートフォリオとしての価値が高まっていきます。
また、動画編集スキルを活かした自己発信は、自分自身のブランディングにもつながります。「歯科衛生士×動画編集」という新しい働き方を発信することで、他の歯科衛生士との差別化ができ、同業や学生にとって刺激になることもあります。たとえば「1日の働き方」や「フリーランスとしてのリアル」を動画にすることで、キャリアを模索する人の参考になったり、講演や執筆の依頼につながる可能性も。
継続して発信を続けることは、未来のキャリアを自分で育てていくことでもあります。たった1本の動画が、思いもよらないチャンスを運んでくるかもしれません。
歯科医院や知り合いに声をかけてみる
もし周りに歯科医院や歯科関係の知り合いがいれば、直接「動画を作ってみませんか?」と提案してみるのも一つの方法です。最初は無償や低価格から始めても構いません。大切なのは「経験を積むこと」と「信頼を得ること」。院内マニュアルやSNS用の簡単な動画でも、作った実績は次の仕事につながります。私自身も知り合いの歯科医院から依頼を受けたのがきっかけで、そこから口コミで案件が広がっていきました。
クラウドソーシングで小さな案件から始める
SNSや知人以外に挑戦したいなら、クラウドソーシングを利用するのもおすすめです。ココナラやクラウドワークスなどには、動画編集の依頼が数多く掲載されています。最初は単価が低い案件も多いですが、経験を積んで評価を集めれば、次第に条件の良い案件も取れるようになります。特に「歯科」や「美容」「健康」など、自分の強みをプロフィールに書くと差別化がしやすいです。
こうした小さな一歩を積み重ねることで、SNS経由・知り合い経由・クラウドソーシング経由と、複数のルートで仕事を取れるようになります。私も今では企業PRや歯科メーカー案件などをやっていますが、最初は小さな依頼からでした。今の自分にできることから、コツコツやりましょう!
まとめ
歯科衛生士の仕事は、臨床だけにとどまりません。動画編集という新しいスキルを掛け合わせることで、働き方の可能性はぐんと広がります。
大切なのは、完璧を目指すことではなく“まず出してみる勇気”。「最初の1本目は経験値」と割り切って、まずはやってみましょう。
そしてもう一つ大切なのは、“続けること”。発信を続けるうちに見えてくること、磨かれていく感覚が、次のチャンスにつながっていきます。
やってみたいなら、やらない理由はありません!
完璧を求める必要はなく、やってみるからこそ、そして続けるからこそチャンスが生まれます。
この記事を読んでいるあなたも、まずは一歩踏み出してみませんか?小さな行動の積み重ねが、きっとあなたの未来を変えていきます。














