“未経験でも始めやすい副業”の情報は散らばり、何から手を付ければいいか迷子になりがちです。
「副業を始めようと思うけど、何を選べば“ちゃんと稼げて続く”の?」
ここが一番の悩みじゃないですか?
そんな悩める歯科衛生士さんたちのために!
【歯科衛生士におすすめの副業12選】を厳選してみました!
今回ご紹介するのは、よくあるスポット勤務やWebデザイナーではなく…
現役フリーランス歯科衛生士から見た、工夫次第で本当に稼げる超リアルな情報をお届けします。
歯科衛生士の資格と経験を活かして稼げる仕事は、こんなにたくさんあるんです。ニッチなところにこそ、市場は広がっています。
私自身、副業で稼ぐために何をすればいいのか迷いに迷い、無駄な時間を過ごした時期がありました。今は歯科ライターとして活動していますが、「最初から知ってたら、時間を無駄にしなかったのにな…」と思うことが多々あります。
これから副業を始める歯科衛生士さんには、時間を無駄にしないでほしい!そんな思いで厳選しました。この『歯科衛生士におすすめの副業12選』から選ぶと大きく外れはないと思うので、ぜひ参考にしてほしいです!
歯科衛生士の副業は、ゼロからじゃない。臨床で磨いた説明力・観察力・衛生観念は、副業でもそのまま“強い武器”になります。
どんな歯科衛生士さんにも、それぞれ合う副業の選択肢が必ずあります。まずは“月+3〜10万円”を目標ラインに、現実的に考えていきましょう。
【診断チャート】あなたに合う副業はどれ?
まずはチャートで、自分の副業をチェックしてみましょう!

副業は「スキル」よりも「続けられるかどうか」が大事です。続けられるかどうかは、“性格と環境の相性”で決まります。時間の使い方・コミュ力・集中力・好奇心など、このあたりを見極めると、スタート地点でつまずかずに済みます。
最初から完璧を狙わず、“小さく始めて継続する”のが成功の秘訣。どんな歯科衛生士さんにも、合う仕事が必ずあります。
今回は、
3つの仕事タイプに分けて、【歯科衛生士におすすめの副業12選】をご紹介していきます!
在宅×スキマ

空いた時間で副業がしたい。そんな歯科衛生士さんに一番選ばれているのが、在宅×スキマ時間型の副業です。このタイプは、職場と切り離して始めやすいのが特徴。
- 仕事の後の1〜2時間
- 休日の午前だけ
- 家事や育児の合間
そんな細切れ時間でも収入につながります。
しかも歯科衛生士は、知識や臨床経験がそのまま武器になるので、一般の在宅副業よりも専門性で差別化しやすいのが強みになります。
「自宅でできて、現実的に伸ばしやすい」歯科衛生士向けの在宅副業を5つご紹介します。
<1>医療・歯科特化Webライター
- 文章を書くのが嫌いじゃない
- 一人で集中するのが得意
- コツコツ積み上げるのが苦じゃない
- 現場の経験を活かして伝えたい思いがある
仕事内容
- 歯科・医療系メディアの記事作成
- 医院HPのコラム
- 製品紹介記事、監修記事の下書き
1記事1,000〜5,000文字が中心で、クライアントのテーマに沿って構成・執筆することが多いです。(私の肌感覚だと)
記事の内容は、「口腔ケアの手順」「ホワイトニングのリスク」「歯科衛生士のキャリアアップ方法」など、歯科関連の中でも、契約している企業さんに寄りけり。自分の得意分野を選んでいくと執筆しやすくなります。
文章力よりも「歯科知識×現場リアル」が最大の武器。患者説明や院内マニュアル作成が得意なら、ライティングとの相性は抜群です。
- クラウドソーシングに登録
「クラウドワークス」「ランサーズ」で“医療系ライター”検索をしてみましょう。しっかりと自己紹介(実績や経験など)をしておくと、スカウトがもらえる可能性が広がります。 - ポートフォリオを作成
自己紹介+過去の記事をまとめておきましょう。記事公開できない場合には実績としてあげれないので、noteや自作コラムの作成をしておきましょう。ライターは、ポートフォリオ提出をお願いされることが多いので準備しておくと良いです。 - 小さく受けて実績づくり
最初は低単価でも、丁寧な納品でリピートを狙っていきます。
相場・月収目安
単価:1文字1〜3円
(専門性が高い場合は5〜10円超もあり)
例)月5記事(3,000文字×1.5円)=約22,500円
スキルアップすれば、継続案件で月5〜10万円も現実的。執筆速度・構成力・SEO理解が上がるほど単価UPも見込めます。
注意点
- 医療広告ガイドライン・薬機法を守る
- コピペ・AI丸投げは即アウト(信頼失墜)
- 個人の体験を書く場合、医院名・患者情報を絶対に出さない
おすすめツール
- Googleドキュメント:執筆・共有に最適
- ChatGPT/Notion:構成・下書き整理
- 文賢・Catchy:校正・タイトル生成補助
最初は1記事100円でも、やってみると“次はこう書こう”が見えてきます。歯科衛生士って、私は意外とライター向きだと思っていて、現場の経験が全部、説得力につながります!
<2>記事監修・校閲(DH視点)
- 正確さ・根拠を重視するタイプ
- 「この表現ちょっと違うかも」と気づける観察眼がある
- 患者指導で“分かりやすく説明する力”に自信がある
- 臨床経験5年以上 or 専門知識に強みがある
仕事内容
Webメディア・企業ブログ・医院サイトなどに掲載される「歯科・口腔ケア・美容医療」記事の内容チェック&修正提案などを行っていきます。
たとえば、
- 「フッ素=危険」など誤った内容を修正
- 保険制度・診療報酬・算定要件の誤りを指摘
- 患者視点で“伝わる言い回し”にリライト
- 医療広告ガイドライン・薬機法に触れない表現へ調整
専門用語・患者理解・現場リアルの3点を担保するポジションです。
- 医療系ライター実績を作る
まずは自分で執筆し、信頼性を示せるようにします。 - 監修者・チェック担当として応募する
クラウドワークスで「医療監修 募集」で検索をしてみましょう。また、ライター界隈ではX(旧Twitter)で募集をかけていることも多いです。アカウントがない方は作成しておくことをおすすめします!
- ポートフォリオに得意領域を明示する
「歯科予防・MFT・口腔機能・在宅歯科・高齢者ケア」などのように、具体的に書きましょう。
相場・月収目安
記事1本:3,000〜10,000円
内容・文字数・難易度で変動。専門性が高いものほど価格も高くなります。継続案件が多く、1社あたり月3〜5記事を担当するケースもあります。
月収例1)3,000円×5本=15,000円
月収例2)8,000円×3本=24,000円
慣れてきたら複数メディア掛け持ちで月5〜10万円も可能!
注意点
- 医療広告ガイドライン/薬機法をしっかり理解しておくこと(監修者責任あり)
- 根拠を示す際は出典(論文・厚労省資料)を確認
- 修正提案時に“上から目線”はNG!丁寧に理由を添える
最近は、AI生成文(ChatGPTなど)の監修依頼も増加中。出典確認が特に重要となってきます!AIを活用している企業さんは多いのですが、やはり専門性が高ければ高いほど、専門家による最終チェックは必要です。
おすすめツール
- PubMed/CiNii/厚労省e-Stat:エビデンス検索
- Googleスプレッドシート:修正ログ管理
- 文賢/Grammarly:文章校正サポート
“医療記事の監修”って聞くと難しそうだけど、実際は、“歯科的にこれは正しい?”をチェックする仕事です。専門職だからこそ、DH目線のサポートは想像以上に需要があります。
<3>歯科医院のSNS運用代行/広報
- SNSが好きで、発信に抵抗がない
- デザイン・文章どちらも興味あり
- 院長の“想い”を形にするのが得意
- 「誰にどう伝えるか」を考えるのが好き
仕事内容
医院のInstagram・LINE・Facebookなどの運用を代行。投稿の企画からデザイン、文章作成、コメント返信、時にはキャンペーン設計やスタッフ撮影まで行います。
(具体的な業務例)
- 月4〜8投稿のスケジュール管理
- Canvaでの投稿デザイン作成
- 院長・スタッフへのヒアリング
- 投稿分析・フォロワー増加施策
- Googleビジネスプロフィールと連携(MEO対策)
現場を理解している人が書くSNSは、患者・求職者どちらにも刺さるのが強みです。
- ポートフォリオを作る(CanvaでOK)
実際にどんな感じになるのか、実例を見せるのが最優先です。自分のアカウントとは別にもう1つ「架空の歯科医院アカウント」を作り、SNS運用していくと、実績として提示しやすくなります。 - SNS経由または知人医院に声かけ
「SNS代行・広報サポートしています」と自分を宣伝しておきましょう。知り合いのクリニックさんのアカウントをモニター価格で始めるのも良いかも! - 成果を数値化(投稿リーチ・保存数など)
分析できる人=信頼される人となります。Googleスプレッドシートでアカウントの管理をしていきます。分析できないようだと、『ただInstagramをしている歯科医院』になるので、目的を定めて必要なことを行なっていきましょう。
相場・月収目安
月額:30,000〜100,000円(医院規模や、投稿頻度で変動)
単発(投稿作成のみ)1投稿あたり3,000〜8,000円で継続契約になることが多く、1歯科医院で、月5万円前後が安定ラインになってきそうです。
医院が複数あれば、2件運用=月10万円もかなり現実的な数字!企画+デザイン+運用で報酬が上がる“積み上げ型”の仕事です。
注意点
- 医療広告ガイドラインに違反しない表現を使う(一部の条件以外はビフォーアフター写真NGなど)
- 患者情報・個人が特定される画像は厳禁
- 医院の「理念・方向性」を事前に理解しておく
- 炎上防止のため、投稿内容は必ず院長確認を!
おすすめツール
- Canva/CapCut:デザイン・動画編集
- Metaビジネススイート:予約投稿&分析
- ChatGPT+文賢:キャプション作成・推敲
- Googleスプレッドシート:運用スケジュール管理
「SNSはやりたいけど、忙しくて更新できない…」というのは、歯科医院に共通の悩み。そこに広報代行として入る、歯科衛生士の新しい働き方です。
SNS運用代行って、ただ“更新する”だけの仕事ではありません。“どうしたら患者さんに届くか?”を考える企画職なんです。歯科の知識と、発信のセンス、どっちも活かせるのが最高に楽しい仕事!得意な歯科衛生士さんであれば、苦にならず、楽しみながら仕事をしていけるでしょう。
<4>採用原稿・医院紹介記事の作成
- 文章で人の気持ちを動かすのが好き
- 職場の「雰囲気」や「人柄」を言葉にするのが得意
- 経営者や院長の考えを引き出すのが得意
- ライター・インタビュー経験がある or 興味がある
仕事内容
採用ページや求人媒体(ジョブメドレー・グッピーなど)向けに、医院紹介・スタッフインタビュー・採用メッセージ記事を作成。広報+ブランディングの要素も強い仕事です。
(主な構成例)
- 院長インタビュー(理念・想い)
- 職場紹介(雰囲気・人間関係・働き方)
- 求める人物像
- 1日の流れ or スタッフの声
- 応募導線(CTA)
ライターとしてだけでなく、採用戦略パートナーとして医院と伴走することもあります。
- ポートフォリオを作る
自分が働いた医院や架空医院の「紹介記事」を練習で書いておきましょう。 - SNS・HPで“採用ライター”を名乗る
「歯科衛生士目線で書く採用記事」で差別化をしていきます。 - 取材や納品の流れをテンプレ化
打ち合わせ~納品までのフローをシート化しておくと、流れがわかり、商談もしやすくなります。
相場・月収目安
記事1本(3,000〜5,000文字):10,000〜30,000円
取材あり(撮影・構成込み):30,000〜80,000円
継続契約なら月3〜5件で10〜20万円ラインも可能になってきます。特に、医院ブランディングまで考えられる人は単価が倍増する傾向があると感じています。
注意点
- 事実と演出のバランスが命。盛りすぎは逆効果
- 医院名・スタッフ写真の使用許可は必ず確認
- 離職理由など“ネガティブな内部情報”は書かない
- 医療広告ガイドライン(採用でも表現ルールあり)に注意
おすすめツール
- Googleフォーム:スタッフアンケート
- Canva/Fotor:画像加工・記事用ビジュアル
- Zoom/Notta:オンライン取材・文字起こし
- Googleドキュメント:共有・校正管理
「求人を出しても応募が来ない」この悩み、歯科医院の永遠のテーマです。求人票に“給与と時間”しか書いてないと、どこも同じに見えてしまう。その中で、“現場を知る歯科衛生士”が書く原稿は、圧倒的な説得力を持ちます。
実際に取材をして院長や医院の“らしさ”を引き出し、採用記事にまとめていきます。スタッフとの信頼関係づくりにもつながるから、“書く仕事”というより“人の想いを形にする仕事”という感じです!
<5>在宅リモート事務(マニュアル整備・QA)
- コツコツ型で、正確な作業が得意
- マニュアル作りや整頓が好き
- Excel・Word・Googleドキュメントやスプレッドシートが苦じゃない
- 現場経験を“仕組み化”したいタイプ
仕事内容
歯科医院や歯科コンサル会社、制作会社などからの依頼で、マニュアル・QA(よくある質問)・院内書類の整備を行います。
たとえば、
- 新人教育マニュアルの作成・更新
- スタッフ研修資料の整理
- 患者対応フロー・電話マニュアルの文面修正
- Q&A集のライティング(HP掲載用)
- 院内掲示物・ツールのテンプレ整備
Word・Googleドキュメント・スプレッドシートを使って、“情報をわかりやすく整理する力”が求められます。
- 医院マニュアルや資料作成の経験を棚卸し
過去に自作したチェックリストや引き継ぎノートがあれば、それをポートフォリオ化します。 - 業務改善・資料作成の得意分野を明記
例:「新人教育マニュアル作成」「電話対応QA整備」など。 - SNSで発信・クラウドソーシングで応募
「歯科衛生士×リモート事務」で探すと競合が少ない、ブルーオーシャンです!
相場・月収目安
マニュアル作成:10,000〜30,000円
QA/資料整備:1ページ 2,000〜5,000円
定期更新契約(月額サポート型):20,000〜50,000円
定期依頼が入りやすいジャンルなので、継続3件で月8〜10万円も十分狙えます。定期的に同金額が入ってくる案件というのは、魅力ですよね!
注意点
- 個人情報は絶対に記載しない
- 医院マニュアルの内容は守秘義務が発生
- 共有データの管理は慎重に
- 納品形式は事前に確認(Word/PDF/スプレッドシートなど)
おすすめツール
- Googleドキュメント/スプレッドシート:マニュアル・一覧表作成
- Notion/ClickUp:タスク・進行管理
- ChatGPT:マニュアル文面のテンプレづくり補助
- Canva:見やすいレイアウト調整・マニュアルデザイン
- GoogleDrive・Dropbox:共有データ管理
「リモートでも歯科の知識を活かしたい」そんな人にぴったりなのが、この在宅リモート事務。単なるデータ入力ではなく、医院の仕組みを支える仕事です。現場で「これ、マニュアルあればいいのに」って思っていたこと、実は全部仕事になります!歯科衛生士の経験がそのまま“業務設計スキル”になるって気づいたとき、副業の幅が一気に広がりますよ。
現場×専門性

このタイプは言い換えると、“歯科衛生士じゃないと成立しない副業”。
- 臨床経験
- 患者指導のスキル
- 口腔ケア/小児/高齢者/MFTなどの専門領域
これらがそのまま商品になるので、単価が上がりやすく、信頼で仕事が増えやすいのが特徴です。
「副業=まったく別の仕事」じゃなくて、歯科衛生士としての延長線上で収入を増やしたい、という方にオススメ!そんなお仕事を4つご紹介します。
<6>MFT・口腔機能トレーニング指導
- 子どもの成長や発達に関心がある
- 口腔機能や姿勢・呼吸などを学ぶのが好き
- 教える・サポートするのが得意
- 専門性を深めて“講師・指導者”ポジションを目指したい
仕事内容
- 小児・成人へのMFTトレーニング指導
- オンラインでのカウンセリング・練習サポート
- トレーニングメニュー作成(舌・唇・頬・呼吸)
- 口腔機能発達不全症への対応・記録・経過観察
- 保護者や患者向けのセルフケア資料作成
最近は「オンラインMFT」「親子MFTサポート」の需要も増加中です。歯科医院に属さず個人で行う人も多く、指導+教材販売を組み合わせる人も。
- MFT・摂食嚥下・呼吸関連の講習会を受講
すでに知識や技術を持っている場合は必要ないですが、基礎(土台)を固めるために必要です。
- 自分の指導メニューを設計
年齢別・目的別に、「舌癖改善コース」「口呼吸改善」「滑舌トレーニング」など独自のメニューを作成できると独自性が出ます。 - SNS・LINEでモニター募集→実績づくり
before/afterの写真・動画をUPすることで信頼性をUPしていきます。
相場・月収目安
| 初回カウンセリング | 3,000〜8,000円 |
| 継続サポート(月2〜4回) | 10,000〜30,000円 |
| オンライン講座・グループセミナー | 1回5,000〜15,000円 |
独立型で月5人の生徒を持てば、月収5〜10万円は十分可能!歯科医院勤務と並行して行うDHも増えています。
注意点
- 医療行為ではなく“トレーニング指導”として実施する
- 医院外で行う場合は守秘義務・名称使用に注意
- 指導資料・教材の著作権は自作 or 許可取得必須
- 効果表現(例:「治る」「改善する」)はガイドライン上NG
おすすめツール
- Zoom/Google Meet:オンライン指導
- Canva/Keynote:資料・スライド作成
- Notion/LINEオープンチャット:進捗管理・受講者フォロー
- Stripe/STORES:決済システム構築
「臨床で伝えきれない“口の使い方”を、もっと教えたい」そんな想いがある人にはぴったりの仕事です。MFT(口腔筋機能療法)は、歯科衛生士の“教育的スキル”を活かせる分野。“トレーニングで変わる”を実感してもらえた瞬間、技術職としての喜びを感じられます。現場で教えるのもいいけど、オンラインでも可能!“全国の親子をサポートできる”と思うと、やりがいも変わってきます。
<7>院内・介護現場向けの研修講師
- 教える・伝えるのが好き
- プレゼン・資料作成に抵抗がない
- 現場の困りごとを分かりやすく言語化できる
- 専門分野(口腔ケア・摂食嚥下・感染対策など)に強みがある
仕事内容
- 歯科医院スタッフ研修(接遇、感染対策、器具管理、口腔ケアなど)
- 高齢者施設・訪問現場での口腔ケア研修
- 医療・介護従事者向けのオンライン講座
- 学校・行政イベントでの講演(市民講座など)
講座の内容は「基本手技の見直し」から「誤嚥予防・多職種連携」まで幅広く、講師1人で完結できる実務型スキルとして需要が高まっています。
- テーマを1つに絞る
「誤嚥予防のための口腔ケア」「新人教育用ブラッシング研修」など、まずは1つに絞りましょう。なんでもできるのも良いのですが、最初は1つに特化すると始めやすいですし、迷いがなくなります。 - スライドを作成する
写真・動画を入れて“目でわかる資料”を意識していきましょう。資料以外にも、必要物品や準備してもらうものなど、整理しておきましょう。 - SNS・地域連携会・行政窓口にPR
「歯科衛生士による出張研修」ニーズは、実は多いです。ですが、公共事業になると開始するまでに時間がかかるので、早め早めの準備をして動いてくことがポイントになります。
相場・月収目安
| 院内研修(60〜90分) | 10,000〜30,000円 |
| 施設・団体依頼(半日〜1日) | 30,000〜80,000円 |
| オンライン講座・セミナー登壇 | 5,000〜20,000円/回 |
定期開催が取れれば、月5〜10万円の安定収入にもなります。特に「講師+資料販売」や「動画配信」での収益化が伸びています。専門職向けなので、一般向けよりは単価が高くなります。
注意点
- 使用する写真・症例は必ず権利確認を行う
- 根拠のある内容にする(厚労省・学会・教本を引用)
- 医療従事者向け講座では“教育”に徹し、診療行為に踏み込まない
- 営業要素が強い発言(特定製品のPR)はNG
おすすめツール
- PowerPoint/Canva:スライド作成
- Zoom/Google Meet:オンライン講演
- Googleフォーム:アンケート・満足度回収
- STORES/Peatix:セミナー集客・決済
「現場の“分からない”をなくす」それが研修講師の役割です。歯科衛生士の経験をもとに、院内教育・施設スタッフ向け研修・地域講演など、多職種への教育を担う存在となれます。講師って特別な人がやる仕事だと思いがちですが、“明日から現場でできること”を伝えるだけで感謝されます。必要と思われる内容にしていけるか、ターゲットや競合他社のリサーチが重要になります。
<8>写真・動画制作(患者教育・採用広報)
- 撮影や編集が好き・興味がある
- SNSの見せ方やビジュアル構成を考えるのが得意
- 「伝わる」より「伝えたくなる」映像を作りたい
- 現場を知ってるから、安心感のある素材を作りたい
仕事内容
- 患者教育向け動画(セルフケア・MFT・ブラッシングなど)
- 採用広報向け動画(スタッフ紹介・医院PV・インタビュー)
- SNS・YouTube用ショート動画(15〜60秒)
- 写真撮影・編集(院内・人物・器具・素材)
企画構成・撮影・編集を一貫して行う場合もあれば、撮影だけ・編集だけの委託パターンもあります。
- スマホ+無料アプリで練習撮影
「院内の照明」「器具の質感」「スタッフの笑顔」を意識して撮れるようになりましょう。本格的なカメラがなくても、気軽に撮影できるスマホカメラでOKです。 - ポートフォリオを作る
CanvaやNotionで「動画リンク+サムネ+説明」をまとめます。サムネも重要要素なので、デザインの知識があると優位です。 - SNS・医院・制作会社へ提案
「歯科衛生士目線で作る安心できる映像」を武器に営業していきましょう。SNSを勉強している人よりも勝るところを強みに企画提案をしていけると強いです。
相場・月収目安
| 内容 | 単価目安 | 備考 |
|---|---|---|
|
写真撮影 (半日) |
10,000〜30,000円 | 編集・納品込み |
|
動画制作 (1本) |
15,000〜80,000円 | 導入動画や採用PVなど |
|
ショート動画(月契約) |
月3〜10万円 |
SNS運用代行と組み合わせも可 |
継続契約になりやすく、「月3本動画+写真素材」で5〜10万円が平均ライン。クオリティーが高くなれば、単価も必然的に上がります。
注意点
- 患者・スタッフの顔出しは必ず同意書をもらう
- 医療広告ガイドライン・肖像権・著作権の遵守必須
- 器具名・症例の写り込みに注意
- 編集時に「診療説明と誤解される表現」を避ける
おすすめツール
- CapCut/VN/Premiere Rush:動画編集
- Canva/Lightroom Mobile:写真加工・サムネ作成
- Google Drive/Dropbox:素材共有
- Notion/AirTable:撮影スケジュール・素材管理
「院内の雰囲気をうまく伝えたい」「患者さん向けにブラッシング動画を作りたい」など、こうした要望、どの歯科医院にもあります。それを歯科の知識を持つクリエイターが作るからこそ、現場にフィットした動画になっていきます。“歯科×動画”って、意外と無限の可能性があると思っています!患者さんへの説明動画なども、よくあるものではなく院内のスタッフがしていたほうが、患者さんとの距離も近くなれそうではないですか?やり方次第では、誰もやっていないところを狙えると思います。
<9>セミナー・イベント企画運営
- 人をまとめるのが得意
- 新しいことを企画するのが好き
- 教える・学ぶ・共有する空間を作りたい
- 歯科業界を“もっと明るく楽しく”したい
仕事内容
- 歯科衛生士・学生・介護職向けセミナー企画・運営
- オンライン勉強会・ワークショップの主催(Zoom・YouTube Liveなど)
- 講師アサイン・集客・配信サポート
- イベント後のレポート記事・SNS発信
最近は、企業協賛型(製品PR兼ねる)や、地域・行政とコラボするパターンも多いです。“講師側だけでなく運営側”としてのスキルも、今後かなり評価されてくると思うので、チャレンジするのはありだと思います。
- テーマを決めて小規模開催からスタート
「DH×副業」「小児歯科の連携」「MFT入門」などを決め、どのくらいの規模でするか整理しましょう。 - 共同主催・登壇を経験して信頼構築
まずは、友人DH・講師・企業とコラボ開催だと始めやすいです。 - セミナー運営のテンプレを作る
案内文・当日進行・アンケートフォーム・LP構成を定型化していきます。
相場・月収目安
| 内容 | 単価目安 | 備考 |
|---|---|---|
| オンラインセミナー企画・運営 | 20,000〜50,000円/回 | 集客・進行・配信含む |
| 登壇料(講師) | 10,000〜30,000円/回 | 内容・実績により変動 |
| イベント企画・取材記事制作 | 30,000〜80,000円/件 | 広報・記事納品含む |
個人で月2〜3件運営すれば、月収5〜10万円+人脈構築が同時に叶います。
注意点
- 著作権・使用画像・音楽の権利確認を忘れずに
- 個人情報(参加者リスト・発言内容)を第三者に共有しない
- 協賛企業が絡む場合は「広告表現・利益相反」の確認必須
- Zoomウェビナーは録画・配信ルールを事前共有しておく
おすすめツール
- Zoom/StreamYard:オンライン配信・録画
- Canva/Notion:告知画像・進行台本作成
- Peatix/STORES/PassMarket:申込管理・決済
- Googleフォーム:アンケート・参加者データ管理
セミナーやイベントは、「歯科衛生士の知識を届ける場」+「つながりを生む場」です。オンライン開催も増えており、全国の参加者を巻き込めるのが大きな魅力。“登壇する側”より、“場を作る側”になったら、見える景色が変わることもあります。参加者の笑顔を見た瞬間、“この仕事しててよかった”って思えるやりがいにつながります!自分の想いを形にできるのが、この仕事のいちばんの魅力です。
資産化(教材・メディア)

在宅も専門性もいいけど、「働いた分だけじゃなく、積み上がる収入が欲しい」そんな方は必見!資産化型の副業です。
「資産化」というのは、“一度作ったものが、あとからも収入を生む仕組み”のこと。
歯科衛生士は、「現場で当たり前にやってきたこと」が、一般の人や他のDHにとって欲しい情報になりやすいです。つまり、経験を整理して形にするだけで、立派な商品になるんです!
ここでは資産化のお仕事を3つ紹介します。
<10>デジタル教材・テンプレ販売
- デザインや資料づくりが好き
- 教える・まとめるのが得意
- 継続的に収益を生みたい
- SNSやnoteなどで発信経験がある
仕事内容
- 教育用テンプレ(新人教育・マニュアル・MFT・口腔ケア記録)
- SNS投稿テンプレ(医院広報・採用・予防啓発)
- 講座資料・配布スライド
- セルフケア教材/保護者向けPDF教材
作成ツールはCanvaを使っている歯科衛生士さん、多いです。販売は、STORES、BOOTH、BASE、note、Instagramショップなど、誰に販売するのかによって変わってきます。
- 自分が過去に作った資料を再利用・再設計
「新人指導チェックリスト」「患者説明シート」など整理していきます。 - Canvaでテンプレ化し見た目を整える
同業者が“そのまま使える”デザインにしましょう。 - 販売ページを作成(STORES/BOOTHなど)
使用例・レビュー・使い方動画を載せると成約率UPします。
相場・月収目安
| 商品タイプ | 価格帯 | 備考 |
|---|---|---|
| Canvaテンプレ(医院用・教育用) | 1,000〜3,000円 | 手軽に購入されやすい |
| PDF教材(指導・学習系) | 1,500〜5,000円 | セミナー併用で単価UP |
| 講座パッケージ・動画付 | 10,000〜30,000円 | サブスク販売・講座展開も可 |
注意点
- 医療情報・指導法の根拠を明示し、誤解を招く表現は避ける
- Canva素材やフォントの商用利用ルールを必ず確認
- 医院名・患者情報など固有情報は削除してから公開
- 無断転載・コピー販売対策に透かし・利用規約を設定
おすすめツール
- Canva:テンプレ作成・販売画像制作
- STORES/BOOTH/BASE:販売プラットフォーム
- Googleスライド/PDFエディター:教材整備
- note/Instagram:集客・発信・導線設計
歯科業界ではまだまだ個人クリエイターが少なく、ブルーオーシャンな市場です。「これ、私が新人のときに欲しかった!」と思う資料をテンプレにすれば、想像以上に反応が出てくると思います!同じ悩みを持つDHが多いからこそ、“自分の経験”が商品になります。
<11>ホワイトニング/カウンセリング資料の作成代行
- デザインやまとめ作業が得意
- ホワイトニングや審美領域に興味がある
- 患者説明やコミュニケーションに強い
- 美的センスとロジカルさ、両方あるタイプ
相場・月収目安
複数医院と契約できれば、月5〜15万円も安定ラインです。「デザイン+歯科知識」がセットで提供できる人は希少になります。
注意点
- 医療広告ガイドライン・薬機法を遵守(Before/After写真、効果表現NG)
- オフィス・ホーム・自費/保険の表現は正確に
- 医院ロゴ・価格などの情報は、納品前に必ず確認
- デザイン素材・写真の著作権・商用利用許可をチェック
おすすめツール
- Canva/Adobe Express:デザイン制作
- Googleスライド:構成提案・共有
- STORES/BOOTH:テンプレ販売併用可
- ChatGPT+文賢:文面・説明文作成補助
ホワイトニングは「説明の上手さ=成約率」に直結します。だからこそ、医院側もわかりやすく信頼できる資料を求めています。そこを歯科衛生士が“代行制作”するのが、この副業のポイントです。患者さんが“ここなら安心”と思える瞬間を作れるのは、まさに“伝えるケア”だと思います。
<12>歯科用品レビュー&アフィリエイト
- 新しい歯科グッズ・口腔ケア用品が好き
- SNS発信や文章を書くのが得意
- 「おすすめ理由」を分かりやすく伝えられる
- 継続的にコツコツ投稿できるタイプ
仕事内容
- 歯ブラシ・歯磨剤・フロス・洗口液などのレビュー記事作成
- Amazon・楽天・公式サイトへのアフィリエイトリンク設置
- SNS(Instagram/TikTok)での紹介・比較投稿
- noteやブログでの商品紹介・ランキング企画
レビューの形は自由です。写真・動画・記事・ストーリーズなど、どんな媒体でもOK!
- レビュー用アカウントを作成(Instagram/noteなど)
テーマを明確にするのがポイントです。「歯科衛生士が本音でレビューする口腔ケアグッズ」など、歯科衛生士の推しを全面に出していきましょう。 - ASP登録(アフィリエイトサイト)
A8.net、もしもアフィリエイト、楽天ROOM、Amazonアソシエイトなど、様々な種類があるのでやりやすいのを選んでいきます。 - 信頼性重視で発信
商品リンクよりも“なぜおすすめするか”を丁寧に説明していくことを意識します。歯科衛生士という肩書き+信頼性を遺憾なく発揮していきましょう。
相場・収益目安
| 種類 | 収益目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 物販アフィリエイト (Amazon/楽天) |
販売金額の1〜10% | 継続収益型 |
| PR案件(1投稿) | 5,000〜50,000円 | フォロワー数により変動 |
| note/ブログ経由収益 | 1〜10万円/月 | PV・SEOによる |
投稿の積み上げでストック収益+案件収入の両輪を作れるのが魅力です。
注意点
- 広告であることを明記(ステマ規制対応:「#PR」「#広告」必須)
- 医療機器や薬用商品の表現は薬機法に注意(「治る」「効果」などNG)
- 提携リンク切れや価格改定の定期チェックを忘れずに
- 口コミ改ざん・虚偽レビューは信頼失墜に直結
おすすめツール
- Canva:レビュー投稿デザイン
- CapCut:動画編集
- note/WordPress:レビュー記事執筆
- A8.net/もしもアフィリエイト/楽天ROOM:提携管理
- Googleスプレッドシート:案件・報酬管理
「どの歯磨き粉がいいの?」「電動歯ブラシってどれがいい?」そんな、一般の人が検索している情報を、“歯科衛生士目線でレビュー”するだけでも価値があります。信頼性の高い発信者としてファンが増えるほど、収益も伸びていく分野です。“好き”を仕事にするってことかもしれません。一般の人からすれば、歯科衛生士は口腔ケアグッズのオタクなので、フォロワーが増えて案件が来る流れも作りやすいです。
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“本業×副業”の相乗効果でキャリア選択肢を増やす
これからは、“本業×副業”の相乗効果でキャリアをデザインする時代。「どちらか一方を選ぶ」時代ではなくなっています。
「副業なんて…」と言う人は無視していい!と、私は思っています。
本業では、臨床スキル・チーム連携・患者対応など、実践的な力が磨かれます。一方、副業では、企画力・発信力・文章力・マーケティング思考など、“職場では学べないスキル”を得ることができます。
この2つを掛け合わせることで、
- 患者さんへの説明がより分かりやすくなる
- 医院の広報やマニュアルづくりに関われる
- 将来のキャリアチェンジに強くなる
といった形で、本業に還元されるメリットも生まれます。
副業は単なる「もう一つの収入源」ではなく、自分の可能性を広げるための実験の場になります。やってみることで見えてくる“得意”や“好き”が、やがて“新しい働き方”につながります。
最初は小さくていいので、1記事、1投稿、1枚の資料。その積み重ねが、未来の自分の信用と自由を作ります。「歯科衛生士だからこそできる副業」は、無限にあります。その一歩が、数年後のキャリアを変えるきっかけになる。
今日から動けば、来年の自分はきっと違うステージに立っています。
私も始めようと思ったときに、周りからのポジティブな意見よりもネガティブな意見の方が多かったです。
ですが、副業は“逃げ道”じゃなく、“広げる道”だと思っています。
本業を守りながら、自分の可能性を増やしていくことで、歯科衛生士としても、一人の人としても、人生を豊かにしてくれています。
「今のままでいいのかな」と感じた瞬間が、始めどきです。
一緒に頑張っていきましょう♪














