「あの態度…私にだけ冷たくない?」「あの先輩、私のこと嫌いなのかな…」そんなふうに感じて、なんだか仕事に行くのがしんどくなる日、ありませんか?
朝の挨拶をしたのに、目も合わせてもらえない。
→ 他のスタッフには笑顔で返してるのに、自分だけスルーされるあの空気…
ちょっとしたミスに、なぜか自分だけキツく注意される。
→ 同じことを他の子がしても、軽く流して終わり。なんで私だけ…?
休憩室で会話が弾んでるのに、自分の話だけスルーされる。
→ 会話に入ろうとしても「…あ、ごめんね」と空気が止まる。
こんなふうに「なんで私だけ?」と思う場面が続くと、嫌われているのかも…と不安になりますよね。
歯科医院は少人数のチーム。逃げ場がない分、人間関係の“ちょっとした違和感”が毎日のストレスになりやすい職場でもあります。「何か嫌われるようなこと、したかな…?」そう思い詰めて、自分を責めてしまう歯科衛生士さんも少なくありません。でも、その感じ方は、決して“弱さ”ではないんです。あなたは、悪くありません。
- 嫌われているように感じたときの心の整え方
- どうしても合わない人との距離のとり方
- しんどい毎日を少しだけ軽くする方法
「嫌われてるかも」と感じた時のマインドセットと対処法を、歯科衛生士としてのリアルな視点からお届けします。
朝の挨拶が返ってこなかっただけで、急に気持ちが沈んでしまう。ミスをすれば他の人よりキツく言われて、話しかけるのも怖い。そんなふうに感じて、毎日の仕事がしんどくなっている歯科衛生士さんには、ぜひ最後まで読んでほしいです。
一人で抱え込みすぎてしまう前に、少しだけ、ここで気持ちを整えていきましょう。
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嫌われているかもと感じたときのマインド整理
「私だけ、嫌われているのかも…」
実はその感覚、あなたの心が正常に反応している証かもしれません。人間の脳には「不安な出来事ほど強く記憶に残る」性質があります。ネガティブな反応ばかり気になるのは、あなたが弱いからではなく、脳の防衛本能が働いているだけなんです。しかも、職場という“逃げられない環境”では、小さな違和感がどんどん積み重なって「嫌われているかも」という思考にまで育ってしまうこともあるんです。
まして歯科衛生士は、患者さんの表情や体調のわずかな変化にも気づける、感受性の高さが求められる職種。だからこそ、職場の空気の“変化”にも自然と敏感になります。
「気にしすぎかな」「神経質すぎるのかも」そんなふうに、自分を責めなくて大丈夫です。……違和感を覚えるのは、あなたが人との関係性を大切にしているからではないでしょうか。
まずは「この気持ちは自然な反応なんだ」と、ちゃんと理解してあげましょう。その気持ちは、弱さなんかじゃなくて、“やさしさ”の裏返しです。そのことを、ちゃんと認めてあげてほしいと思います。
では、そんなあなたが少しラクになるためには、どう考え方を整えればいいのでしょうか?「嫌われてるかも…」と思ってしまう気持ちとの向き合い方を、一緒に考えていきましょう。
「誰とでも仲良く」は幻想
「全員とうまくやらなきゃ」「嫌われたら終わり」…そんなふうに考えて、必要以上に気をつかってしまう。周りに合わせてばかりで、気づけば心がすり減っていた…。そんな日々を過ごしている歯科衛生士さんは少なくありませんよね。
でも実は、「誰とでも仲良くする」なんて無理なことなんです。人にはそれぞれの価値観・性格・背景があって、どうしても“合わない人”というのは必ず存在します。
話し方がいつもキツイ先輩、価値観が真逆で一緒にいるだけで疲れてしまう同僚…こうした人たちと、無理に分かり合おうとしなくても大丈夫です。
むしろ、「この人とは波長が合わない」と感じたら、心のなかで「ここまでは関わる、ここからは踏み込まない」という線を引くことが大切です。それは、“壁をつくる”のではなく、“自分の心を守るための優しい境界線”を引くということ。頑張っても合わない人がいるのは当然。だからこそ、「誰とでも仲良くは幻想」だと気づくことで、少しラクになれるかもしれません。
他人の態度に自分の価値を委ねない
「今日もあの人、機嫌悪いのかな?」無意識にそんなことを考えて、出勤前から心が重くなったりしていませんか?仕事中も相手の顔色ばかりうかがって、「嫌われるのは、きっと私に問題があるんだ」そんなふうに自分を責めてしまったり…心当たりがある歯科衛生士さん。ちょっとだけ立ち止まってみてほしいんです。
結論から言うと、他人の態度=あなたの価値ではありません。私たちは他人の態度を“自分への評価”だと受け取ってしまいやすいんです。
でも実際は、相手の態度にはその人自身のストレスや、その日の機嫌、体調、考え方が反映されているだけの場合もあります。
たとえば、自分が話しかけたタイミングで素っ気なく返されたときなんかは、「嫌われてる?」と感じてしまいがち。ですが、その人はもしかしたら寝不足で体調が悪いのかもしれないし、今朝家族の誰かとケンカしたのかもしれないし、考え事をしていただけかもしれません。あなたに原因があるわけじゃなくても、そういうことが態度に出る人はいます。それをすべて自分のせいにしていたら、心が持たなくなりますよね。
「あの人が不機嫌でも、それはあの人の問題」なんです。
他人の感情まで引き受けなくていいんですよ!
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「あの人の機嫌が悪いのは、私の責任じゃない」と心の中で毎日リセット宣言する
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挨拶だけはきちんと、自分の行動にだけ責任を持つ
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感情が荒れてそうな人には、“仕事モード”で距離感を保つ
他人の態度に左右されず、自分軸で働くことは、とても大きな自分を守る力になります。
相性が悪い人との距離のとり方
「正直、どうしてもあの人とは合わない…」そんなふうに感じながらも、毎日顔を合わせなければいけないのが職場のつらさですよね。仲良くなりたいわけじゃないけど、ぎくしゃくしたまま働くのもしんどいし…無理に話しかけたり、気を使い続けたり、“我慢で乗り切る”ことに疲れている歯科衛生士さんも多いと思います。
でも結論から言うと、相性が悪い人とは「ほどよく距離を取る」のが正解です。合わない人に、心をすり減らしてまで付き合う必要はないです!
どうしても話し方がキツい先輩や、態度が一貫しないスタッフがいたとしても、「仕事として必要な会話だけする」「深く関わらない」などの線引きは、決して悪いことではありません。むしろ、それはあなたの心を守るために必要な行動です。
今日から少しだけ、「うまくやる」よりも「うまくやりすぎない」を意識してみませんか?
感情を切り離して“仕事モード”に徹する
雑談すら気を使う相手と、毎日一緒に働かなきゃいけない…それって、けっこうなストレスですよね。でも、職場は“友達を作る場所”ではありません。職場の人間関係は、“友達付き合い”ではなく“仕事上の関係”と割り切ることで、心がだいぶラクになります。
なので、感情ではなく“業務”を軸に接するのが正解です。仕事モードに徹することで、無駄な気疲れや感情の消耗が減ります。誰かと深く関わろうとしなくても、必要なやり取りだけで十分に仕事は成立するんです。
- 丁寧だけどドライな接し方を意識する
- 会話は挨拶+業務連絡のみにとどめる
- 無理に会話に入ろうとせず、業務に集中する
- 雑談は無理に話を合わせず、聞き役に回る
- 「必要なことは伝える、それ以上は踏み込まない」を自分のルールに
- お昼休憩は別室や外に出てひとり時間を作り、リフレッシュする
このように、関係を断つのではなく、「仕事モード」で“快適な距離感”を自分で調整しましょう。“関わらない”ではなく“線を引いて関わる”という意識が大切です。必要なことだけ、落ち着いて、淡々と。それだけで、人間関係の摩耗はグッと減っていきます。
「割り切るって冷たいかな…」と思うかもしれません。でも、それは冷たさではなく、自分を守るための思いやりある選択なんです。
「こういう人」と割り切って、期待しない
「何回やっても伝わらない」「もうちょっと思いやりを持ってくれたらいいのに…」そう思いながら、相手の態度や行動に毎日モヤモヤしていませんか?
人間関係でつらくなる一番の原因は、「相手に期待してしまうこと」なんです。どうしても合わない人には、“説明書”を作って、心の中で線を引くことが有効です。「こうあるべき」「わかってくれるはず」と思えば思うほど、現実とのギャップに苦しくなるから。
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いつも機嫌に波がある人 →「安定しない人」と認識して、必要以上に深く関わらない
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感情的で言葉がきつい人 →「攻撃的な言い方がデフォルトの人」と割り切って反応しない
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自分勝手な人 →「マイルールが強い人」だから、自分のペースを優先しよう
こうやって、相手を変えようとせずに「あきらめる勇気」を持つことは必要です。それが、あなたの心を守るコツです。相手に期待せず、「この人はこういう人」そう割り切るだけで、自分の気持ちに余裕が生まれます。
それだけで、あなたの中の“がっかり疲れ”は減っていきますよ。
孤立感を軽減するための味方の作り方
「なんとなく、職場でひとり浮いてる気がする…」そんな風に感じたことはありませんか?みんなで話しているのに自分の言葉だけ流されたり…そんなことが続くと、発言をためらったり、相談したいことがあっても「やめておこう」と飲み込んだりして、少しずつ、誰にも頼れないような空気ができていくこともありますよね。
でも、職場に味方がいないからといって、あなたに問題があるわけではありません。むしろ、小さなチームで働くからこそ“誰とも合わない”タイミングがあって当然です。そんなときは、「職場の外」に視野を広げてみることが、心を守るひとつの手段になります。
- 同期や昔の職場仲間にLINEしてみる
- SNSでつながった歯科衛生士の投稿に共感コメントをしてみる
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“愚痴を吐き出せる場”を作っておく(私の場合は、歯科以外の交友関係を作っていました)
たったひとりでも、自分の話を聞いてくれる存在がいると、孤独感はぐっと和らぎます。今いる場所で自分だけ浮いている感じがしても、職場がすべてじゃありません。あなたに合う人は、必ずどこかにいます。そのことを忘れないでほしいんです。
もし、今「一人ぼっちかも」と感じていたら、その気持ちにフタをせずに、ちょっと外の世界に目を向けてみてくださいね。
限界を迎える前に知っておくべき選択肢
「もう無理かもしれない」と限界を迎える前に、「しんどいな」と感じる瞬間があると思います。
- 休みの日も仕事のことが頭から離れない
- 出勤前になるとお腹が痛くなる
- 寝ても疲れがとれないのに、笑顔だけは貼りつけてる
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周りに相談できず「自分が弱いだけかな」と黙り込んでしまう
こうして少しずつ、しんどさは心と体の中に積もっていきます。
歯科医院の現場は、ただでさえプレッシャーが大きい場所です。患者さんの前では常に笑顔、院内の人間関係には気を使い、さらに技術もスピードも求められるという環境の中で、歯科衛生士は日々働いています。
つらくても、「もうちょっと頑張れるはず」「私が辞めたらみんなに迷惑がかかる」と自分に言い聞かせて、我慢を重ねてしまう歯科衛生士さんは本当に多いです。でも、本当に大切なのは──今の職場で何年続けたか、じゃなく、“自分の人生を大切にできる選択ができているかどうか”なんです。
あなたが壊れてしまってからでは、選び直す元気すらなくなってしまう。だからこそ、「しんどい」と感じたときに知っておいてほしい視点があります。
“逃げ道”を持っていい!
院長先生世代には「仕事は苦しくて当然」「つらい時こそ成長できる」といった感覚を持っている方も少なくありません。
- 「最初はみんなしんどいよ。我慢も仕事のうちだから」
- 「昔はもっと厳しかった。それに比べたらマシだよ」
- 「一人前になるには、3年は歯を食いしばらないと」
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「そんなにすぐ辞めてたら、どこ行っても同じだよ」
こうした言葉で否定されると、「自分が甘いのかな」「やっぱりまだ頑張るべきかな」と、無理に自分を納得させてしまうこともありますよね。その考え方も間違っているわけではありません。でも、それがすべての人に当てはまる正解ではないということも、忘れないでほしいんです。
逃げ道があるだけで、「ここがすべて」という思い込みから少し解放されて、心に余白が生まれます。「我慢し続けることが正解とは限らない。ちょっと違う道もある」と知るだけで、見える世界が変わることもあります。
働き方はひとつじゃない
「正社員で週5で働くのが普通」「歯科衛生士ならチェアサイドに立つのが当たり前」そんなふうに思い込んでいませんか?でも実際には、今の時代、歯科衛生士の働き方はひとつじゃないんです!
たとえばこんな働き方もあります。
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訪問歯科で週2〜3日だけ働く
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企業や健診センターでの検診業務にシフトする
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非常勤でのんびり、午後だけ働く
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SNSやライティングで“歯科+〇〇”のキャリアをつくる
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副業やフリーランスを選ぶという道もある
こうして見ると、「今いる場所」で頑張れなかったからといって、歯科衛生士としてのキャリアが終わるわけじゃないことが分かるはずです。あなたに合う職場は、もしかしたら、今よりもスタッフ数が少ないところかもしれないし、院長先生との関わりが少ない現場かもしれません。
「この職場がすべて」じゃないし、「正社員じゃないとダメ」も違います。働き方は、自分で選んでいい。あなたが笑って仕事を続けられる形を選ぶことが、一番の“プロ意識”です。
「働き方は自分で選べる」と頭ではわかっても、実際に行動に移すのって、ひとりだとちょっと怖いものです。「今の働き方、このままでいいのかな」「本当はもっと自分に合う働き方があるんじゃないか」そんな気持ちが少しでもあるなら、誰かに相談してみることをおすすめします。
D.hitのキャリア相談では、
- 今の悩みを整理する
- あなたの強みや理想を一緒に見つける
- 「どんな働き方が合いそうか」を一緒に考える
そんなサポートが受けられます。ひとりで抱え込まずに、“ちょっとだけ話してみる”それだけでも、未来の選択肢が少し広がるかもしれません。(D.hitのキャリア相談は公式LINEから申し込めます)
しんどい日にできるセルフケアと心の守り方
朝、目が覚めた瞬間からため息が出て「今日もあの人と顔を合わせるのか…」ベッドの上でそう思っただけで、もう心が重たい…。仕事中もずっと気を張って、些細な一言でドキッとして、気づけば自分の呼吸が浅くなっていて、休憩中も気が休まらず、家に帰ったらぐったり…そんな日々を、私も過ごした経験があります。
同じような思いをしている、誰にも見えないところでずっと頑張っている歯科衛生士さんへ。人間関係のしんどさは、すぐに解決できるものじゃないかもしれません。でも、自分を守るための“ちょっとした優しさ”なら、今日からでもできるんです。私がやっていた、朝イチで気分を上げる3つの方法をお伝えしますね。
①推しの動画や音楽を見る・聴く
ベッドから出たくない日は、爆音で推しの曲を流しながら、仕事へ行く準備をしていました。元気だった頃に聴いていた曲や、笑って見ていた推しの動画をストックしておくことをおすすめします。「推しなんていない!」という方は、昔好きだった曲や、懐メロもおすすめです。
②コンビニで寄り道
朝からしんどい日は、自分を甘やかしていい日です。「これ買ったら出勤してもいいよ」と自分ルールを決めて、お気に入りの飲み物やお菓子をあらかじめ仕込んでおくだけで、仕事前のモチベーションが変わります。私は、カフェラテとお昼に食べるおやつを買って出勤していました。
③いつもと違うことをする
大体、朝のルーティンって同じですよね。同じ時間に起きて、同じように準備して、毎日同じ時間に、同じ職場へと向かう。このなんとも憂鬱な時間のルーティンをちょっと変えると、心が少しだけ軽くなることがあります。私の場合は、あえて少し早く出て、ゆっくり歩いて出勤していました。時間に追われると心まで急かされる気分になるので、「焦らなくていいんだ」と言い聞かせるように、ゆったりと出勤していました。わざと遠回りしてみたり、いつもと違うことをすると、新たな発見やワクワクもあったりします。
毎朝が勝負、というよりも、毎朝「なんとかやりすごす」ための工夫が必要な時期がありました。どれも小さなことだけど、“いつもと違うことを1つやってみるだけで、心が少し軽くなる”って、私は経験から感じました。推しの力を借りてもいいし、コンビニのカフェラテでもいい。いつもの道をちょっと変えるだけでも、「今日は違うかも」って思えたりします。朝の気分がほんの少し上がるだけで、その日をなんとか乗り切れることもあります!
いつもの朝が少しだけ違って感じられるように、無理せず、できることから、あなたにとっての“心が戻るスイッチ”、よかったら探してみてくださいね。
まとめ
「嫌われてる気がする」と感じるときこそ、どうか自分を責めすぎないでください。誰とでもうまくやれる人なんていないし、苦手な人がいるのは当たり前です。逃げたっていいし、立ち向かったっていい。あなたの選択に、ちゃんと正解があります。
歯科医院のような少人数チームでは、ちょっとした空気感や態度の違いが、毎日のしんどさにつながりやすいものです。それに気づけるあなたは、ちゃんと感受性を持って働いている証拠だと思います。この記事では、「嫌われてるかも…」と感じたときの心の整え方から、気持ちを立て直すための小さな工夫まで、私自身のリアルをもとに紹介してきました。
一番伝えたかったのは、“人間関係がしんどい”=あなたが悪いわけじゃないということ。今いる場所がすべてじゃないし、あなたに合った働き方や人間関係は、必ずどこかにあります。
私にも、「このままでいいのかな?」とモヤモヤしていた時期があったからこそ、キャリアについて考えるきっかけになりました。「転職までは考えていないけど、今の職場に違和感がある」「我慢するしかないと思ってきたけど、もう限界かも」そんなふうに感じている方は、D.HITのLINEへ気軽に話しかけていいと思います。私も最初は、キャリア以外の職場の悩みを聞いてもらいました。
人間関係に悩んでいる歯科衛生士さんこそ、大切にされてほしいと心から思っています。安心して笑える場所は、きっとこの先にあるから。焦らず、自分のペースで進んでいきましょう。