みなさんはフリーランスになったら、どんな1日を過ごしたいですか?
- 朝はのんびりしたい!
- カフェでランチしたい!
- 夜、自分時間を過ごしたい!
などなど、フリーランスになったら『こうなりたい!』というのがあるのではないでしょうか。では、実際のフリーランスの歯科衛生士の1日はどのようなものなのか…気になりますよね。
今回は、在宅でライターとして活動している私の1日のスケジュールを大公開!具体的なスケジュール、気をつけていること、何が必要なのかなど、業務内容を含めご紹介していきます。
時間や場所に縛られずに働けるこのライフスタイルに興味を持つ歯科衛生士さんにとって、きっと参考になると思います♪
フリーランスの歯科衛生士の1日
「朝はバタバタして余裕がない…」「いつも仕事に追われてストレスばかり…」歯科衛生士として働くと、患者さんの対応に追われたり、院長や同僚とのコミュニケーションに気を遣ったりと、どうしても忙しい日常にストレスを感じやすいもの。「あれ、私こんな生活でいいのかな?」と疑問を抱えつつも、なかなか生活リズムを変える余裕がないという方も多いのではないでしょうか。私自身、正社員で働いている時はそういった状況でした。
しかし、フリーランスになったことで、朝の時間に余裕を持てるようになり、自分にとっての理想的なルーティンを作れるようになりました。今では朝からバタバタしなくていい、自分のペースで気持ちよく1日を始められるこの生活が大好きです!
そんなフリーランスの歯科衛生士としての生活の魅力を、私の具体的なルーティンを交えてお伝えしていきます。もしかしたら「これやだな~」と思う忙しい毎日を、「こうなりたい!」という新しい理想に変えるヒントが見つかるかもしれませんよ。
朝やっていることルーティン
私の1日は、6:30の起床から始まります。「意外と早くない?」と思ったあなた!在宅で働くからこそ、規則正しい生活リズムを保つことを意識しています。
…というのは、建前で(笑)
正社員時代は、朝起きられなくて…出勤時間の10分前に起床!みたいな生活をしていました。朝起きてもベッドから起き上がれなかったり…仕事行きたくないな〜となかなか準備できなかったり…絶対に早起きなんてできないと思っていました。ですが、フリーランスになってから、自然と早起きできるようになったんです!不思議なんですが、精神的ストレスがなくなったことで、自然と起きられるようになったのかな〜と思っています。
私の朝は、起きたらまずはカーテンを開けます。日光を浴びると身体と脳がちゃんと朝だと認識して、気持ちよく朝を過ごすことができます。しっかり起きることで、その日1日の仕事がスムーズに進むので、まずは日光を浴びるようにしてみてください。
その後は朝ごはん。最近は「糖」を気にする食生活をしています。以前は朝に糖分を摂りすぎて、しっかり寝たはずなのにまた眠くなる現象が起こっていたので、最近はなるべく控えるようにしています。白米や菓子パンなどを雑穀米に変えたり、ヨーグルトもプレーンのものにするなど、少しだけ変化させています。あまりやり過ぎると続かないので、できる範囲で長く続けていくほうがベターです。
朝のルーティンで、時間がある時には30分ほど読書しています。一般書よりは、仕事に繋がりそうな本を読むことが多く、趣味というよりは勉強に近いかもしれません。朝の時間に短時間集中して頭にいれることで、勉強内容が効率よく頭に残る感じがします。人によりけりだとは思うのですが、私には朝勉が向いていると感じて実行しています。
在宅ワークだと、出発時間や出勤時間など時間を気にせず、ゆったりと朝から自分の時間を過ごすことができるのがとても良いです。時間に追われない生活もいいと思いませんか?
効率UP!仕事環境の整備
8:30ごろから仕事の準備に取りかかります。
まずは、作業スペースを整えていきます。昨日の仕事終わりの状態のまま…のこともあるので、まずは整理して、仕事しやすい環境にしていきましょう。
仕事途中で「あれがない!」なんてことにならないように今日使用する資料の用意をしていきます。仕事中に「あれどこだっけ?」は、在宅あるあるなので、皆さんも気をつけてくださいね。
それからタスクリストの確認を行い、早急に返信しないといけないものをピックアップします。メールの見落としもあるあるです。やり取りする会社さんが多くなればなるほど…。
それが終わったら、今日する仕事の確認です。仕事のタスクを確認し、優先順位を決めることで効率よく進める準備をします。これも性格によるとは思うのですが、私はタスクリストを作り、1つずつ消していくのが快感なので、この方法をとっています!
フリーランスにとって、自己管理は必須条件だと思います。私のように、普段の生活で忘れっぽかったり、見落としたりが多いなと自覚している方は「ここまでしなくてもいいんじゃない?」と思うくらいでちょうどいいです。
午前中のお仕事(9:00〜13:00)
午前中は、集中力を必要とするタスクをメインに進めます。
- 歯科関連の専門記事
- リサーチ
- データや論文の下調べ
- 前日執筆した記事の見返し
この辺りを午前中に終わらせるようにしています。ライティングをするのに必要なリサーチは、私が最も時間がかかるところになるので、自分的に時間がかかるものは、午前中に終わらせるようにしています。
意外と大事になるのが、進行中の仕事の進捗状況を整理し、必要に応じてクライアントに報告していくことです。この報告が私の中で、ダントツ忘れてしまうんですけど…「あと少しで終わるしな〜」と思って報告しなかったら、クライアントから連絡がくることもしばしば。顔を見て仕事をしない分、しっかり『共有』することは忘れないようにしましょう。
仕事中は、1時間ごとに5〜10分程度の休憩を取り入れていきます。4時間ぶっ通しよりも、1時間ごとに10分休憩して3時間30分仕事した方が、効率いいと感じています。休憩がなくても大丈夫と思っても、ぜひ休憩を入れてください!
お昼休憩
お昼は13:00〜14:00をだいたいの休憩時間にしています。1人なのでいつ休憩をとってもいいのですが、集中しすぎて休憩を取り忘れることもありますので、一応時間を設定しています。
在宅で働いているから自宅で昼食、かと思いきや…私は、料理があまり好きではないので、在宅の日は、外食に行くことが多いです。平日にランチに行ける幸福感と、ディナーよりは価格が安いのでお得感。心がとっても満たされます。
昼食後は、午後の仕事に向けて軽い運動や散歩をして帰ります。歩くだけでもリフレッシュできるので、午後からの気合いが違います!この時、私が大事にしているのが、スマホやパソコンを持って行かないこと!持っていくと、仕事のことを考えながらランチする事になるので、完全に仕事脳を休める時間です。1時間くらいなので、スマホがなくても大丈夫です。
余談ですが、一時期は昼食後にカフェで作業したいとパソコンを持って出ていたのですが…ランチ中も資料をみたり、メールの返信をしたりで、ずーっと仕事のことを考えていたことがありました。頭が疲れて、午後からの仕事が仕事にならないので、やめました。
きっと、みなさんも歯科医院での仕事の休憩中にお昼寝することなどあると思うのですが、それと同じです。何も考えない時間を作ることで、午後からも頑張れます!
午後のお仕事(14:00〜17:30)
午後は、午前中に送ったメールの返信や仕事の確認などを行うことから始まります。即レスを心がけてはいるのですが、午前中は集中していてメールを見ることを忘れるので、午後一にチェックするようにしています。メールの中には、仕事の内容などメールで伝えるのが難しいものもあります。その場合は、急遽、昼からミーティングの予定が入ることもあります。なので、在宅でもメイクはしておきましょう。していなかった時は、かなり焦ります(笑)
午後の業務は、集中力を保つために作業を細かく分けながら進めています。午後から睡魔に襲われることもあり、単調な作業をしているとより眠たくなりませんか?私の場合は、同じことをずっとできないタイプでもあるので、作業分け以外にも40〜50分毎に違う仕事を入れています。
例えば、Aの記事を作成し始めて、40分経過したら、終わってなくてもBの資料作りにうつります。そしてまた40分経ったらCの記事作成を始め、Cの作業を40分したら、今度はAの記事に戻る…という感じでグルグル回しながら仕事をしています。
人それぞれ、やり方はあると思うので「絶対このやり方!」はないのですが、私の変わったやり方も参考程度に知っていただければと思います。
終業後のチェック
17:30になると、1日の業務を締めくくります。歯医者の診療時間に比べると終わりは早いのですが、この日は22:00からミーティングが入っていたので調整するために少し早いです。
私的には17:30は早いと感じるのですが、フリーランス歯科衛生士さんによっては16:00終わりの在宅ワークライフを送っている方もいます。何時まで仕事をしたいのか、どのような生活を送りたいのか、ワークライフバランスは人それぞれだなと感じます。
業務終了時には、完了したタスクをチェックし、未完了のものについては翌日の予定に組み込みます。ここで、未完了を抽出しておかないと忘れます。(私は、本当に忘れっぽいので、忘れないように気をつけています)
この日のように、クライアントとの打ち合わせがある場合は、資料をまとめて準備を整えます。どの内容のミーティングだったか、事前資料などがあれば目を通しておきます。仕事終わりを明確に作ることで、プライベートの時間としっかり切り替えができるようになります。
のんびりお家時間
脳を休めたいので、部屋の照明を少し暗くしたり、アロマを焚いたりします。その空間で趣味の読書や編み物をし、ホットドリンクで一息ついているのが本当に癒しになっています。『仕事が終わった』と脳を休めるようにすると、仕事とプライベートを分けることができます。
この日のようにミーティングがあると、先にお風呂に入れないのが難点ですね。クライアントの院長先生とは良好な関係を築いていても仕事は仕事なので、メイクと服装には気をつけています。すっぴんでミーティングが絶対ダメというわけではないのですが、画面越しとは言え仕事の話をするわけです。相手方の性格や自分との関係値は、よく考えて判断していきましょう。
MTG (22:00〜22:30)
22:00〜という、遅い時間からのミーティング時のポイントは、とにかく分かりやすく要点をまとめ、できるだけ早く終わらせること!私もですが、先生も眠いです。診療終わりで疲れているので、世間話などは短く、ミーティングの内容はこちらでまとめておきます。
- 歯科医院のブログ記事内容の方向性
- ブログ記事の公開日などスケジュールの確認
- 納期についてのお話
- 私からのアドバイス
今回は、このような内容でお話をしていきました。関係性ができている先生とのミーティングは、本題から入り、必要なミーティング内容が終わってから、世間話などの雑談をします。先生方、遅くてもお話したい方多いです!
ですが、正直…それに付き合っているとなかなか本題に入れなかったり、本題の時間が短くなったりします。その辺りの流れをしっかり決めておきましょう。
自分で仕事量や休みを調整できる!
私は週に何度か臨床にも出ているのですが、午前中に在宅の仕事をして、歯科医院が人手不足になる午後に臨床の仕事を入れるようにしています。午前はゆっくりして半日臨床だけのスケジュールにしてもいいのですが、半日休みよりも1日休みを作りたいので、臨床前に在宅の仕事を入れるようにしています。
フリーランスは、
- 午前中だけライティングを行い午後は完全にオフにする日
- 完全に仕事を休む日
- 臨床に1日でて、夜にライティングを行う日
など、自分でスケジュールを設定することができ、自由に時間を使うことができるようになります。
理想の働き方をGETしていく
フリーランス歯科衛生士としての働き方は、自由である反面、自己管理やスキルの維持が重要です。それでも、自分のやりたいことに挑戦し続けられる環境は、何ものにも代えがたい魅力!
朝の余裕あるスタートから、計画的なタスク管理、適度な休憩を取り入れた業務、そしてオンとオフの切り替えを意識することで、効率的かつストレスフリーに働ける環境が整います。自由度が高い働き方である一方で、自己管理やクライアントとの円滑なコミュニケーションが求められますが、それこそがやりがいです。
フリーランスの働き方は人それぞれ。今回の内容が「こんな働き方もあるんだ!」という参考になり、自分らしい1日を描くヒントとなれば幸いです。
フリーランスに興味を持つ歯科衛生士さんが、時間や場所の自由を得られるだけでなく、新しい挑戦を自分のペースで進めることができ、理想的なライフスタイルを実現する一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです!