1つの歯科医院に属さず複数の歯科医院を掛け持ちしながら働く、スポット・助っ人DH。正社員やパートの歯科衛生士とはちょっと違う、フリーランス歯科衛生士ならではのあるあるエピソードを集めてみました。
すでにフリーランスとして活動している歯科衛生士さんはきっと共感してくれるはず!これから目指す歯科衛生士さんは、リアルな日常イメージを参考にしてみてくださいね。
フリーランス歯科衛生士あるある
フリーランス歯科衛生士の働き方は、自由で柔軟。その一方で、正社員とはまったく違う「独特のあるある」があります。「こんなはずじゃなかった…」と戸惑う瞬間もあれば、「これはフリーランスならでは」と感じる場面も。
実際に働いてみて感じたリアルなフリーランス歯科衛生士あるあるを5つ紹介します。
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毎回「お試し期間」みたいな緊張感
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自由で時間があることに不安…
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税金や数字に強くなる!
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セミナー代自腹…だからこそ!
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外とのつながりが強固になり広がる!
毎回「お試し期間」みたいな緊張感
フリーランス歯科衛生士の働き方は、歯科医院の掛け持ちが当たり前!助っ人やスポットで、日替わりでいろんな歯科医院に臨床に入ることが多いです。
新しい歯科医院はもちろん、何度か行ったことのある歯科医院でも、行くたびに「お試し期間」みたいな緊張感があります。
初出勤時
「おはようございます」ってニコニコで出勤したけど、ここのクリニックはそんなトーンじゃないかも、、、。やっちゃったか?…と、初出勤時は毎回、空気を探る感じ。
アシスト時
アシスト中、「どのタイミングでバキュームするのが正解?これ、タイミング逃したら、吸えないじゃん。え、なんか、先生機嫌悪くなってない?大丈夫なのか?よし、今だ!いや、、、違ったかも。やっちゃったか?」…と、内心ヒヤヒヤ。
こういう一つひとつで、次につながるかどうかが決まると思ったら、毎回緊張感ある勤務です。
マニュアルには乗っていない、歯科医院のローカルルールってありますよね。正社員であれば時間をかけて自然と覚えていくものですが…フリーランスは医院ごとのローカルルールや「院長やチーフのこだわり」を毎回読み解く必要があるんです。短時間でそれを察知し、こなせるとGOODです!
- ここの院長は、バキュームの角度にうるさい
- ここのチーフは、タオルの畳み方にこだわりがある
- ここのクリニックは、患者さんと話すときに片膝立ちする
「ここの歯科医院のやり方は…」「この器具は…」など、雇用されている時とは違う独特のアンテナを常に持っている感覚です。
また、その時々によって勤務先が変わるため、毎日朝イチで「今日はどの歯科医院だっけ?」とカレンダー確認するのが日課になります。しっかり確認しないと、うっかりこんなことが…
- 駅に向かってから「あ!今日反対方向じゃん」と気づく
- 「あれ?今週は休みだっけ?」と直前になって焦る
- 「ここのクリニック、ユニフォームいるやん」忘れた…
毎週リズムが変わるのがフリーランス!正社員のように、同じ時間に同じ場所への出勤がなくなるため、自分のカレンダー頼りです。私は、スケジュール管理が甘くて…助っ人DHを始めたときに、とても大変でした。
掛け持ち先が増えるほど、スケジュール管理と「空気を読む力」が必要になります。逆に、これさえしっかりできれば、どこでも働けると思います!
私の場合は、商談のときに「歯科医院に合わせます!」という話をして、自分のやり方を突き通すより、合わせることに注力していました。
自由で時間があることに不安…
フリーランスになりたての頃は、時間が自由になって嬉しい反面、なぜか感じる不思議な罪悪感があります。
- 平日のお昼にカフェでゆっくりしている自分
- 夕方16時にスーパーで買い物ができている自分
- 土曜日なのに、仕事がない自分
どれも、「自由を手に入れた証拠」。なのに、頭のどこかで「診療時間中に歯科医院にいないなんて…これで良いのか?大丈夫なのか?」って、不安になっちゃうんです。
長年、歯科医院に勤務し【診療時間=働く時間】として体に刻み込まれてきた証拠でもありますね。
でも次第に「時間を自分でスケジュールするのが当たり前」になって、不安になることも罪悪感を感じることもなくなります。そのタイミングくらいが、フリーランスとして動き始められている証にもなると思います!
真面目に働いてきた歯科衛生士さんほど、慣れるまで時間がかかるかもしれません。仕事のことを考えなくてもいい時間を、自分時間や家族時間としてどんな時間にするか、それも予定に入れちゃいましょう!
税金や数字に強くなる!
みなさんは、歯科医院で働いていて、チェアーの稼働率や保険点数など「数字」って気にしたことがありますか?
私は正直、正社員時代は気にしたところでお給料に反映されるわけでもないので、全く気にしていなかったです。
でもこれが、フリーランスになると、自然と入ってくるようになりました!
自分の売上=自分の評価・収入
だからこそ、数字が「自分ごと」になります。営業をするときも、クライアントに交渉するときも「数字」が必要になるので、しっかり見る必要が出てきます。
数字で語れるようになると、院長先生と同じ土俵で話ができる人材になれます。特に、教育やコンサルをしたい歯科衛生士さんは必ず知っておいた方が良いです!
そして、フリーランスといえば確定申告!
フリーランスになった途端、避けては通れない一大イベントです。毎年2〜3月になると、青色申告・経費・控除…といったワードが急に身近になり、正社員時代には見ることのなかった税金と向き合う…【数字との戦い】が始まります。
私の場合、いつも3月ギリギリに慌てて仕上げるんですが…翌年になると、また1からを繰り返しています(笑)ですが、何度かやっていればなんとなく頭に入っていくもので、思っていたほど難しくはないので安心してくださいね。
今まで、歯科医院の税理士さんがやってくださっていた作業を自分でしないといけないのはもちろんですが、、、意外とこんなに税金で取られているんだ!と気付く瞬間でもあります。これを知れたからこそ、「節税や経費についてもっと学んでいかなきゃいけないな」と思うことができました。
現在歯医者勤務なのであれば、以下のことを今のうちから知っておくと、今後の商談で役に立つかも。
・担当患者数(週・月)
・チェアー稼働率・予約キャンセル率
・保険点数(処置ごと)
・自費患者の比率
・指名患者数・リピート率
まずは、知ることが大切です!
セミナー代自腹…だからこそ!
フリーランスになると、セミナー代はすべて自腹です。
正社員時代は歯科医院が負担してくれていた、学会やセミナーの参加費・交通費・宿泊費も全部自分で出すことになります。
フリーランスとしてしっかり稼いでいければ時間もお金も余裕が出るので、「高くて行けない…」ということはないのですが、正直痛い出費ではあります。
正社員の頃は自己負担なしでセミナーや学会に参加できるのが当たり前だったけど…それって、すごくありがたいことだったんだなぁって、フリーランスになってから気付きました。
でもその分、モチベーションや意気込みは、正社員時代とはまるで変わってきます!
- 医院が費用を負担してくれる
- 案内されたから参加
- 「行った」で終わりがち
- 自己負担・自己投資
- 「受けたい」から参加!
- 受ける前から意気込みが違う!
「自分のスキルに繋がるか?」
「セミナー代を回収できるか?」
セミナーを申し込む前から、こんなことを自然と考えるようになります。
自腹だからこそ、受講する理由が明確になるんです。
そして、自ら「行きたい」「受けたい」という思いで臨むセミナーは、インプットもアウトプットも段違いに早い!「いかに自分のものにできるか」という姿勢が、最初からできあがっているからです。正社員の頃よりも、受けた意味がはっきり出やすいと感じています。
たとえば、コミュニケーションのセミナーを受講したとしたら…
- 助っ人先の患者さんにファンになってもらえる会話をしよう!
- 営業トークで使おう!
- 院長との関係値を良好に保つために活かそう!
すぐに実践できることを学ぶのはもちろん、「しっかり自分のために活用しよう」と動く姿勢そのものが、フリーランスという環境がつくり出しているものだと感じています。学びへの本気度は、働き方が変えてくれました。
もし今、セミナー代を出してくれる歯科医院に勤めているのであれば、フリーランスになる前に、受けたいセミナーを受講しておくことをおすすめします!フリーランスになる過程で活かせるものもありますし、単純にセミナー代が浮きます(笑)正社員のうちに、出してもらえるものは出してもらいましょう!
外とのつながりが強固になり広がる!
フリーランス歯科衛生士の働き方は、基本1人。毎日同じ職場で顔を合わせる同僚は、ほぼいなくなります。
最初は、孤独感を感じることもあるかもしれません。
ですが気づけば、クリニックの壁を超えた「外とのつながり」が、驚くほど強固になってきます!
- D.HITのキャリココで出会った歯科衛生士さん
- Instagramを通して出会った歯科衛生士さん
- セミナーや勉強会で知り合った歯科衛生士さん
職場の同僚という「内のつながり」は薄くなる一方、同じ志を持つ仲間「外のつながり」はどんどん深く広がっていきます。これが、フリーランスならではの人間関係の面白さです!
もちろん内のつながりが悪いとは思わないですが、職場内での会話の内容って、結局院長への愚痴なんかで終わっちゃいませんか?「自分が今後どうなりたい!」みたいな向上心のある話は、浮いちゃうのでなかなかできませんでした…。
でもフリーランス同士だと、そんな話も対等にできるんです。外のつながりだと、正社員時代にはなかったレベルのトークが繰り広げられて、モチベーションが上がります!歯科医院という枠を超えた情報交換や刺激が、自分自身の成長にもなって返ってくるんです。
個人的には、内輪だけの馴れ合いに嫌気がさして「刺激をもらえる世界に飛び込みたい!」というのも、フリーランスになる人の特徴なのかも知れないな〜と分析しております(笑)
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フリーランスDHあるある・番外編
番外編として、フリーランス歯科衛生士さんに「あるある!」と頷いてもらえそうなエピソードをご紹介します。フリーランスの働き方を具体的に想像してみてくださいね♪
助っ人DHは、毎回大荷物、、、!
フリーランス歯科衛生士として何軒もの歯科医院と契約していると、自分のロッカーはなく、毎回、仕事に必要なものを持っていく必要があります。
- 拡大鏡・ゴーグル:これがないと仕事ができません!ちなみに私は拡大鏡派です♪
- 自前のユニフォーム:貸してくれる歯科医院もありますが、私は自分の物を持っていっています。ちょっとめんどくさいと思う反面、自分好みのユニフォームを着れるので、気分よく仕事ができます。
- シューズ:クリニック用の靴。靴を履き替える歯科医院もあるので、室内用と室外用と2足用意しています。
- PC:お昼休憩がある日はPCを持っていって、休憩時間も仕事をします。歯科医院の休憩時間は長いので、必須アイテムです。
- メイク直し道具:助っ人に行くようになってから、メイク直しをするようになりました。「ちゃんと見せたい」と言う思いから、鏡・パウダー・アホ毛スティックは必ず持って行ってます!
これだけでも結構な量になり、毎回大荷物で出勤をしています。靴は歯科医院に置いておいてもいいよと言ってもらえることもあるのですが、正直何足も買うのが嫌なので、毎回持ち帰っています。
PC作業ができるカフェを熟知!
フリーランスにとって、カフェは第2のオフィスと言っても過言ではありません。ちょっと空いた時間や、少し早く行って作業する時間に使用できる、歯科医院の近くや駅周りのカフェ情報には、必然的にどんどん詳しくなります!
- 駅から近い?
- 席数は多い?
- 空いている時間帯は?
- コンセント使用は可能?
- 時間制限がある?
- BGMはうるさくない?
カフェにも、PCを開いて仕事をしやすいカフェ、しにくいカフェ、いろいろあるんです。
患者さんに「次もお願い」と言われ、、、なんとも言えないもどかしさ
担当した患者さんに「次もあなたにお願いしたい」と言われたら…「自分の実力が認められた、患者さんに伝わった!」だからこそ、嬉しい瞬間!これ以上ない褒め言葉であり、これからの活動の糧になること間違いなし。
ですが…毎週固定勤務ならまだ調整しやすいですが、助っ人やスポットで働いていると「次の出勤がいつか分からない」「もしかしたら次はないかも」そんなこともあるわけで、、、。
もちろん、歯科医院と出勤の調整をすることも可能ですが、私の予定・歯科医院の予定・患者さんの予定を合わせるとなると、意外と大変なんです。
歯科器具メーカーに詳しくなる!
歯科医院が変われば、使用しているチェアーも違いますし、スケーラーの種類も違います。契約先が多くなればなるほど、モリタ・ヨシダ・タカラベルモント・GC・ナカニシなどの有名メーカーのチェアーをほぼ使いこなせるようになります(笑)
- 超音波スケーラー:メーカーごとにチップの種類が違う。それぞれのメーカーでのお気に入りチップがある。
- スケーラー:握り心地、刃の硬さ、研ぎやすさなど、それぞれのメーカーを楽しむことができる。
- エアフロー:メーカーによってパウダーの種類や粒子の細かさなどが変わる。実際に使うと、体感として違いの説明ができるようになる。
- ライトの強さ:メーカーや年式によって、かなり違います!正直、ライトが暗いと仕事にならないくらい見えません…(小声)
最初はめちゃめちゃ戸惑うこともありましたが、いろんな器具を使えることを楽しめるようになるのが1番!
先生から、「今度これ買おうかと思っているんだけど、どう?」とか「この製品使ったことある?」とか、意見を求められることも多々。いろんなメーカーを見てきたからこそ、メーカーさんのように特徴を説明でき、実際に使った体感までお伝えできるのが、フリーランスDHの強みですね。
まとめ
フリーランス歯科衛生士の中でも「助っ人・スポットDH」中心の話になってしまいましたが、在宅ワークだとまた違った「あるある」があるかもしれません。
これらのあるあるは、正社員の「当たり前」を手放したからこそ見える景色。フリーランス歯科衛生士になって大変なことも楽しみながら、どこでも通用するスキルを身につけていきましょう。
これからフリーランスを目指そうとしている歯科衛生士さんは、少し具体的なイメージが湧いたでしょうか?
すでにフリーランスで活躍している歯科衛生士さんは、「わかる!」と共感できるポイントがいくつありましたか?
フリーランスで活動をしていると、ふと孤独な気分になることもあります。ですが、こうやって「あるある」に共感できると、「同じ人がいるんだ」と不思議と頑張れますよね。
フリーランスは、1人だけど、「孤独」ではありません!一緒に、一歩ずつ、歩んでいきましょう♪





