こんにちは!D.HITのインタビューチームライターのsakuraです。
今回お話を伺ったのは、ママとして子どもとの時間を最優先にしながら、すきま時間を活かして在宅ワークと助っ人臨床、広報支援まで幅広く活躍する舟岡花世さんです。
舟岡さんが「フリーランス歯科衛生士」と出会ったのは、インスタの広告に出てきた友人の姿。歯科衛生士として理想的な働き方を手に入れている友人を目の当たりにし、舟岡さん自身もフリーランス歯科衛生士として再スタートを切りました。
現在、キャリココのコーチとしても活躍している舟岡さん。その明るく前向きな姿にパワーをもらえます。これから働き方を見直したい方へのヒントがたくさん詰まったインタビューとなっています。ぜひ最後までご覧ください!
ー簡単に自己紹介をお願いできますか?
舟岡花世です。歯科衛生士は今年で18年目になります。新卒から一般歯科で正社員として複数のクリニックを経験しました。その後パート、専業主婦を経て、フリーランスになりました。今はキャリココでコーチも担当しています。
ーありがとうございます。いろんな歯科医院を転々とされたのは、なぜだったんですか?
専門学校を卒業してすぐに一般歯科に就職したんですけど、実際に働き始めてみると大変なことも多くて。新卒で入った医院は、先生がすごく厳しかったんです。
ー新卒で厳しい先生、きついですね…。どんな感じだったんですか?
清潔域と不潔域を間違えてしまったとき、先生の機嫌が悪くなって、グローブを投げつけられたりしました(笑)
ーえ〜!まぁ先生の機嫌に振り回されるのはあるあるですよね…。新人なんだから普通に教えてくれたいいのに(笑)
別の医院では、患者さんのメンテナンスを1人15分で回すスタイルの歯科クリニックもありました。15分ごとに予約がびっしりだったんです!P検はせず、すぐにスケーリングに入って、エアフローまでして15分。
ーえ?全顎ですか?
もちろん全顎です!
ーかなりタイトなスケジュールですね。
しかも、使っていたエアフローが古いタイプで、粒子が荒いので顔中が粉だらけになって(笑)終わる頃にはゴーグルも汚れて前が見えないほどでした。休憩も短くて、午前と午後で10分程度の空き時間があるかどうかという日もありました。私しか正社員がいなかったのでもう毎日本当にクタクタでした。
ーそうですよね。まさに“戦場”って感じで、想像できます。
その医院は、衛生面でも問題ありでした。滅菌は助手さんがしてくれてたんですけど、スケーラーチップが使い回しだったんですよ!アルコールで軽く拭くだけで、そのまま次の患者さんに使っていて、「え?これ大丈夫?」って不安に感じていました。今から考えるとありえないですけど、10年前くらいですかね。当時はそれが“当たり前”とされているような雰囲気でした。ありえないですよね。
ーそれはやばい歯科医院ですね…。
何度か職場を変えたんですがどこも似たような空気感で、転職を繰り返して。最後に勤めたクリニックは人間関係が本当に良くて、ようやく心から安心して働ける場所でした。
ーそのクリニックではどんな働き方だったんですか?
私は正社員としてフルタイムで働いていて、もう一人午前中だけ来てくれるパートの歯科衛生士さんと2人体制でした。
ーえ、じゃあ午後は1人?
午後は私1人です。1人で全部回して、ノンストップで動き回る感じでした。1人だから、体調を崩しても絶対に休めないんですよ。そんな状況だったので、結婚と同時に「妊活するので、新しい正社員を入れてください!次の人をお願いします!」と院長にお願いしました。
ーすごい計画的!そこは、院長に直接お願いできる雰囲気だったんですね。新しい正社員はすぐに決まったんですか?
はい、次の正社員の歯科衛生士さんはすぐに来てくれました。私が妊娠して、次の正社員が決まった時点で、もう迷惑もかかるし、パートにしてもらえるようにかけ合いました。そこからは新しい正社員と、パートの私、午前だけのパートの3名体制になって、その後、妊娠8ヶ月くらいまで働きました。
ー妊娠8ヶ月まで勤務されたのですね!すごい!
はい、意外にいけましたね。お腹は当たりますけど(笑)大丈夫でした。お腹が大きくなってズボンが入らなくなってからは、腰履きにして乗り切りました(笑)体調もそんなに悪くなかったので、働くこと自体は特に問題なかったですね。
ー妊娠8ヶ月で退職ですか?産休?
退職して、完全に専業主婦になりました。6年くらい専業主婦でしたね。その間に次女を出産して、長女の小学校受験があったりもして、キャリココを始めて、今に至ります。
ー育児に専念されていた感じだったんですね。
上の子どもが0歳の頃から、幼児教室に入れていたんですよ。もともと人と話すことがすごく好きなのに、専業主婦だから話す相手がいなさすぎて、友達作りに行こう!と思って。子どものためにもなるしと思って週2回通っていました。それがめっちゃ楽しくて。幼児教室に通っていると、周りの友達が教育に力を入れている感じのママばかりになりましたね。
ーなるほど。その流れで受験を決めたんですか?
そのあと引越しをしたんですけど、その引越し先がちょっとなんていうか、ヤンチャな地区だったんですよね。
ーヤンチャな感じの子が多そうな地域だったんですね?
そうなんです。それで、ちょっと長女が公立の小学校だと合わないだろうと思っていて、引越しするなら小学校受験は確定だなって感じでした。
ーじゃあ、下のお子さんも私立ですか?それはお金がかかりそう…!
いや、次女はどこでもやっていける性格なんです(笑)だから「公立でいいね」って、本人も自分でそう決めているみたいです。
ーしっかりしたお子さんですね!舟岡さんもお子さんたちのことをすごく理解されていてすばらしいです…!専業主婦からまた働こうと思ったのは、どんなことがきっかけだったんですか?
長女の受験が終わって、少し自分の時間が持てるようになったタイミングで、これからお金もかかるしまた働きに出ようかなと思って、ジョブメドレーなどの求人サイトを見ていたんです。パートで探していたんですけどなかなか「ここだ!」という職場が見つからず…。その時に、Instagramを見ていたらD.HITの広告が出てきたんです。
ーInstagramで出てきたんですね。
で、よくよくその広告を見ていたら、写真に専門学校時代の友達が写っていたんですよ。
ーえ!広告にお友達が出てたんですか?
そうなんです。「えっ、この子知ってるじゃん!」って思って、すぐ連絡して聞いてみました。その子は、もともと週5でパートで働いていたのを、週4に減らして、在宅でも働いてるよって聞いて。「しかも収入も以前より上がってる」と。
ーそれを聞いてどう思いましたか?
在宅で歯科衛生士も働けるんだ〜!って。在宅だったら、子どもとの時間も作れるし、それで収入が得られるんだったらいいな〜と思いました。
ーやっぱり子どもがいると在宅ワークに惹かれますよね。
そうですね、パートにするか、D.HITのキャリココをやるかというところで、やっぱり大きかったのは夏休みの預け先の問題でした。次女は幼稚園なので、保育園と違って長期休暇の預かり保育が高額だったんです。それに、何より本人が嫌がって行きたくないと言うし。幼稚園だから専業主婦のママが多いんですよね。それで夫のお母さんにもお願いしようとしたんですが、「たまに数時間だけとかなら全然いいけど、週何回とか決まって長時間預かるのは、私も働いているし絶対無理よ」って言われてしまったんです。預け先を確保できないから、じゃあもうD.HITしかないなと思いました。
ーそれで無料相談を申し込まれたんですね。じゃあ料金とかも友達から聞いてたんですか?
料金は、言わないんですよ。その子、賢いのでよくわかってて(笑)「期間によっても金額は変わるし、無料相談があるから、本当に無料だから聞いてみたらいいよ!」って言われて、無料相談申し込みました。
ー無料相談ではどんな話をしましたか?
長女も次女もバレエを習っていて、とにかくお金がかかるっていうのを伝えました。バレエってめちゃくちゃお金がかかるんですよ!発表会に出るのに、1人二桁とかするんです。1人ですよ?やばいです。
ーえっ?!そんなにかかるんですか?!
えげつないんですよ…。発表会に出るのは1年に1回なんですけど、他の子はもっとたくさん毎月発表会や大会に出てる子もいるから、影響を受けて「もっと出たい!」って言い出してるし、これからもっとお金がかかりそうです。
ーそれは家計が大変ですよね。
そうなんです。バレエのことといい、長女の私立のことといい。だから、在宅ワークなら子どもといれて、収入にもつながるならいいなっていうぐらいの気持ちでした。
ーその後すぐに申し込まれたんですか?
はい、あまり迷いもなかったと思います。無料相談が終わった瞬間に「あ、じゃあやります。入金します」みたいな感じで、即決めました(笑)
ー無料相談で、どんなことをアドバイスされたか覚えていますか?
最初は、採用支援がいいよと言われました。でも、全然ピンとこなくて(笑)
ーえ〜そうなんですか!?なんで!?
なんだろう、それがやりたいわけじゃないな〜と思って。もともと人と被ることが好きじゃないタイプだし(笑)変わってるんです。
ーあははは(笑)かっこいいです!
周りは「採用支援をやりたい」とか「助っ人やりたい」とか明確な人が多かったんですが、私は方向性が何も決まってなくて…。何がいいかなって面談でコーチと話していて、「人と話すのが好きなら広報が合ってるんじゃないか」って言ってもらって。ようやく自分の方向性が見えました。
ー実際にキャリココをやってみて、楽しかったことってありましたか?
毎回、コーチと話すのは本当に楽しかったです。あとは、杉野社長のラジオを毎日聞いていました。あれを聞いて、今日も頑張ろう!ってモチベーションになっていました。
ーなるほどー!ほかに、モチベーション保つためにしていたことってありますか?
コーチに、「今日やるべきこと」を朝送って、1日の終わりに「今日やったこと」を報告していました。キャリココの半年間は「毎日何かをする!」と決めて、休まず毎日何か一個やる、とにかく歩みを止めないということを意識していました。
ー「今日の成果」みたいな感じでコーチに毎日報告してたんですね。
今自分もコーチをやっているからわかるけど、大変だったと思います(笑)あ、私、コーチが友達だったんですよ!
ーえっそうなんですか!?最初に話を聞いたお友達ですか?
いや、また別の、歯科衛生士学校時代の友達です。キャリココ入ったら、コーチが友達でした(笑)
ー世間狭い!!(笑)コーチが友達ってどんな感じですか?気まずくなかったですか?
そうですね、最初は「久しぶり〜」から入りましたけど(笑)でもキャリココ中は友達とは思ってなくて、「コーチ」と思ってましたね。
ーすごいですね〜。D.HITが身近に感じられますよね。
私、D.HITに入る運命だったんだなって思いました(笑)
ーお仕事は、広報というと、具体的にはどんなことをされてるんですか?
最後に勤めていた歯科クリニックで、前に小児集患イベントをやったことがあったんですよ。子どもが少ない地域だったので、「子どもを集めよう」という感じで「歯医者さんごっこ」みたいなキッズイベントをしたんです。
ーへぇ〜楽しそう!
「あれを他の歯科クリニックでもやってみよう!」と思って、イベントを企画しました。白衣着て写真を撮ったり、絵本を読んだり、むし歯の治療を模型で体験してもらったり、歯ブラシにデコシールを貼るワークショップをしたり。こども園や美容院でチラシを置いていただいたりして、当日は親御さんも一緒に楽しんでくださって、とても好評でした。
ーその企画を持って営業して、契約につなげたんですか?
そうです。イベントなので、ショッピングモールの歯科クリニックを狙って20通ぐらい手紙を送って、契約できました。
ー営業はやっぱり大変でしたか?
手紙を書いている間は「これ本当に誰か読んでくれるのかな?」と思いながら書いていました。「歩みを止めない!」と思いながら書き続けてたけど、ふと不安になったりして。でも、杉野社長のラジオを聞きながら書いてました。あれを聞くとマインドが整うんですよね。
ーマインドの整え方をご自分でわかってたんですね。すばらしい。
あとは営業というか、商談は緊張しましたね。経験がないし、人と話すのは好きなんですけど、いろいろ突っ込まれたりすることを想像すると不安になってました。
ー商談のときに印象的だった出来事はありますか?
ある先生に「どこで学んだの?」と聞かれて、普通に答えればよかったんですけど、D.HITの名前を出していいのか迷ってしまって。「いろいろありますよね」って濁したら、「答えないなら僕はここで手を引くね」って言われてしまったんですよ。すみません黙っているつもりはなかったんですけど言っていいのかわからなくて〜って言って、結局D.HITですって言ったんですけど、先生めっちゃホームページとか見てました(笑)
ーまぁ気になりますよね。でもそこまで聞いてくる先生珍しいですよね。
他にも、プライベートなことまでほんとにいろいろ聞かれて。すごかったです。初めてだったのでびっくりしました。圧倒されちゃって、商談の主導権握れてなかったなって、今なら思います。
ーそんな商談めっちゃ疲れそうですね(笑)それでもやりきったんですね。
帰りはとても疲れましたけど、やり切りました!やっぱり「やるって決めたからには最後まで、歩みを止めない!」という思いがありました。
ー今はどんな働き方をされているんですか?
今はキャリココのコーチと、歯科衛生士の専門学校のインスタ運用代行をやっています。卒業した専門学校の学生数が少なくて困ってるらしいということを友達が教えてくれたんですよ。学校に話を聞きに行ったら、先生たちが忙しすぎてインスタの運用ができないから、それを代わりにやってほしいと言ってもらえて。
ーすごい!それも人脈ですよね。臨床はしてないんですか?
これから月に2回、土曜日に助っ人として現場に出る予定です。それも知り合いからの紹介で繋がりました。助っ人として行くからには、やっぱり子どもの体調不良で休むわけにはいかないという思いがあって、絶対主人が家にいる土曜日だけ出ることにしました。
ーなるほど。平日は在宅ワークで、土曜日に臨床という感じなんですね。
平日は、午前中はSNS運用やコーチの仕事をして、午後はアポイントを入れないで子どもたちとの時間にあてています。幼稚園や学校のお迎えと、バレエの送迎をして、宿題を見てあげたりもできています。で、夜に子どもが寝てからまた仕事をする感じですね。夜の9時くらいからパソコンを開いて、できる仕事をしています。
ーすごい。めっちゃ忙しいですよね?コーチだったらかなり勉強もしないといけないと思うんですけど、結構夜中までやってるんですか?
でも、朝5時起きなんですよ!子どもを5時40分に起こさないと間に合わないんです。私学なので、ちょっと遠いところなんです。どうやっても夜12時には寝ないと翌日5時に起きられないので、それまでの時間頑張っています。
ーすごいお母さん頑張ってる…!!じゃあ毎日の時間の使い方が、基本はお子さん優先で、それに合わせて仕事を入れて働けているという感じなんですね。
本当にそうなんですよ!ありがたいです。
ー収入面ではどうですか?
今では、家計を助けることができている実感があります。ずっと夫の収入のみでやりくりしてきて、お小遣いもらうのも言いにくかったりしたけど、今はバレエの習い事も「今月は、半分出すね」というふうに言えたりできています。外食に行く時も、「今日は私が払うから外で食べよう!」と言えて、子どもたちも喜んでくれるので、仕事を応援してくれています。
ー素敵ですね!家族にも応援してもらえると頑張れますよね!
そうですね!子どもたちは、「ママが仕事頑張ったら美味しいところに行ける」みたいになっていて(笑)「今度はあそこに食べにいきたいなー」といって楽しみにしてくれています。
ーいいですね〜!そういう家族の時間って本当に大事ですよね。外食だったら家事も減って、心の余裕にもなりますよね!
そうですね!大きいです!
ー今のご自身の働き方を点数で表すと、何点くらいですか?
えっ?100点とかって言ったら怪しまれますか?
ー大丈夫です(笑)
私は100点ですね。子どものお迎えも行けているし、そのあたりは以前とあまり変えることなく、すきま時間で働けてるんですよ。それでちゃんと稼げているので、だいぶ満足しています。働き方を変えてよかったなと思ってます。
ー今後の目標はありますか?
広報というので、D.HITで企画を立案したりして、歯科衛生士の革命を起こしたいという気持ちはあります。キャリココで自分もこれだけ変われたので、それを歯科衛生士の人たちに伝えて行きたい!
歯科衛生士として働くということを、臨床しかないと思い込んでる人もいると思うんです。でも私みたいな普通の専業主婦でも、在宅のお仕事ができて、子どものお迎えもいけて、子どもとの生活をそこまで変えることなく、働ける。本当にそれでも収入が実際上がっているわけなので、D.HITのこの働き方だったら、すきま時間でも、案件が取れればお仕事やっていけるんです。だから悩んでる歯科衛生士の方には、キャリココ本当に受けて欲しいなって。本当に人生変わるよ!って思ってます。
多くの歯科衛生士さんに、「こんな働き方もあるよ」と伝えていきたいです。出産や育児で一度現場を離れても、臨床じゃなくても、歯科衛生士として働く方法はある。キャリココでの経験がその証明だと思うので、その魅力を伝える活動を続けたいです。
ーすごい!台本あったの?って思うくらいの素敵なコメントを最後にありがとうございます!笑
多くの歯科衛生士さんに読んでもらえたら嬉しいです。
子育てをしながら自分らしいキャリアを築いてきた舟岡さん。お話を聞いていて、すごくポジティブなパワーを感じました!きっと、同じように悩む多くのママ衛生士たちが勇気をもらえたのではないでしょうか。「一歩ずつでも、歩みを止めない」そんな言葉が似合う舟岡さんの今後のご活躍を、心から応援しています!