月5万のパート歯科衛生士が、助っ人で月収40万円へ!フリーランス歯科衛生士 山田明美さんインタビュー

フリーランスとして活躍する歯科衛生士さんにインタビュー、第28回!今回は、50代でフリーランスに挑戦し、10年続けている訪問歯科と、週3の助っ人勤務で、月収40万を達成された山田明美さんです。

子どもにお金がかかるようになり、月5万のパートに限界を感じ切羽詰まっていたという明美さんが、精神的にも金銭的にも余裕のある現在の働き方を確立するまでのお話を伺いました。

坂口 りさ
D.HIT編集部 坂口 りさ
大学病院の矯正科、一般歯科、一般企業の事務職を経験。転勤族でもキャリアを積みたい、子どもに「おかえり」を言ってあげられる環境が作りたい思いから在宅ワークに挑戦。現在は歯科専門ライター、採用支援、コンサルなど歯科医院の問題解決をするフリーランス歯科衛生士として活動中。

ー明美さん、はじめまして!今日はお時間いただいて、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。簡単に自己紹介をお願いしてもいいでしょうか?

よろしくお願いします!山田明美です。年齢は52歳で、19歳の娘がいるんですが、歯科衛生士を目指していて今、私の母校でもある衛生士学校に通っています。

ーえっすごい!お母さんを目指して?素敵です!それはお母さんとして、嬉しいですよね。

嬉しいけど、本当になれるのかな?っていう感じです(笑)

ー我が子だと、心配もありますよね(笑)明美さんは、今どんな働き方をされているんですか?

キャリココ卒業間際に案件を取った、助っ人の仕事に2件、継続して行っています。1件は家から遠くて、高速に乗って1時間くらいのところなんですけど、土日の朝からラストまで。片付けはなしで、患者さんのメンテナンスが終わったらすぐに帰ってます。

ー片付けはなしで帰れるの、良いですね!

片付けは助手さんが全部やってくれるので、やらなくていいって言ってもらえてて。私は6時半にきっちり終わって、さーっと帰ります(笑)いつも7時半には家に着いてるので、遠いけどまぁいいかなっていうところですね。

ーもう1件はどんな感じですか?

もう1件は、家から近いんです。15分くらいかな。そっちもフルで、朝からラストでで、こっちの医院は片付けもやっていて、大体7時半に終わる感じですね。終わるのは遅くなるけど、近いから移動時間がない分も長く働けている感じです。

ーなるほど。今はその2件にバランスよく行ってる感じなんですね。土日のクリニックって、忙しいですか?

忙しいです。すごく忙しいのと、家から遠いってこともあって、時給4,000円いただいてるんです。

ーえっすごい!!それは行きますね!(笑)それくらい時給出しても来てほしいくらい、人が足りてないんですかね?

土日に衛生士を増やしておけば患者さんの予約も取れるので、先生も欲しいみたいですね。来て来て!って言われます。もう1件の家から近い方は2,000円なので…やっぱり土日は需要あるんですね。

ーそうですよね。私も日曜に開いてる医院に助っ人行ってたことあるんですけど、やっぱり日曜は保育園も休みなので、正社員でも子どもがいたら、日曜出れるって人は少ないんですよね。明美さんみたいにお子さん大きい方か、若くて独身でバリバリ働いてるって方くらいしか、なかなか難しい。だから、そこの穴埋めって、すごく需要高いと思います。

そうそう、私はもう別に日曜だからって家にいなきゃいけないってことはないから。子どもも大きいし、車の免許も取ったから、休日はもう勝手にどっか行くので。だから私は需要が高い土日に働いて、平日にきっちりと2日、休みを取ってます。

ーそっか。すいてる平日に休めるなら、そっちのほうがいいですよね!お互いにwin-winな関係でそうできてるから、良いですね。フリーランスになる前は、どんな働き方だったんですか?

訪問歯科なんですけど、実は今も続けてるんです。本当は辞めたいんですけど、辞めれなくて…

ー辞めさせてもらえないって感じですか?

一応、辞めたいとは言ったんですけど、いやいやそんなこと言わずになんとかちょっと、時間減らしてもいいから続けてよって言われちゃって。そういう問題じゃないんだけど〜と思いながら、時間を減らしてまだ継続中です。

ー引き止められちゃったんだ。

その医院は、立ち上げの時から10年くらいずっと一緒にやってて。でも、訪問はちょっと体もきついし、時給が1,600円で低いので、辞めたいんです。で、最初は週3くらい行ってたのを、週2にしてもらって、今は月に6日くらいにしてもらって…時間も、少しずつ少しずつ短くしてていってます。

ー徐々にフェードアウトしていきたいって感じですね。時給を上げてもらうのは難しそうなんですか?

そうなんです。辞めたいって言ったあとに、時給上げるよって向こうから言ってくれて、いくら上がるんだろうと思ったら、100円でした(笑)

ー100円!!(笑)

最初は、ブランク明けだったから1,200円スタートだったので、そこから考えると400円くらいは上がってるっちゃ上がってるけど。

ーそれでもやっぱり助っ人に比べたら全然低いですもんね。

でも一応上げてくれてるから、それ以上はちょっと言いづらくて。それと、春に1泊2日でディズニーランドに連れてってくれたんですよね。ディズニーランドホテルに泊まって、全額、向こうの負担で。そういうところもあって、あんまり強くは言えないんです。

ーめっちゃ良いですね!なるほど。それはなかなか強く言えないですよね。

それで、少しずつ時間を減らしていくしか、手がないんですよね。スパッと辞めれなくて。

ーその訪問を始める前はブランクがあったとおっしゃってましたけど、その期間は子育てに専念されていたんですか?

その訪問を始める前に、少し体調を崩しちゃって。なんもやらずに、家でぼーっと体調を整えるみたいな時期でした。

ーあ、そうだったんですね。

そしたら、前の職場で一緒に働いてた歯科衛生士の子から電話があって、「何してるの?」って。「体調崩して休養中です」って言ったら、「何もしてないんだったら、私、訪問歯科立ち上げるから手伝ってよ!」って言われて。まだ本調子がじゃないから行きたくないって言ったんですけど、「体調悪かったら休んでいいし、子どもの用事とかでも休んでいいから!」って、半ば強引に引き込まれた感じでした。最初は契約してる訪問先も少ないから、あまり仕事はなくて、本当にたまにちょろちょろっと行くくらいだったんですけど、ちょっとずつ増えていって、すごく忙しくなっちゃって、また体調が…

ーもともと体調悪いから休んでたのに!また忙しくなっちゃったんですね。

で、一旦休んで、また復帰して、薬飲みながらぼちぼち仕事してたんですけど、子どもも大きくなってきて。中学生・高校生になると、交際費がかかるようになってくるんですよね。

ーあ、子ども同士の交際費ですか?

そう。毎週、違う友だちといろんなところに遊びに行くわけです。「日曜日に友だちと映画観に行くから、お金ちょうだい!」って言われて。「いくら?」「5,000円!」とか。毎週請求されて、「いや、私の稼ぎは月に5〜6万しかないのに、そんなに出せないよ。限界限界!」とか言って。どうしよう、お金ないな〜って思ってた時に、インスタでD.HITを見つけました。

ーお〜!娘さんの交際費きっかけだったんですね!今時の高校生すごいですよね。この前も、フードコートですごい高そうなやつ食べてる子いました。スタバとかにも、普通にいるじゃないですか。

いますね!ドリンク高いじゃないですか、1杯1000円近くしますよね。映画観て、スタバでお茶して、ちょと買い物して、プリクラ撮って…とかしてると、5,000円なんてあっという間に飛んでっちゃうから。

ープリクラって今も流行ってるんですか!?

流行ってますよ。それも値段上がってて、今600円とかかな?

ーえ〜!今のこのデジタルの時代でも、流行るんですね!同じように、シールで出てくるのかな。

「え、これ誰?」っていうくらい、盛られたシール(笑)頬が細くなって輪郭がグッとなって、勝手に口紅が塗られたり、目がぱっちりして1.5倍くらいになってます。自分の子がどれかもわからないくらい、別人ですね。「これ誰?あなた、どこにいる?」って言ってます(笑)

ーそうなんですね(笑)中高生だと、金銭感覚もまだあまりわからないだろうから、それだとすぐ5,000円なくなっちゃいますよね。

そうですね、中高生の時がやっぱり1番大変だった。自分でバイトし始めると、お金って大事なんだってのがちょっとわかるようになってきたかな。働いて、1,000円稼ぐのって大変なんだぞ、1,000円のありがたみがわかったか!って言って(笑)

ー5,000円ってもう、大金だぞ!ってね(笑)

今でこそ時給も上がりましたけど、当時はパートで半日働いてやっともらえるくらいですから。

ーそうですよね。いや、なんかその働き方変えようと思ったきっかけが娘さんの交際費っていうのが、意外でした。結構、人間関係に悩んで…みたいな感じの方が多いので。

体調を崩した時の医院では、院長の圧が結構強いところはありました。休む時も、代わりに入ってくれるパートの子を自分で見つけてから、休みますって言わないといけなかったりして。

ーあ〜あるあるですよね。私もパートだった時は、正社員が休む時の穴埋め要員みたいになってたんですけど、「お願いしていいですか?」って、その休む人から直接言われてました。休みを申請したら「坂口さんに聞いてみて」って言われるみたいで。なんで先生が言わないのかな?って思ってました。それは先生とか医院側の仕事だと思うし、その人数で回してる先生の責任だと思います。

私もそう思います。しかも普通に有休取るとかじゃなくて、体調崩してる時ですよ。それでも、見つけてきて!って感じだったんです。

ーそれはちょっと、ブラックよりのグレーですよね。パワハラに近いですよね。

あとは、たとえば先生が何かの材料を使おうと思ったら在庫が無い!とかがあると、私が呼ばれて、お前の管理が悪い!みたいなことを言われたり。最後に使ったのが私だったら、絶対発注しとくんですけど、他の人が最後に使って、なくなったのに、それを知らせてくれない人がいるんですよね。そこまで、私1人で全部見てられませんって言ったこともあるんですけど、見とけ!って言われて。まぁ、そういう圧が強くて、だんだん精神的に蝕まれていった感じでした。

ーなるほど。直接、働き方を変えるきっかけになったわけじゃないけど、そういうモヤモヤも過去にはあったんですね。

その頃は、仕事だけじゃなくて家でも常にイライラしちゃって。主人や子どもに対してもイライラしちゃって、イライラが募って、ぐるぐる考えちゃって、寝られなくなったりしましたね。

ーそれは結構しんどかったですね…。D.HITに相談してみて、どうでしたか?

無料相談は、今までどんな感じで働いてきたんですか?って聞かれて、自分の経験を話しました。インプラントも経験してます。矯正もちょっとかじってますとか話してると「そんなになんでもできるんだったら、需要ありますよ」って言われて。私の中のイメージでは、私の時代のフリーランスって言ったら、もうすっごい勉強してて、セミナーとか行ったりしてる人みたいなイメージがあったから、そんな私がフリーランスなんておこがましいって思ってたんです。でも、「できるよ!」みたいな感じで言われて。

ーいろいろやってこられたんですね!

ちょろちょろっとですよ。勤めてた医院が、矯正の先生とか口腔外科の先生とかがいろいろ来たりするところだったので、当たり前にいろいろアシスタントついたり。インプラントのオペの準備とか、オペアシもやったし、矯正のゴム外しといてとか、リテーナー印象とっといてって言われたらやったりとか。

ーすごい。たぶん、ちょろちょろじゃないと思う(笑)

いやいや、ちょろですよ!結さつまでは、できないから。

ーいやいや、一般歯科でそこまでやってるところって珍しいから、経験ない人のほうが多いですよ。明美さんにとっては当たり前にやってきたことが、実は特別なことなんですよっていうことなんですよね。助っ人の営業の時に、その経験についても話して、案件が契約に至ったっていうところもありましたか?

いや、商談ではそこまで聞かれてないから、言ってないです。もう10年前の経験で記憶も曖昧だし、無理に話して「じゃあやって」って言われても困るし。メンテナンスだけでいいなら、メンテナンスだけやってたいです。

ーそうか、なるほど。でも、めっちゃ伸び代ありますよね。明美さんのポケットに、いっぱい入ってるから。いろいろ隠し持ってるから(笑)

助っ人先では矯正もやってるので、暇な時とか、手伝えることあればやりますよって言ったりはします。リテーナ印象とれる?って言われて、はい、取れますよ!って。軽く、できますよ!って言って、やったりはしてます(笑)

ーで、しれっとできてるみたいな。しかも、仕上がりめっちゃ綺麗で。かっこいい!紹介で、オペアシ欲しがってる外科の先生とか、ご経験豊富だから教育とかでも、今後いろいろ繋がっていけそうですよね。選択肢はたくさんありそうですよね。

今後ね、教育とかもできたらいいかなと思うけど、今はちょっと時間がなさすぎますね。

ーそれはね、うれしい悲鳴でもありますよね。引っ張りだこで。

教育といえば、助っ人先の助手さんで、今衛生士学校の1年生っていう子がいて、「山田さんに教えてもらいたい〜」って言ってくれたんですよ。その子はもう辞めちゃったけど…一応LINEだけ交換して、もし何かあったら教えるから言ってね、って言って。

ーあ、すごい。やっぱり教えるのも上手なんですよ。教育って、1本取れれば単価も高いから、その分助っ人減らしたりして時間もできそうですよね。

今後、つながっていったらいいなと思います。

ーキャリココの時は、教育も商品に入れてたんですか?

最初のアドバイザーさんには、教育もできるんじゃない?っていうのは言われました。でも実際キャリココ始まってからは、仕事や家のこともしながら営業活動だったのであまり時間もなくて、まぁ6ヶ月が終わる前に、とりあえず助っ人の案件取ろうか、みたいな感じで。

ーそうか、なるほど。手っ取り早く契約までできるのって言ったらやっぱり助っ人だと。

そうですね。助っ人は需要も多いし、契約も取りやすいから。とりあえず助っ人から始めて、そこから広げられるなら広げていくっていう手もあるし。

ー営業活動はどうでしたか?

名刺やプロフィール作ったりするのはちゃちゃっとできたんですけど、手紙を書いて、歯科医院リストアップして、宛名を書いて出すっていうのはなかなか進まなかったです。3ヶ月やって、卒業間際に2件ポンポンって決まった感じでした。商談自体は、そんなに回数せずに済みましたね。

ー勝率良かったんですね!

商談したあと「ちょっと考えるね」って保留にされて、あとで電話したらそこで断られたとかはありましたけど。あと、毎週とかじゃなくてスタッフさんの都合の悪い時だけ入ってほしいとか。それはまぁ体があいてれば行けますけど、ちょっとあやふやな契約状態になっていて。他の医院の助っ人で私がいっぱいいっぱいにになっちゃったので、すみませんってこちらからお断りしたこともありました。で、今の2件に落ち着いた感じです。

ー今行ってる2件は、働きやすいというか、先生とも相性が合う感じですか?

そうですね!最初はとりあえず3ヶ月やってみましょうってことだったんですけど、3ヶ月経って、どうでしょうかって聞いたら、もうずっと来てくれて全然いいから!って言われて。続けることになりました。

ーあ、良いですね!能力を買われたんですね。

でも、ちょっとそろそろ疲れてきたんですけどね、遠いから(笑)

ー車で1時間かかるんですよね。ずっと土日のみなんですか?

働き出して1ヶ月くらい経った時に、院長から土日だけじゃなくて平日も来れるの?って聞かれたんですよ。でも平日はちょっと他で働いてるんで、すみません、って言って。1回だけどうしても人が足りなくて、金曜に来て欲しいって言われた時に行ったんですよ。私、金曜は休みにしてるから。1回だけならいいですよって行ったんだけど、もうめちゃくちゃ道が混んでて。工場とか多い地域なので、高速の出口で並んでて出られなかったんですよね。ミーティングの時間には間に合わなくて、なんとか9時には間に合ったけど、やっぱり平日は渋滞があるからダメですねって。

ーでも1ヶ月の時点で、先生は明美さんにもっと来て欲しい!って思ってくださってたんですね!やっぱり明美さん、人柄もすごく良いし、仕事もきっといい感じにやってくださるから。4,000円という時給は、明美さんから提案したんですか?

そうそう。時給をいくらにしようかなっていうのをコーチと話していて。助っ人の時給ってだいたい3,000〜3,500円、日給3万円とかだよね。でも、経験もあるし、もう50も超えててキャリア30年だし、ダメ元で4,000円で言ってみ、ってコーチが(笑)もしそれで取れたらすごいよねって、4,000円で営業かけてみました。

ーおお、すごい!4,000円っていう話に、最初先生はびっくりしてましたか?

そんなにびっくりされてなかったです。最初の面談は先生じゃなくて、採用担当が奥さんだったんですけど、本当に衛生士がいなくて困ってたみたい。採用エージェントも頼んだけど、それでも来なかったみたいです。

ーエージェントって、歯科衛生生1人に100万とかかかるんですよね。

そうそう、だからそれに比べたら安いって思われたのか、4,000円でもいいからすぐ来て!みたいな感じでした。

ーすごい。それ、めっちゃいい情報ですね!結構、フリーランスで助っ人やるってなっても、その時給の部分にブロックがある方って多いじゃないですか。パートの相場が1,600〜1,700円の中で、時給3,000円を提示するのは言いにくいっていう。でも、需要があれば全然いけるんですよね。すごい、勇気になるお話だと思いました。

コーチが一緒に戦略立ててくださって。「それでできますよ!もう言ってみよう!」って。「4,000円で取れちゃいました」って報告したら、「ほら言ったでしょ?」って(笑)

ーもう1件の近いところは、2,000円ですよね。そっちが先だったんですか?

4,000円のほうが先でした。でも、2,000円のほうの地域では、いろいろ営業にまわった時に散々「高い高い」って言われ続けてたんですよね。4,000円ですって言うと、「え〜ドクター並みだね」とか言われて。で、もう金額を提示しないようにして。商談を進める中で、他の医院ではいくら貰ってるの?って聞かれて、1,600円ですって言ったんです。そしたら、じゃあうちは2,000円出すから来てよって言われて。

ー4,000円って言えば良かったのに(笑)でも地域的に、もともと働いてたところが1,600円だからその金額を言ったんですよね。

まぁ4,000円の医院は、土日だし、インプラントとか、自費も結構力入れてるとこだったからってのもあるんですよね。やっぱり自費やってないと、4,000円は高いと思われるんですよね。

ー先生の関係性も、良好ですか?

前の先生の圧みたいなのはないですね。先週も、助っ人なのにちょっと熱が出ちゃって。休みますって院長に電話したんですけど、わかったよ〜ってあっさり。インフルとかコロナじゃないかだけ、確認してきてねとは言われたけど、全然何も嫌味も言われなくて。

ーうんうん。じゃあ、働き方を変えて、良かったですか?

良かったです!

ー働き方を変える前と比べて、前は家族に対してイライラしちゃってたっておっしゃってましたけど、そのあたりは変化ありましたか?

もともと食事も洗濯も掃除も、家のことは全部私がやっていて、誰も手伝ってくれなかったけど…今、稼ぎがかなり増えて、主人の扶養から抜けたんですよ。だから、主人の世話をするのをやめました!

ーおお!

忙しくて食事作れないから、作り置きを頼んでたんですけど、それを出したら主人に文句言われたんです。「こんなん食べれん」とか言って。それなら、自分で好きなもん買って食べなさいって言いました。もう私は作らんから、好きなようにして。洗濯も食事も、あなたのはやりません。って宣言して、もう最近やってないんです。子どものだけはやってますけど。掃除もサボってます。気になるなら、自分で掃除機かけてくださいって。まぁちょっと、楽にさせてもらってます(笑)

ー全然、いいと思います。

別にね、もうあなたに養ってもらってないので、やりませーんって。

ーすごいわかります。やっぱり収入少ない時って、どうしても「養ってもらってる」って感覚があるから、私がやらなきゃってなりますよね。

そう、でも今は稼いでるし、夫から何もいただいてないから。家賃と光熱費だけ払ってもらってるだけだから、全然もう奉仕する義務はないですよね。

ーすごい、強くなったんですね、明美さん。そうやって手放せるものが増えたら、楽になるし、イライラすることも減ったんじゃないですか?

まぁ、主人はもうほっときます(笑)子どもには、いろいろとイラッとさせられますけどね。なんでも、今日必要なものとかをギリギリ当日の朝に言ってきたりして、小学生の時から全然変わってないんですよね。で、「いい加減にしてよ!」って、こないだ久々にブチギレましたね(笑)

ーそうなんですね(笑)それはなんか、聞いてて微笑ましいですけど(笑)

いやいや、やばいですよ(笑)

ー収入面は、どうですか?ご主人の扶養を抜けたってことは、かなり上がりましたか?

もうね、かなり違います。前は月5万だったのが、今は40万くらいあります。

ー5万から40万ってことは、8倍!?すごい!!え、それって働いてる時間はどんな感じなんですか?

前は訪問に月42時間くらい行ってたのを今は30時間に減らして…土日の助っ人が、7.5時間。もう1件のところが、9時から休憩挟んで19時半までだから、9時間。それが月に6回くらいですね。いろいろ行ってて忙しいけど、木金はお休みにして、ちゃんと週2では休んでます。

ーそれは、そりゃ家事は手を抜かないと。

全部完璧にはできないですよね。疲れちゃうんで、家事はほんと適当です。ゴミ捨てはやってますけど、埃は溜まってるかも。でも別に掃除しなくても、生きていけるから(笑)でもこれから訪問の仕事を減らしていって、もうちょっと時間に余裕が欲しいところですね。

ーそうですよね。コスパ・タイパで考えると、そこを削るのが1番ですよね。

あと、2,000円で行ってるところを午後だけにするのもアリかなって考えてます。午前中はパートさんもいて、結構人が足りてるので。今度院長に打診してみようかなと思ってます。

ーそれを、自分でこうしようかなって思えるのって、本当にフリーランスだからこそできることですよね。明美さん、きっと営業すれば他にも取れそうですしね。

まぁ、全然、その医院に執着はしてないから。ダメって言われたら、じゃあもういいです、さようならって言おうと思ってます(笑)

ー強い!フリーランスの強さですね。やっぱりそういう面で、気持ち的にも楽なのかもしれないですね。営業は営業で大変だったと思いますけど、「やったらできる」っていうのが体感できたからこそ、そういうふうに思えるのかもしれないですね。

営業って、自費すすめるのとちょっと似てますよね。

ーもしかして、そういうのもされてたんですか?

やってました。自費とか、ホワイトニングおすすめしたり、PMTCおすすめしたり。

ーえ〜!それも絶対需要ありますよ!

ホワイトニングもできますし、いろいろありますね。

ーまたしれっとポケット増えましたね。すごい、いっぱい出てくる!(笑)ほんと、これからが楽しみですね。

ありがとうございます。

ー今、働き方に悩んでる歯科衛生士さんに何か声をかけるとしたら、どんなことですか?

そうですね…やっぱり自分のやりたいことを思いのままにするには、時間とお金が必要だと思うんですけど、時間とお金を作るには、衛生士の資格を極力武器にして、先生に使われるんじゃなくて自分が歯科医院を利用してやる、くらいの気持ちで働いていけると気が楽になるんじゃないかな。利用するって言ったら言葉が悪いけど、歯科医院の助けにもなって、自分のためにもなるような働き方を考えていくと、働きやすくなるんじゃないかなと思います。

ー歯科医院に貢献できてるっていうのが、やっぱり明美さん自身が実感されてると思うんですよね。今、忙しくて時間はないけど、気持ち的にも、経済的にも余裕があって。1つの医院にしがみつくんじゃなくて、自分の強みを見つけて、そういう働き方を確立されていて、素晴らしいです。自分の強みがわかったら、そこからいろいろ貢献できることって、たくさんありますよね。

そうですね、自分では強みと思ってなかったことが、他人から見たら強みだったんだってこともあると思うので、まぁそれを見つけてもらえるのがD.HITですよね。

ーすばらしい!まとめてくださってありがとうございます(笑)今日はお話聞かせていただいて、ありがとうございました。

明美さんのインタビューは、D.HITのYoutubeにも公開されています!今回のインタビューでは聞ききれなかった思いや、実際の助っ人勤務の様子なども見られますので、ぜひご覧ください♪

 

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