忙しくて余裕がない日も、できるだけ笑顔で、明るく挨拶しているつもり。でもふとした瞬間に、「なんか、空気がギスギスしてるかも…」と感じることってありませんか?
歯科医院の現場は、患者さん対応・スタッフ連携・時間との戦いの連続。だからこそ、ちょっとしたすれ違いや沈黙が、職場の空気をピリつかせてしまうこともあります。
でも実は、“空気の流れ”を変えるのに、特別なテクニックはいらないんです。今回は、そんな現場で毎日を過ごすあなたにこそ届けたい、「わかってても、意外とできていないかも?」な、深めの心遣い4選をご紹介します。
- 地雷を踏む前にほぐすひと言
- 共感よりも「同じ土俵に立つ」
- ちょっとした気配りの積み重ね
- 「見てたよ」の一言が誰かの支えになる
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地雷を踏む前にほぐすひと言
職場でなんとなく空気がピリついてしまう瞬間って、ありませんか?
実はその“ちょっとした気まずさ”を防ぐカギが、「先回りしてほぐす」という意識にあります。地雷を踏まないように避けるだけじゃなく、踏む前にそっとほぐしておくことで、空気はぐっと柔らかくなるんです!
先に謝る
「忙しいのに話しかけてごめんね」
このひと言、想像以上に空気を軽くします。枕詞並に使ってみてください!
相手のペースを崩してしまったかも…というシーンでも、先に一言添えるだけで、相手の中にあった“イラッと予備軍”がスッと消えていくんです。
しかもこれは、ただの謝罪ではなく
- 「ちゃんと状況を見てるよ」
- 「無神経に話しかけてるわけじゃないよ」
という気配りのアピールにもなります。
言い方に気をつければ、遠慮しすぎず、むしろ信頼感を深める言葉になるのでおすすめですよ。
“放置じゃない感”を添える
話を途中で切り上げるとき、ついバタバタして「じゃ、またあとで」と言いがちですが、そこに“放置してないよ”のニュアンスを添えると印象がガラッと変わります。
- 「ごめんね、〇〇だけやったらまた聞かせて!」
- 「あとでゆっくり話そ〜!」
こんな感じで、「気持ちは向いてるよ」のサインを出すと、相手も安心します。忙しい臨床の現場だからこそ、こうしたひと言の積み重ねが「感じの良さ」や「信頼」に変わっていくんです。
意見する時はワンクッション入れる
正論をそのままぶつけるのって、たとえ正しくても角が立ちがち。
「これ、言っていいのかな…」と思うときほど、“空気を和らげるワンクッション”が効きます。
- 「ちょっと言いづらいことなんだけどね…」
- 「こんなこと気にするの私だけかもしれないけど…」
このように前置きを入れてから本題に入ると、相手も構えすぎず、話を受け取りやすくなります。このワンクッションは、相手の気まずさを事前にほぐしてあげる優しさ。ちょっとした言葉の工夫で、伝わり方って本当に変わるんです。
この「地雷を踏む前にほぐす」力は、空気を読むのではなく、“空気を整える力”。忙しい職場でも、お互いの気持ちに余白をつくってあげることが、結果的に良いチームワークにつながります。
共感よりも“同じ土俵に立つ”ことが大事
誰かが悩みを話してくれたとき、つい言ってしまいがちな「わかるよ〜」というひと言。もちろん悪気はないし、共感しようという気持ちから出てくる言葉ですが、その一言で話が終わってしまうこと、ありませんか?
「私も〇〇で同じだった」=自分ごと化が鍵
職場の人間関係を深めるなら、「わかるよ」で終わらせずに、“自分も同じだった”という立場で寄り添うことが、意外と大きな信頼につながります。
たとえば、後輩が「〇〇先生のアシスト、緊張しちゃって…」と話してきたとき。「私も最初の頃は、〇〇先生と組むのマジで手汗すごかったよ(笑)」…みたいに、自分の“過去の実体験”を添えると、ぐっと距離が縮まります。
相手は「私だけじゃなかったんだ」と安心できるし、“話してよかった感”が残るんです。ただ共感するだけでなく、「それ、私も経験した!」と自分ごと化すると、同じ目線に立ってもらえた安心感が伝わります。
自分の“弱さ”も見せると関係が近くなる
社歴は自分の方が長くても、相手が年上だったりすると、“聞く側”に徹してしまいがち。また、相手が後輩の場合は、先輩として、良いところばかり見せようとしていませんか?
でも実は、本当の意味で信頼を築けるのは、こちらも自分の弱さや失敗をオープンにしたときなんです。
- 「私も最初、インカムのタイミング全然合わなくて落ち込んだよ〜」
- 「1年目のとき、器具落としてめっちゃへこんだことあるよ」
- 「サクションで失敗して泣きそうになった」
こういう失敗談や“昔のドジ”を話すことで、相手のガードがゆるむ瞬間が生まれます。「この人も最初は同じだったんだ」と思えたら、言いづらかったことも自然に話せるようになるかもしれません。
あまり話したくない「失敗話」って、実は人と信頼関係を築く上で、潤滑剤になるんです!
「ちゃんとしてる人」はもちろん信頼されやすいです。でも、“ちょっと抜けてるところ”や“素の一面”が見えたほうが、より一緒にいてラクだったり、ホッとしたりしませんか?職場の人間関係って、「完璧ですごい人」より「話しかけやすい人」が必要だったりしますよね。ちょっとダメな自分を、笑って話せるくらいがちょうどいいのかもしれません。
完璧よりも、「私もよく〇〇忘れるんだよね」とか「昨日ミスって焦ったわ〜」とか、ほんの少しの“隙”を見せることで、親近感がぐっと高まるんです。
仲良くなりたい人にこそ、使ってみてほしい方法です。
「共感」よりも、もっとあたたかくて心強いのが、「私もそうだったよ」の一言なんです。同じ景色を見てきた人がそばにいると、人は自然と安心します。あなたのその過去の経験や弱さが、きっと誰かの支えになるはずです。
みんな見てる、“ちょっとした気配り”の積み重ね
「特別なことはしていないのに、あの人ってなんか信頼されてるよね」そんなふうに感じるスタッフ、あなたの職場にもいませんか?
その人が特別スキルが高いわけでも、めちゃくちゃ話がうまいわけでもない。でも、どこか安心感があって、周りからも好かれている。それって、実は“ちょっとした気配り”の積み重ねだったりします。派手ではないけど、静かに信頼を集める人は、必ず見えないところで気を配っているんです。
コピー用紙や備品の補充、整理整頓
たとえば、コピー機の用紙がなくなっていてもそのままスルー、備品が減っていても「誰かが補充してくれるだろう」と放置…そんな場面、実は現場ではよくあること。でも、それが無意識に続くと、なんとなく職場全体の空気が重くなってしまうんですよね。「あれ?また紙ないじゃん…最後に使ったの誰?」みたいな小さなストレスが、積もり積もると意外と大きな不満になったりします。
逆に、誰に言われなくても「補充しておいたよ」「整理しておいたよ」という行動が当たり前になっていると、全体の空気が自然と整ってくるんです。
“あって当たり前”の環境をキープするのは、実は一番難しい。でも、それができている職場は、必ず誰かが陰で支えているんです。あなたの職場は、どうでしょうか?もしあなたの職場にそういう人がいなかったら、ぜひあなたから始めてみてください!
忙しそうな人に「何か手伝えることある?」の一言
バタバタしている人を見て「大変そうだな」と思っても、そのまま何も言わずに自分の作業を続けてしまう。これもありがちな光景ですよね。でも、そこでほんのひと言。「何か手伝えることある?」たったそれだけで、相手の心の張りつめた糸がふっとゆるむことがあります。
別に手伝ってもらうことがなくてもいいんです。大変な時に、「気にかけてもらえた」「見てくれてた」…それだけでも、人は安心できるもの。そういう“ひと言の気配り”を自然にできる人は、職場全体の空気をやわらかくする力を持っています。
些細なことでも「やってくれてたんだ」と信頼される行動に
気配りって、見返りを求めてやるものではないし、誰かに「すごいね」と言われるようなことでもありません。
でも、必ず誰かは見ています。
「えっ、あれやってくれてたの〇〇さんだったの?」「知らないうちに整ってた…助かるなぁ」「声かけてくれて嬉しかったなぁ」そんなふうに、後から気づかれるくらいのさりげなさが、じんわりと信頼につながっていくんです。
しかもこういう気配りは、特別なスキルも必要なし。自分が気づいたときに、サッと手を動かすだけ。でもその「当たり前をつくる力」が、実は職場にとってすごく大きな存在なんです。
忙しいとき、ピリついたとき、職場の空気を守ってくれるのは、決して派手な人じゃない。“ちょっとした気配りをずっと続けられる人”こそが、現場の安心感を支えているのではないでしょうか。あなたのその「ちょっと動く勇気」が、まわりの誰かにとって、今日一番のありがたさになるかもしれません。
「見てたよ」のひと言が、誰かの支えになる
「頑張ってるのに、誰も気づいてくれない…」そんなふうに感じたことはありませんか?
歯科医院の忙しい現場では、当たり前にこなしていることほど、目に触れにくいもの。でも、だからこそ――「見てたよ」のひと言には、大きな力があります。誰かの努力にそっと気づいて、それをやさしく伝える。たったそれだけで、人は「ちゃんと見てくれてる人がいる」と安心できるんです。
スタッフの頑張りや気遣いを、そっと言葉にする
毎日忙しい現場の中、患者さんへの声かけが丁寧だったり、後片づけをさりげなく済ませていたり…そういう気配りは、褒められたいからやってるわけじゃないけど、何も言われないと「どうせ誰も気づいてないのに…」と虚しくなることも。
そんなとき、「あのとき、〇〇してくれてたよね」「患者さん安心してたね」なんて声をかけられたら、すごく嬉しくないですか?
「見てたよ」ということをそっと伝えるだけで、相手の心にはじんわり届くもの!評価でも注意でもなく、ただ「気づいてたよ」というひと言が、驚くほど支えになったりするんです。「誰も気づいてくれない」と感じていた人にとって、そのひと言が“ここで働いてよかった”と感じるきっかけになるかもしれません。
あなたの職場にも、人知れず頑張っているスタッフはいませんか?先輩でも後輩でも、口に出して伝えることで、どんどん医院の雰囲気が良くなっていきますよ。
“評価”じゃなく“共感的な観察”がポイント
伝える時に大切なのは、「褒める」ことではなく、「共感的に見ているよ」というスタンス。上から目線の評価ではなく、同じ目線で“いいな”と思ったことを言葉にすることで、信頼につながります。
- 「〇〇さんが声かけた瞬間、患者さんホッとしてたよね」
- 「すぐに片づけてくれてて、気持ちよかった〜助かった」
こうした、“感じたまま”の言葉は、評価というより“観察+共感”のニュアンス。これが、相手にとってもプレッシャーなく受け取りやすく、素直にうれしいんです。
こうした“見てたよ”の一言が飛び交う職場は、自然と安心感が生まれます。誰かの頑張りに、気づいて、言葉にする。それは小さなことのようでいて、実は職場の雰囲気を整える最強のエッセンスなんです。
◆まとめ
「職場の空気」は、ちょっとした心遣いでふわっと変わる。
職場の雰囲気をよくするのに、何か特別なスキルや性格が必要なわけではありません。大切なのは、“気づけるかどうか”。そして、その気づきをそっと行動に移せるかどうかです。
今回ご紹介したように、
- 「忙しいときに話しかけてごめんね」とひと言添える
- 「私も同じだったよ」と自分の経験を打ち明ける
- 備品を黙って補充しておく
- 誰かの気遣いに「見てたよ」と言葉で伝える
どれも、目立たないけれど、心に残る行動です。
この“ちょっとした優しさ”の積み重ねが、ピリついた空気をやわらげ、関係性に安心感を生み、「この職場ってなんかいいよね」と思える場所に変えていくのだと思います。
特に歯科医院のようにチームで動く現場では、誰かが空気を整えてくれるだけで、仕事の流れも、人間関係も驚くほどスムーズになります。
完璧じゃなくていい。正論を言わなくてもいい。それよりも「今、この人はどう感じてるかな?」と想像できるやさしさこそが、一緒に働く仲間にとって、何よりの安心材料になります。
明日からの職場で、ひとつでも「やってみようかな」と思えることがあったら、それはもう立派な“空気を変える一歩”です。あなたのその心遣いは、きっと誰かの支えになりますよ。