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【コラム】「あり方」を変えれば人生が変わる!?潜在意識のヒント

あなたは今、見えない檻の中にいませんか?

「新しいことを始めたいけど、家族がいるし私には無理」
「独立なんて、私にできるわけない」
「そもそも知識もスキルもないし、自信もない…」

多くの方が、このような言葉を口にします。

でも、本当に「無理」なのでしょうか?

それとも、あなたの潜在意識が勝手に「無理」だと決めつけているだけではないでしょうか?

 

実は、私自身もずっとそうでした。

「歯科衛生士になったんだから、もう文章を書く仕事は無理だよね」

誰かにそう言われたわけでもないのに、誰にも止められていないのに。私は勝手にそう決めつけて、可能性の扉を自分で閉めてしまっていました。

気づかないうちに、自分にずっと嘘をついて生きていたのですーー。

 

私は小さい頃から、文章を書いたり漫画を描いたりすることが好きな、いわゆる文学少女でした。小説家や漫画家に憧れていたし、何より「家で仕事をする」ことに強い憧れをもっていたんです。

だけど、選択したのは歯科衛生士という道。

誤解しないでほしいのですが、歯科衛生士の仕事は嫌いではありません。むしろ好きです。ブランクなく20年近く働いてきたことは私の誇りですし、いままで出会って来た患者さんや院長、スタッフには心から感謝しています。

でも、相変わらず文章を書くことは好きだったんですよね。

そして、ある時ふと気づいたのです。

「私はどこかで、もう歯科衛生士になったのだから、文章を書く仕事を諦めているのではないか?」

誰も「歯科衛生士だから文章を書いてはいけない」なんて言っていないのに、私が勝手に「もう無理」と決めつけていたことに。

これこそが、潜在意識が作り出す見えない檻なのです。

潜在意識とは、私たちが普段意識していない心の領域のことを指します。私たちが意識的に考えている部分は、わずか数%ほどしかなく、残りの90%以上が無意識。つまり、潜在意識が支配していると言われています。この潜在意識が、あなたの思考パターンや感情、そして行動のほとんどを決めているのです。

そして厄介なことに、潜在意識は過去の経験や周囲の環境から作られた「思い込み」で満ちています。「私にはできない」「これは無理」「もう遅いよね」――こうした思い込みが、知らず知らずのうちに染みわたり、結果的にあなたの可能性を制限してしまうのです。

私たちは自分でも気づかないうちに、自分自身に制限を設けています。

「家族がいるから1人で決められない」
「スキルも知識もない自分に独立なんてできるわけがない」
「新しいことを始めたとしても続けていく自信がない」
「そもそも自分に自信が無さすぎて、できない」

これらの言葉は、「やってみてわかった結果」ではありませんよね。やる前から、潜在意識が作り出した「見えない檻」のなかで可能性を自ら閉じ込めてしまって出てきた言葉なのです。行動する前から自分を制限してしまっていると思うと、悔しくないですか?

だからこそ、「あり方」を設定することが重要なんです。

あり方とは、「自分がどういう人間であるか」という自己認識のこと。「なりたい自分」ではなく、「いまの自分がどうあるか」。ここがポイントです。

この、あり方が、あなたの思考を決め、思考が行動を決め、行動が結果を生み出していきます。

多くの人は、このあり方について意識することなく、過去の経験や周囲の言葉から無意識に作られた「自分」を生きているのです。

人間の脳は、変化を恐れるようにできています。だから潜在意識は、あなたを守ろうとして、「できない理由」を次々に用意してくれます。そう、一見するともっともらしい理由で。でも、それは本当の理由ではありません。ただの思考の癖なのです。

ここで、おもしろい話を1つお伝えします。

脳は、現在進行形で想像したものを現実と区別できません。これは、潜在意識の最大の特徴であり、同時に最大の武器でもあります。つまり、「できない自分」を想像し続ければ、脳はそれを現実だと認識してしまう。逆に言えば、「できている自分」を想像すれば、脳はそれも現実だと認識するということです。

話を戻しましょう。

自分の制限に気づいた私が、その後どうしたのか。

「できない自分」ではなく「できている自分」に目を向けようと考えました。そう、「挑戦してみよう!」と思い、行動に移したわけですね。

当時の私は、パソコンなんてまともに触ったことがない。文章を専門的に学んだわけでもない。でも、なぜか「文章を書く人になる」と強く思いました。

ここで重要なのは、私は「ライターになりたい」とは思わなかったことです。

「なりたい」という言葉には、「いま、私はなっていない」という前提が含まれます。そうではなく、「私は文章を書く人になる」と決めました。いや、正確に言えば「私は文章を書く人だ」とあり方を設定したのです。

これが、「あり方の設定」です。

多くの人は、願いを「叶えたいこと」として捉えます。

「独立したい」
「もっと収入を増やしたい」
「もっと自由になりたい」

これらはすべて未来の願望であって、いまの自分ではありません。そうではなく、こう問いかけてみましょう。

「すでに叶った自分は、いまどんな行動をしているんだろう?」

私の場合、「文章を書く人」ならどう行動するだろう?と考えました。

「文章を書く人なら、毎日少しでも書くだろう」
「文章を書く人なら、いろんな文章に触れて学んでいるだろう」
「文章を書く人なら、チャンスがあれば手を挙げるだろう」

そして、その通りに行動し始めたのです。

不思議なことに、「文章を書く人である」と決めた瞬間、その思考パターンが自然と身についていきました。そして、思考が変わると行動も変わります。パソコンが使えないなら調べて学べばいい。文章の書き方がわからないなら、書きながら学べばいい。スキルがないなら、いまから身につければいい。これらはすべて私が設定した「あり方」から自動的に生まれてきた思考と行動でした。

もし、私が「いつかライターになれたらいいな」と思っていただけなら、きっといまも「でも無理だよね」と言い訳をしていたと思います。でも「文章を書く人である」と決めた瞬間、脳は私をその方向に導いてくれました。人は設定した像にセットアップされます。これが無意識レベルで起こる現象なのです。

 

結果的に、私は現在ライターになっています。

たしかに、実際にやってみないと結果はわかりません。私だって、本当にライターになれるかどうか、やってみるまでわかりませんでした。

でも、その「やってみる」という一歩すら踏み出せないとしたら?それは、あなたの能力の問題ではなく、思考パターンがそうさせているだけかもしれません。

あなたが歯科衛生士として培ってきた技術も、患者さんとの信頼関係も、日々の努力も、すべてあなたの財産です。それを「足りない」と思うのか、「これを活かせる」と思うのか。その違いは、潜在意識の設定次第です。

たとえば、家族がいることは制限ではなく「守るべき大切な人がいる」というモチベーションになり得ます。経験が浅いことは「これから伸びしろがある」という転換もできます。不安があることは「慎重に準備できる」という強みにもなりますよね。

そうです。すべては、あなたの「あり方」をどう設定するかで変わってきます。

 

ここで、今日から始められることを伝授しますね。
まずは、こんな問いかけから始めてみてください。

「もし、すべてが上手くいっている1年後の自分だとしたら、今日どんな1日を過ごしているだろう?」

――その答えを、できるだけ具体的に想像してみましょう。朝の目覚めから、夜眠るまで。どんな気持ちで、どんな行動をしているでしょうか?

そして、その「あり方」を少しずつ、いまの生活に取り入れてみてほしいんです。完璧である必要はありません。ほんの少しで大丈夫。私も最初は、1日10分だけ文章を書くことから始めました。それだけで「文章を書く人」としての第一歩だったわけですね。

潜在意識は、あなたが設定した通りの現実を創り出そうと動き始めます。それは、制限を作り出すためにも使えるし、可能性を広げるためにも使えます。

そして、「あり方の設定」はキャリアだけに限らないのもポイント!人間関係や健康、お金、恋愛、時間の使い方など、あらゆる人生の側面で活用できます。「良好な人間関係を築いている人」として行動すれば、自然とコミュニケーションが変わっていきますし、「健康な人」として行動すれば、食事や運動の選択肢が変わっていくのです。

潜在意識は人生のあらゆる場面で、あなたの味方にも敵にもなり得る。どちらを選択するかは、あなた次第です。

あなたの可能性は、あなたが思っている以上に大きい。20年近く歯科衛生士として働いてきた私が、いまこうして文章を書いて生業としているように。今日から潜在意識を味方につけて、新しい一歩を踏み出してみませんか?

もし、「あり方」の設定についてわからないことがあれば、キャリココで一緒に見つけていくこともできます!キャリココでは、あなたの理想や願望、人生を叶えるためのサポートを行っています。気軽に話せる無料相談を受け付けていますので、気になる方はお話だけでも聞いてみてくださいね。

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土井万喜子
D.HIT編集部 土井万喜子
北海道札幌市在住
歯科衛生士歴20年目
臨床経験を経て、歯科メーカー会社へ入社。退社後は副業として行っていたライター活動を本格的に開始し、フリーランスの世界へ。主に企業や歯科医院向けに記事執筆を行うほか、歯科以外の分野も請け負っている。また、歯科コンサルタントとしても活動中。