こんにちは!D.HITのインタビューチームライターのsakuraです。
今回お話を伺ったのは、「助っ人」として自由なスタイルで働きながら、新たな道へも足を踏み出しつつあるフリーランス歯科衛生士、高橋さやかさんです。
新卒から臨床の現場を走り続けてきたけど、歯科衛生士として16年というキャリアを積んでも給料は頭打ち。。そんな現実に、正社員で働きながらも「副業」に興味があったという高橋さん。キャリココとの出会いをきっかけに、運命が変わり始めました。待っていたのは、本人にも予想できなかった結末。
不思議と人を惹きつける魅力を持つ高橋さんのストーリーをお届けします!
ー今日はよろしくお願いします!さっそくですが、高橋さんの今の働き方について教えていただけますか?
よろしくお願いします。今は、「助っ人」という形で働いてます。契約先は2つあって、1つは法人、もう1つは新しくオープンした個人の歯科クリニックです。法人のほうは週3で、大体朝8時半くらいから、夜の19時〜20時半くらいです。
ー法人というと、複数の歯科クリニックに行かれてるんですか?
はい、分院がいくつかあって、都内とか千葉県内に分散してるんです。その中で「人が足りないところに行ってほしい」っていう感じで頼まれていて、行く場所は毎回違うんですよ。
ー毎回違う場所って大変じゃないですか?
そうなんですよ(笑)でも、私には合っている気もします。もちろん最初は覚えるのが大変で、先生のやり方も違うし、器具の場所も違うし戸惑いもあります。でも正社員のときみたいに毎日同じ時間に起きて、同じ場所へ向かって、同じ人と仕事をする…っていうよりは、気分転換になるし、マンネリにならなくて、私にはこっちの方が合ってるのかもって思ってます。今のほうが刺激があって良いです。
ーなるほど、ルーティンより変化があるほうが合うタイプなんですね。
そうみたいですね。今のところ通ってるのは3か所のうち2か所で、もう1つにも来月から行く予定なんですけど、ただそこは、頼まれてる曜日が夜6時から診療スタートなんですよ。夜の12時までなんですけど、そこまで遅くなると電車がなくなっちゃうので「最後までは無理です」って言ってます。
ーえ〜!遅くまでの医院なんですね!でも、終電の時間まではOK、ってことなんですね(笑)
でも、遠いし、遅くなるし、ちょっと嫌だな〜と思っていて(笑)「他のスタッフでもいいんじゃないですか?」って交渉中なんです。他の歯科衛生士さんで朝が苦手な子がいて、「診療スタートが遅いからこの歯科クリニックを選んだんだよね」って言ってたので、「その子のほうがいいんじゃないですか?」って院長に話してます(笑)
ー週3がその法人で、新規オープンのクリニックはどんな感じなんですか?
もう1軒のところは知り合いの先生が新しく開業されたんですけど、まだ患者さんが少なくて、一応週1ということにはなってますが、行ったり行かなかったり不定期になってます。「今週は来てほしい」「今週は足りてるから大丈夫」みたいな感じです。
ーじゃあ今は、助っ人で週3〜4日勤務しているという働き方なんですね。
それとまた別件で、特別養護老人ホーム(特養)に営業をかけている真っ最中なんです。
ーおお〜そうなんですね!訪問歯科ですか?
普通の訪問歯科とはちょっと違って。フリーランス歯科衛生士さんとの繋がりの中で知ったんですけど、施設と歯科衛生士個人で契約を結んで、入居者さん全員の口腔ケアや口腔管理を行うと、施設側に加算点数が入る仕組みなんです。歯科衛生士は、その一部を報酬としていただく形になります。
ーそんな働き方があるんですね!月に何回くらい施設に通うお仕事なんですか?
月2回の訪問でOKなんです。ただ、今営業している特養は入居者が100人いるところなので、月2回だと本格的にケアまでするのは現実的ではないなと思っています。なので、口腔内の衛生計画書の作成や、年に2回のスタッフ向け講習などを通じて、点数が取れるように考えています。
施設は点数が入るし、入居者さんは医療保険もなしで負担なく管理やケアが受けられるし、お互いにメリットがあるんですよ。
ーなるほど…!
特養だともう歯が無い方も多いですし、そういう方は義歯を洗って清潔に保つだけでも意味はあるので、簡単なケアでもやる意義は大きいと思います。
ー確かに、義歯洗浄やスポンジでの清掃だけでも十分意味があることですもんね。その仕事の商談にこれから行かれるんですね。
そうなんです。
ー高橋さんは、正社員としての勤務歴も長かったんですか?
ブランクなしで、今16年目になります。新卒で札幌で就職して5年半働いて、その後、地元の千葉に戻ってきてからは4つの歯科クリニックで働いてきました。
ーん?札幌にいらしたんですか?
北海道の専門学校に通っていたんです。祖母の家が北海道なんですよ。2年制の専門学校を探していたんですけど、当時、地元の千葉から通えるところは多くが3年制に移行していて…。ちょうど祖母の家から通えるところに2年制の歯科衛生士養成学校があったので、祖母の家から2年間学校に通いました。で、卒業してそのまま北海道で就職したので1軒目は札幌になりました。
ーそうだったんですか!で、千葉に戻ってこられてから、いろんなクリニックを転々とされた感じですか?
千葉で最初にいたところは4年くらい働いたんですけど、そこは自己都合で辞めたんじゃなくてクリニックがなくなっちゃったんです。本院が別であって、そこは分院だったので、分院の先生が独立されることになって、閉院ということになりました。
ー札幌で5年半、千葉で4年、とその2つは結構長く勤められたんですね。今まで勤務してきた歯科クリニックで、印象に残っているところはありますか?
そうですね…正直あまり良くなかったところもありました。千葉に戻ってきてから2つ目の歯科クリニックなんですけど、グローブを片手しかつけない方針の先生で…。
ーえ!?
しかも理由が、節約のためとかじゃないんですよ。グローブをしてる右手だけが不潔域で、左手はバキュームとかだけで清潔だから素手でいいでしょ、みたいな考えの先生でした。
ーいやいや、おかしいですよね?(笑)
おかしいんですよ!だって左手でミラーを持ったり他の器具を触ることだってあるし、ちょっと理解できなかったです。おかしいってずっと思ってて、他のスタッフも「おかしい」と思ってるけど、院長が頑固で聞く耳を持たなくて…。そこは半年ちょっとで辞めました。ほかにも、患者さんのチェックを「お願いします」って言っても、手が離せなかったり、根治とかで忙しいと普通に無視とかするんですよ。
ー今度は無視ですか。。。
そうなんです!で、「患者さんを1人にさせたくないから喋って待ってて」と言われるので喋ってるんですけど、院長の手が空いてこっちに来た時に、良いタイミングで患者さんとの話が終わればいいんですが終わらないとまたどこかに行ってしまうんですよ。「喋って待ってたのに意味ないじゃん!」ってなって(笑)それを繰り返していたら時間が押してしまって、また院長の機嫌が悪くなるので大変でした。他のスタッフは良い方ばかりだったんですけどね。
ーせっかくスタッフは良いのに院長が…のパターンですね。
はい。その後のクリニックは結構良かったんですけど、2年ほど働いた頃に、前に閉院したところの院長から連絡があって。「本院で出産ラッシュでバタバタと辞めてしまって、人が足りないから来てほしい」とオファーがあったので、そちらに転職しました。場所は遠かったのでちょっと嫌だったんですけど(笑)年収も上がるし、院長も知り合いだし、まぁいいかと思って。本院のスタッフにも面識がある人がいたので、なじみやすかったです。中身がある程度わかっていたので、飛び込みやすかったですね。
ーそこから、フリーランスとしての新しい働き方への意識が芽生えたのって、何かきっかけがあったんですか?
きっかけは、D.HITのインスタ広告ですね。検索して見つけたというより、ストーリーを見ているときに流れてきて。「歯科衛生士として、社員を続けつつ、在宅ワークができる」というのを見て、気になってLINE登録したのが始まりです。LINEに登録すればそこから何か情報が入ってくるのかなと思って、登録はすぐにしたような気がします。
ー最初、歯科衛生士の在宅ワークってどんな印象でしたか?
いいなって思いました。広告では採用支援のことが書いてあって、「そんな仕事があるんだ〜」と興味を持って、仕事の内容とかもっと詳しく知りたいなって思いました。
だからクリニックを辞めたいとかじゃなくて、今の仕事を続けながら副業として何かできたらいいのかなって思ってました。
ーその時は、働き方を変えるというより副業で在宅で…っていうイメージだったんですね!
はい、最初は完全に副業目的でした。実際にその時働いていた歯科クリニックでも、休診日にHANOWAを利用している人がいたりして、結構普通に副業をやっているスタッフが多かったんです。
ー高橋さんも、もっと稼ぎたい!っていう思いはあったんですね。
ありました!正社員として安定した収入はあるけど、もう少し自由に使うお金がほしいよねってスタッフの間で話していました。でも、休診日にHANOWAで他の医院に行ってたら休みないじゃないですか。私はちょっとその勇気がなかったし、在宅とか、通勤時間も長かったのでその時間を有効活用できてちょっと稼げるならいいな〜って。正社員で働きながら、空いた時間に副業で少し収入を増やせたら…という気持ちでスタートしました。でもそれはキャリココをやっているうちに、変わっていきましたね。
ー勤めてる医院に不満があったとかじゃなくて、最初のきっかけは前向きな感じだったんですね!無料相談はすぐ受けられたんですか?
無料相談は、結局時間とってZoomで相談っていうのが…ちょっと面倒だなと思ってしまって(笑)
ーあははは(笑)
今だからこそ、こうやってオンラインで話したりすることができていますけど…当時はパソコンも持ってなかったのでスマホで対応しなきゃいけないし、そもそもZoomもほとんど使ったことなかったし、めんどくさかったですね(笑)だから相談に申し込むまでは結構時間かかりました。
ー無料相談ではどんな話が印象に残ってますか?
まず「キャリココで何が学べるのか」「フリーランスでどんな仕事ができるのか」っていうのを聞きたくて、相談しました。私は歯科衛生士でフリーランスって聞くと「認定資格がある人がセミナーやってる」とか…元々知り合いにも一人いたんですけど、「自費で顕微鏡も使ってSRPしてる」みたいな、ものすごくプロフェッショナルな人のイメージしかなかったんです。
ーわかります〜!そういうイメージでしたよね。
でも、無料相談で「特別なスキルやライセンスがなくてもできるよ」って言われて、私にもできるのかなって思いました。
ーそれで「やってみよう」と思えたんですね。
はい。パソコンも持ってないからどうかなって思ったんですけど、スマホでもできるって聞いたことも大きかったです。パソコンはもちろんあったほうがいいけど、スマホだけでもまずは始められるよって言われて、「そうなんだ〜」って安心しました。助っ人とか採用支援の仕事についても詳しく教えてもらいました。
ー入会はすぐ決めたんですか?
最初のZoomは1時間くらいで終わって、2回目で金額とかも聞いて、その場で決めました。
ーその場で!?すごい、かっこいい!笑
「やってみたいな」という気持ちが勝ちましたね。今はまだそこまで稼げているわけじゃないけど、やっぱり「夢はあるな」って思いました。歯科衛生士として臨床をずっとやっていて、ブランクなしでずっと働いてても、ある程度まで行くとやっぱり頭打ちってあるじゃないですか。比較的給料の良い都内の歯科クリニックで働いていても、インセンティブや自費がないとそこまで稼げるわけではないので…。
ー「もっと稼ぎたい」というところで気持ちが動いて、「D.HITを通じて収入の上限を突破できる可能性がある」って感じられたんですね。
そうですね。もっと稼ぎたいと思っていたし、幅が広がりましたね。認定取ってプロ中のプロとしてバリバリやるでもなく、歯科クリニックで臨床をするだけでもなく、他にも働き方はいろいろあるんだって。
あと、歯科医院の正社員って、拘束時間が本当に長いじゃないですか。最近だと週4で正社員のところとかもありますけど、基本週5で、勤務時間も長いし。終わるのも20時とか21時とかで遅いし。だからこそ「在宅で」「時間と場所に縛られない働き方」にすごく魅力を感じてました。
ー通勤時間も長かったですもんね。
そうなんです。時間の自由が欲しかったです。
ーちょっと話が脱線するんですけど、これからもっと稼げるようになったら、何にお金を使いたい!とかありますか?
私、趣味がダイビングなんですよ。
ーダイビング!めっちゃいいじゃないですか!私も20代の頃結構潜ってましたよ!
わ〜ほんとですか!
ー子どもができてからは全然行けてないけど、昔はサイパンとかグアムとか行ってました。海の中に行けてるなんてすごい羨ましい…!キラキラしてる!(笑)千葉からだったら、どこに潜りに行くんですか?
近くにもあるけど、私は沖縄とかに潜りに行くので、1回1回に結構お金がかかるんですよ。
ーそっか〜それはお金かかる…!
そうなんです、本当に。他は、美容とかブランドの服とかにはそんなにお金をかけないので…ダイビングに使ったら、もう余裕なくなっちゃうって感じです。だからもっと稼ぎたい!
それに、旅行になっちゃうので、毎回有給を取る必要があるじゃないですか。過去に、あるクリニックで「休むなら自分で代わりの人を探してほしい」と言われたこともありました。
ーえっ、自分で?それは…きついですね。
そうなんです。私はフルで働いてたので、他の正社員の歯科衛生士にお願いすることはできないので、パートさんに声をかけるんですよ。パートさんはたくさんいるところだったんですけど、午前だけ・午後だけ入れませんか?って自分でお願いする必要がありました。でも、子育て中の方も多くて…なんていうか、すごく…
ー頼みにくいですよね。
そう、頼みにくいんです。それもあって、在宅ワークなら旅行先でも空き時間に仕事したりできるし、稼げるようになれば旅行にお金を使えるし、ダイビングももっと楽しめるかも!と思ってます。
ー働き方を変える上で、一番大変だったことってなんですか?
最初、慣れるまで…ですかね。動画を見るのは通勤時間で結構確保できたんですけど、プロフィールを作ったりとかそういう事務作業が苦手だったので…Canvaとかも初めて触りました。
ー「慣れてない」作業が多かったんですね。
そうなんです。あと、正社員を続けながらキャリココをやってたので、ミーティングの時間調整が大変でした。基本は休みの平日のお昼だったんですけど、タイミングが合わない時は夜の9時スタートとか、遅い時間にお願いすることもありました。
ーうわ、それは大変…仕事終わりってことですよね?
仕事の日の夜にやることもありました。通勤時間が長かったから帰宅も遅くなって、そのあとにZoomってなると、さすがに疲れてましたね。21時ごろから始まって、22時台に終わるとかありましたね(笑)
ー正社員との両立も、結構苦労されたんですね。
そうですね、やっぱり時間を作るのがなかなか難しいなって思いました。で、最初は正社員のまま副業で…というつもりでやってたんですけど、キャリココを進める中で「もう少し時間を作らないとね」って話をしてて、流れ的に、コーチからも「正社員はいつ辞める?」って聞かれて。もちろん強要じゃないですけど(笑)そこから「思い切って辞めちゃった方がいいのかな」って考えるようになりました。
ーなるほど、高橋さん自身もしっくりきたんですね。
はい。通勤時間も長いし、拘束時間も長いし。自分が休みの日に営業の電話をするんですけど、自分が正社員でいると、折り返しの電話に出られないんですよ。あいてる時間がない!せっかく折り返しもらっても連絡がつかなかったら、そりゃ契約に繋がらないですよね。それじゃあ営業してても意味がないと思って。それで退職を決断しました。
ースパッと辞めたんですね!!退職することへの不安はなかったんですか?
ありましたよ、もちろん。収入無くなっちゃうし(笑)でも、コーチも同じ経験をして「収入がゼロになった期間もあったけど、そのほうが営業に集中できるし、稼ぐぞ!って気にもなるし、その後取り返せるよ、大丈夫だよ」と話してくれて、「やってやろう!」と。
ーすごい決断力ですね!すばらしいです!
でもこんなにスパッと辞めるとは思ってなかったです!もともと辞める気もなかったし、副業として始めて、軌道に乗ってきたら退職しようかなと考えていたので。
ーちなみに、D.HITで楽しかったことってありますか?
あります!リアル交流会に参加したことがあって、終わったあとに少人数でご飯に行ったんです。みんなと「どこまで進んでるの?」とか「何してるの?」って込み入った話もできて、情報交換できたのがすごく良かったし楽しかったです。
ーそれはいいですね〜!
あと、同じフリーランス歯科衛生士として活動している方をインスタでフォローしていって、投稿を見て実際にDMを送って仕事内容とか話を聞いたりもしました。その中で、さっき言った特養での仕事があるっていうのを教えてもらったんです。「こういうのもあるんだ!」って知って、「そっちでも営業やってみよう!」と思って今に至ります。
ーすごい!行動したことがきっかけで新しい仕事も広がったんですね。
そうなんです。北海道時代の歯科医院で、訪問歯科の経験もあるんですよ。お年寄りの患者さんとのコミュニケーションも好きなので、「これだ!」って思いました。とても楽しみです。
ーなるほど、訪問の経験があったんですね!
訪問診療があって、先生と一緒に回ってました。なので、施設でのケアや口腔管理は、自分の中ではすごく自然に入ってきたんです。今、D.HITでやっている介護スイーツのプロジェクトにも参加させてもらってるんですよ。そこでも他の衛生士さんと仲良くなったして、仲間が増えて嬉しいです。
ーいいじゃないですか〜!横のつながり大事ですよね。すごい、行動派なんですね!
ありがとうございます。
ー働き方が変わって、内面で変化したことってありますか?
やっぱり視野が広がりましたね。1つの歯科クリニックに長く勤めるのも良いけど、その医院のやり方が「正しい」と思い込んじゃうこともあるじゃないですか。でも他の医院のやり方を見たり、いろんなスタッフと話したりすることで、「あ、こういう方法もアリなんだな」って思えるようになりました。良いとこどりできるし、考え方が柔軟になったなって感じます。最初は正社員が「安定」って思ってたけど、今の方が新鮮さがあって良いなって思います。
ーいろんな歯科クリニックを見てきたからこそ、ですね。収入面ではどんな感じですか?
実はまだ丸1か月分の報酬が出てないので、今月25日になってみないとわからないんです。社会保険から国保に変わったばかりで、そのあたりもまだわからないし。これからですね。楽しみです!
ー今後の目標はありますか?
まずは特養のほうの仕事ですね。施設での口腔ケアや管理って、通常の歯科クリニックとは違う部分もあるので、将来的には、やってみたいという歯科衛生士さんに教える側としてもやっていきたいなと思ってます。そういう新しい働き方に興味がある人って結構いると思うので、そこに関わる歯科衛生士の仲間を増やしていきたいと思っています。D.HITで出会った衛生士さんとも、そういう話をしてるんです。
ーいいですね、まさに今の経験が活きてきますよね。北海道での訪問歯科の経験、介護スイーツのプロジェクト、特養でのお仕事…経験が全部つながっている感じがしますね。
そうなんです。好きなことやって、仲間も増えて嬉しいです。
ーでは最後に、今まさに正社員で働きながら「副業してみようかな」「もう少し収入を増やしたいな」と悩んでいる歯科衛生士さんに向けて、ひとことメッセージをいただけますか?
そうですね…。正社員だけで満足しているなら、それで全然いいと思うんです。ただ、「今のままで10年後も同じように働けるかな?」っていうのは考えてみてほしい。体力面とか、収入面とか、若いうちはいいけど…将来的に、転職繰り返していくのもキツいよね?って。
ーたしかにそうですよね。今は良くてもね。
「このままでいいのかな」とか「他の働き方も気になるな」と思ったら、ちょっとでもいいから、勇気を出して“外の世界”をのぞいてみてほしいです。「チャレンジ」してみてほしいなって思います。興味があるなら「思ったときに動く」のがいいと思います!今気になるなら、今やってほしい。タイミングを逃さず、自分の中にある「やってみたい」という気持ちを大事にしてほしいです。
ーありがとうございます。今日は楽しくたくさんお話聞かせていただき、本当にありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
最初は副業としてキャリココにチャレンジしたという高橋さんの働き方は、毎日違う歯科クリニックで働く「助っ人」と、訪問歯科の経験を活かした特養への新規開拓でした。歯科衛生士として、自分の好きな相手と好きなことをして働いていく方法を模索しながら、まわりも巻き込んでどんどん進んでいく高橋さんの姿には、意志の強さを感じました。ご自分の趣味を大切にしているのも素敵ですね。これからのご活躍、楽しみにしています!