フリーランス歯科衛生士になって収入は減った。それでも「やってよかった」と思える理由とは|ケイさんインタビュー

こんにちは!D.HITのインタビューチームライターのsakuraです。活躍するフリーランス歯科衛生士さんへインタビュー。今回お話を伺ったのは、助っ人DHとして働きながら在宅ワークを目指しているケイさんです!

正社員時代の人間関係、“チーム団結”のノリのしんどさ、在宅という選択肢に惹かれた理由、キャリココで視野が広がった実感まで、かなり正直に語ってくれました。

きれいごと抜きで、それでも前を向く言葉が詰まっています。ぜひ最後までご覧ください!

sakura
D.HIT編集部 sakura
千葉県在住 歯科衛生士歴17年目
新卒で歯科メーカーに就職。その後、歯科衛生士として公務員に転職。 結婚・出産を経て、「自由な働き方がしたい」と考えてフリーランス歯科衛生士へ。  現在は、臨床をやりながら、スタッフ教育を含むコンサルタントやオンラインでの歯科相談をして活動中。

ーこんにちは!本日はお時間いただきありがとうございます。まず、ケイさんの自己紹介からお願いしてもいいですか?

よろしくお願いします!ケイといいます。歯科衛生士は6年目で、一般診療で5年間、臨床に携わってやってきて、今は助っ人に2件行っています。フリーランスとしてはまだまだ、進んでいる途中って感じです。

ー新卒から5年間、同じ医院で働いてこられたんですか?

新卒で勤めたクリニックで9ヶ月くらいのときに、同じ系列の別の分院で人が足りないから来て欲しいってことで移ることになって、その分院で4年ちょっと働きました。なので一応、2軒ですね。

ーまだ9ヶ月で他の分院へ異動って、戸惑ったのではないですか?

いえ、本院が家から1時間ちょっとかかるところにあってめっちゃ遠かったので、分院だと近くなってむしろ嬉しかったんです(笑)ちょうど私も、本院がちょっと合わないな〜やめようかなと思っていた時期でした。はじめは「その日だけお願い」という形だったのですが、本格的に移る流れになりました。

ーそのまま分院で4年間働いていて、「働き方変えようかな」みたいな気持ちは出てきたのは、どんなきっかけだったんですか?

そうですね、わかんないんですけど、いろいろ事情があって…すみません、自分のことなのにわかんないとか言って(笑)

ーいえいえ、全然大丈夫です。

なんか、将来を考えて、不安になってきたんです。歯科衛生士の給料って悪くはないけど、「これ、ずっとこのままかな。10年後も同じなのかな?」って思ったら、全部不安になってしまって。昇給も、歯科衛生士って役職つかないと昇給しないイメージだし、ちょっと無理かも…って。それからちょっと家庭の事情もあって、お金が必要で。このままじゃダメだ、どうにかしたい、と思ったのがきっかけです。いろいろ重なって、私もちょっとしたことですぐ怒りやすかったり荒れてしまっていて…そんなときに、D.HITに出会いました。在宅ができるってことに魅力を感じました。

ーケイさん若いのに、将来のことまでしっかり考えていらっしゃってすごいです。本院は合わなかったっておっしゃってましたけど、分院はどうでしたか?働きやすかったですか?

いえ、分院でも、人間関係でいろいろあったんです。ちょっと合わないなって感じるような人が入ってきたりして、このままずっとここに勤めるのしんどいなって思ってました。上司の言い方が「それどうなの?」って思うこともあったり…なんだろう、言ってることはわかるんだけど、でも誰もが同じ考えじゃないのにそれを強制したりとか。人の気持ちに土足で踏み込むような言い方をされるのが、私、すごく嫌いみたいで。でも私も悪いんですよ、黙っとけばいいのに、結構言っちゃうタイプなんで(笑)

ーちゃんと言えるのって、かっこいいですけどね!

生意気なんです(笑)上司からしたら、めっちゃめんどくさいと思います(笑)「こいつが余計なことに食ってかからなければ、丸く収まるのに」って。

ーどんな場面で、ズバッと言っちゃうんですか?

ズバッとは言ってないかもしれないけど、ちょっとこう、上からバババッてなんか言われた時に、「いや、でもこうじゃないですか?」みたいな…仕事をする中で上から言ってもいいけど、人と人なんだから、配慮は必要じゃない?って思ってるんで、ついそれを言っちゃってました。合わなかったんだろうなって今なら思うんですけど。

ーなるほどね。そういう、合わないなって感じる人が複数いたんですか?

そうですね、主任クラスの衛生士とか、結構上の年齢の助手さんとかが何人かいて、みんな結構我が強いんですよね。今はなんとか丸くおさまってるけど、今後大きく揉めたら面倒くさそうだなってめっちゃ思ってました。そのうち絶対に揉めるだろうなってのが、ビジョンとしてもう目に見えていて。。。不安要素でしかなかったです。

ーそこまで見据えてたの、ケイさんすごくないですか?!

でも私もすごい不器用だから、そこにくってかかることしかできなくて。言い方もきついから人を傷つけちゃうし、そういうのも自分で本当に嫌だなーって思ってて。

バイトの学生さんに相談されることもあって、確かにそれ私も直して欲しいと思うからって、直接本人に言っちゃったりしていましたね。そういうのは院長に言えばよかったんだけど、でも又聞き(伝言ゲーム)みたいにされると自分の温度感とか、言葉のニュアンスが伝わらないじゃないですか。根本が分かってない人たちの又聞きは嫌だなって思っちゃって。

ーうんうん、めっちゃわかります。

表向き、言葉を優しくしてくれる人もいるけど、「なんか違う。この人の言ってることはみんなのことを思って言ってる言葉じゃないよな」と感じていました。その違和感が、1回とか2回とかじゃなくて。もう、ちょっとダメだなって感じになりました。

ーそういう人間関係が大変だったんですね。。。

私の問題なのかもしれないです。私、多分あんまり人と仲良くなれない性格なのかな。その歯科医院が、「みんなで一致団結!」みたいなノリがある、チームプレイをすごく重んじるところだったんですけど、それがちょっと苦手で。もちろんチームプレイは大事だし、患者さんに対して治療の中で協力するとかはわかるんですけど…結構、プライベートでもイベント好きで盛り上がる感じだったんですよ。飲み会とかも、私は「早く帰りたい」って思っちゃう(笑)

ーそこ、正直めっちゃ共感します。

でもその時は正社員だったし、私を慕ってくれる子もいたし、空気は崩したくないので、結構無理しちゃうというか、「変なことしたくない」という気持ちもあって。飲み会は一応参加はするけど、帰りは途中で一人で電車を降りて、一人で1時間かけて歩いて帰るくらい、めんどくさくて、嫌だなって思っちゃってました。

ーそれめっちゃわかります。私も同じようなことしたことあります(笑)はやくその場から離れたい!ってなるんですよね。

そうです。なんかわかんないけど、その場から離れて、1人になりたい。静かに一人で自分の好きな音楽だけ聴いて、自分の世界に行きたい、みたいな。歩くのは好きで、家もめっちゃ好きなんです。家族も好きなんですけど、家に帰る前のインターバルとして一人の時間が欲しくて。どんなに遅くなっても、忘年会の後とかでも1時間歩いて帰ったりしてました。疲れてるんですけど、すぐ帰って寝たいっていうより、一回歩いて帰りたいみたいな。

ーそこで心を整えるというか、ケイさんにとって大事な時間なんですよね。歩いてる時は、考え事するんですか?それとも1人の時間に“浸りたい”タイプですか?

半々ぐらいです。一人の時間は結構好きですね。

ーすごい良いですね。1人の時間を大切にできるって、強いと思います。

そうですかね?ありがとうございます。

ー在宅というキーワードも出てましたが、じゃあ、そういう人間関係が大変で、在宅で1人でできる事がいいなって感じだったんですか?

そうですね。一人でもやっていける力がほしいと思いました。そういう院内の人間関係と、あと臨床自体がしんどくもなってました。患者さんももちろんですけど、人と毎日取っ替え引っ替え会って喋るのに、とにかくもう疲れきっちゃってて。仕事だからちゃんとやるけど、全部が報われるわけじゃないし。

ーすごいわかります。

まぁそういう逃げみたいな負の理由もあったけど、そこから「自分一人でもお金になる仕事がしたい。自分でできることを増やしたい」と思うようになりました。院長がいて先輩がいて、そういう序列がある歯科医院にしか勤めたことがなかったけど、いったんそういうのなしで、フラットな状態で考えたいと思って。

ーなるほど。

それから、今まだ20代で結婚出産とか全然予定はないけど、そういう人生のイベントとか、もし自分に何かあったときのために、違う働き方があるなら知りたい。話を聞いてみたいなっていう、興味です。

SNSで色々見て、「歯科衛生士の働き方は、どうやら1つじゃないらしいぞ。1つの歯科医院に勤める意外にも働き方があるっぽいぞ」っていうのを知って、なんかそういう可能性があるなら知っておきたいって思いました。

歯科衛生士を辞めたくなる気持ち、めっちゃわかるんですけど…いろんな人の協力があって、せっかく国家資格を取ったんだから。授業料を出してくれたり、支援してくれた人たちにも「出してよかったな」って思ってもらえるような、仕事の振り幅があってもいいなって思いました。やってみようかな、って。

ーケイさん、考えてることが大人ですね。20代で「自分に、もし何かあったら…」なんて考えるの、すごいですよ。

いや全然、ガキなんです(笑)その時に、絶対あたふたするからです。

ーそれで、D.HITの無料相談に?

はい、まぁ話だけ聞こうかなって。すごい失礼ですけど、SNSの広告って結構お金かかると思うんですよ。そのお金がどこから出てるんだろう、とか思って、大丈夫かな?怪しいなとも思ったんです。でもまぁ騙されたと思って(笑)まだ若いしお金はこれから稼げばどうにかなるだろうから、やってみようかなって。やってみて、失敗しても成功しても、自分がやったことは絶対経験になるじゃないですか。だから、どっちにしてもやろうかなって感じでした。

ー前向きですばらしいです。無料相談は、どうでしたか?

無料相談で話してみたら、意外とちゃんとした人でした。ちゃんとしたというか、「あ、本当に歯科衛生士さんなんだな」って感じでした。今話したようなことを聞いてもらったんですけど、やっぱり歯科衛生士さんなので、すごく寄り添って聞いてくれて。アドバイザーさんも、そういう経験があったけど今こうなってます、みたいな感じで、いろいろ話を聞いて、単純に「すごいなぁ」って思いました。成功するかわかんないけど、やってみようかなって、その時に思えました。

なかなか歯科衛生士として、こういうこと教えてくれる場所って他にないじゃないですか。今はどうかわからないけどその時は唯一無二だったと思うから、ちょっと高いお金払ってでもやってみる価値はあるかもって。今後のヒントに絶対なるって思いました。

ーケイさん、めちゃちゃかっこいいですね!勉強代がかかっても、それで自分の視野とか可能性が広がるならやってみようっていう、すごく前向きで。

いや、危なっかしいっちゃ危なっかしいんですけどね(笑)だってそんな大したあれでもないのに、「お金は後から稼げばいい」とか言って、見切り発車ばかりしてきたんで。でも、自分の選ぶ道が本当に合ってるかわからないけど、やらないより、やって後悔の方がいいかなって。進んでみようって思いました。

すごくしっかり考えてらっしゃるし、決断力があって、かっこいいと思います!実際にキャリココを始めてみて、大変だったことはありましたか?

めっちゃあります!コーチは優しいし毎日報告もするんですけど、思ったより進まないことも全然あるし…私、超めんどくさがりなんです。

ーめんどくさがりなんですか?意外です(笑)

めちゃめちゃめんどくさがりです(笑)気持ちだけはでかいのに、基本めんどくさがりなので。やることがいっぱいあって「あ〜これもやらなきゃいけないのか…」ってなったり。意外とマルチタスクは苦手なんだなと気づきました。意外とできると思ったらできないなーみたいな。

あと、臨床の助っ人が始まって環境が変わって…、環境の変化に激よわなんで、「疲れちゃった、何もやりたくない」ってこともありました。「もう今日は手紙一枚書くので精一杯だな〜」ってなったりしてました。

ーやる気がなくなったりした時、コーチはなんて言ってくれたんですか?

コーチは基本、否定は絶対しないです。もっとちゃんとやれとか、怒られるかと思ってたけど、全然。できたことにフォーカスしてくれます。私、やっぱり褒められないと嫌なタイプだから、単純だから、よいしょよいしょされて、いい感じにお尻を上げてもらってましたね。私を手なづけてくれて(笑)多分すごい変な子だなと思ってたと思うんですけど。

ーコーチもやり手でしたね(笑)

あとは、営業が本当にダメでした。手紙書くのはいいんですけど、電話かけるのが嫌すぎて。

ー電話はね、苦労する人が多いですね。ケイさんは電話のどういうところが嫌ですか?

そもそも、電話自体が嫌いです。私、もともと家の電話も無視派なんですよ。かかってきても基本出ないで、留守電になって、知ってる人だったら出るけど、基本無視です。すごい仲良い友達とか、家族との電話とかは全然平気だけど、そこまででもない人と電話するのが無理で。だから出れないふりをします(笑)長電話とかも全然しないし。

ーそうなんですか!?おもしろい(笑)ケイさん、知れば知るほどおもしろい人ですね(笑)

ちょっと変な人とは、みんなに言われてますね(笑)

ーじゃあ、営業の電話はやらなかったんですか?

しました。5、6件だけ。でもやっぱり緊張しちゃって。もともと人見知りだし、自分が何言ってるかわかんないのも嫌だし、話をするの基本苦手なんです。

ーでも5、6件は頑張ったんですね!

いや〜もう嫌すぎる!と思って、文句言いながらやりました。だって営業電話って、自分が臨床で入ってるときに営業の電話とかくると、「忙しいのにな」って思うんですよ。昼休みに寝てる時にかかってくるから「睡眠を邪魔しないで」って思うし。私がそれやられてすごく嫌だから、同じことを私がやっちゃってるんだなと思ったら、やりたくないしやる気も失せちゃって。

ーそうですよね、そっちの気持ちもわかりますもんね。それでも「やらなきゃ」って動けたのは、やっぱりコーチの伴走があったからですか?

そうです。コーチに「やりましたか?」って聞かれるし、やらなきゃいけないなって思って、なんとか。

ーそこから、どのように助っ人の契約に繋がったんですか?

今2件の助っ人に行ってるんですけど、1件目は知り合いの先生に相談したんです。その先生自身がフリーランスでやってる先生で、「歯科衛生士を辞めようと思う」と相談したら、辞めてもいいけどもったいないよって言われて。「月1でもいいから、私のアシスタントやらない?」と言ってくださったので、矯正のアシスタントを月1で続けています。最初は、もう臨床が嫌だし全然やりたくないって思ったんですけど、その先生のアシストは好きだったので。2件目も、その先生の紹介で。

ー紹介だったんですね!2件目はどんなところですか?

2件目は、先生が結構はっきり言うタイプで、めっちゃ怒られるんですけど(笑)でも楽しいんです。怒るというか、めっちゃ優しいんですけど、ふわっとした感じの先生ではなくて、豪快というか、威厳がある感じ。基本ゆるくて自由にしていいよって感じなんだけど、締めるとこは締める。メリハリがあって、潔い感じが「おぉー」って思います。

ー潔いって、言葉のチョイスが良いですね。

あと、怒られても怒りを持ち越さない感じで、後腐れないのが好きですね。ネチネチしてない。あっさりしてるけど、ちゃんと考えてくれてる感じがするし、怒られるけど、良い先生です。

ー良い関係性なんですね。そこはどれくらい行ってるんですか?

そこは週3行ってるので、今はそっちがメインって感じですね。

ー週3って、結構臨床やってますね!もともと臨床がしんどかったのに、今は楽しんでできてるんだ。

そうなんです。今までメンテナンスしかしてこなかったから、アシスタントにあんまりついた経験がなくて、全然できなくて、ボロクソ言われたんですよ(笑)まじでできなさすぎて悔しいし、やばいなと思って、修行みたいな感じでやってます。でも先生は愛のある人なので、「育てるから頑張れ」って言ってくれて。臨床嫌だったけど、環境変えたら意外と、やっぱり嫌いじゃないなってなりました。

ーすごい。環境って大事ですね。

そうですね、本当に人に感謝ですね。

ー収入面は、フリーランスになって変化ありましたか?

正直、収入はめっちゃ落ちました。助っ人契約の時に、時給3000円っていうのを先生に言ったら、高いって言われて。紹介とはいえ最初の営業だったし、私もなんかうまく言えなくて…紹介してくれた先生の顔を立てないといけないとか、私もまだまだ経験浅いしとか、いろいろ考えて「今までの時給換算より高ければいいか」って自分の中で切り替えました。

最初は波に乗ったら日数増やそうかなとも思ってたんですけど、そのタイミングで正社員として新しく入った人もいて、歯科衛生士が足りてる状況になったんです。いろいろ考えて、それなら私は単純に勤務日数増やすより、別のところで…もともと在宅でやりたいと思ってたから、そっちの力をつけた方がいいなって思って、週3のまま続けています。

ーいろいろ現実を見た上で、その判断をしたんですね。

それから、家のことでもいろいろあって、今ちょっと臨床増やせないんです。家族が倒れて、入院になってしまって。退院したら今後生活の支援が必要になるから、週4週5働くのは無理な環境になっちゃって。やっぱり週3くらいが限界かなって感じなんです。

ーそれは、かなり大きい出来事でしたね…。

キャリココが終わった直後の出来事でした。正直、どうしようって思いました。キャリココの支払いもあるし、専門学校の奨学金とかも支払っていかないといけない中で、家の中で中心の人が…親なんですけど、今お休みになっちゃって。

ーそれは…ショックですよね。

やっぱりショックだし、心配です。でも、これって仕方ないじゃないですか、誰も悪くないし。自分の親だし、きっと大丈夫だろうってなんとなく思ってて。私の中では、頑張っていこうね、って思ってます。私も頑張るから、頑張ってくれよって感じです。頑張っていかないといけないし、落ち込んでてもしょうがないし、適応していくしかない。正直今きついけど、なるようにしかならないしって感じです。

でも、キャリココをやっていて良かったです。週5の勤務が無理だってなっても、この働き方を知ってたから、「じゃあこう考えればいいか」って発想の転換ができた。もし正社員勤務を続けていたら、辞めないといけなくてどうしようってなっていたと思います。このタイミングで、キャリココをやって、この働き方を知ることができていたのは、本当に良かったなって思います。

ーそんな大変な状況で「やってよかった」と思えたの、すごいです。

プラスもあったって思わないと、やっていけないから。これをきっかけに、嫌だなって思って避けてた営業もやらなきゃいけない気がして。「やれ!」って言われてる気がします。「そんなウジウジしてないで、やることやれよ」って言われてる感じ。追い込まれないとやらないタイプなんで、こういう状況だからこそ、やらなきゃ、みたいな。あとwebデザインもやってみたかったから、勉強しようかなって思ってます。

ーそっか、デザインの仕事ができたら、在宅でやっていけますよね。

そうなんです。歯科衛生士でもそういう需要があるって知ることができたのは、そういうことを教えてくれる人がいたから。だから今の自分があるなって思うので、今現在収入は減ってるけど、やらなければよかったっていう気持ちは全くないです。

ーすばらしいです。今、生活面でいろいろ大変な時期だと思うんですけど、これからこうなっていきたいなみたいなのはありますか?

収入落ちちゃったのが悔しいから、収入を上げていきたいです。やっぱり助っ人プラス、在宅の仕事ができるようになっていきたいですね。

ーそうですよね、ご家族のこともあるし、在宅でできる仕事で収入を得るっていうのが理想ですよね。最後に、同じ年代の歯科衛生士さんや、働き方に悩んでる人にメッセージがあればお願いします。

そうですね…みんな考え方違うから、刺さればいいな〜ですけど。悩みってずっと続くわけじゃないから、辞めたいなって思っても、全然、自分の思ったようにやったらいいと思います。全然悩まなくていいというか…いや、悩んでもいいし、泣いてもいいし、何してもいいから、自分を大事にしていけば、いつかいいことあるから、大丈夫だよって伝えたいです。働いていたら、絶対いろんなところで嫌なことってあるし、私も後悔とかめっちゃあるけど、、、絶対、うまくいきます。なるようになる!だから、心配するな!って感じですね。自分を信じて、自分で決めて、思うようにやっていけば大丈夫です、絶対に。なんか、うまく言えないですけど。

ーたぶん今、ケイさんの人生の中でもすごく、ギュッと凝縮された濃厚な時間を過ごされていると思うんですけど、キャリココを経て、ご家族のことがあって、働き方とかお金とか将来のこととかいろいろ考えて、視野が広がって…いろんな意味で経験も知識もたくさんあるところから出た言葉だから、すごく響くと思います。

本当に、自分を信じてれば「だいじょうぶです」って感じです。一言で。

ーそうやって大丈夫って言い切ってもらえるの、結構嬉しいと思います。私も今言われて嬉しいです(笑)

20代後半で、この経験する人って少ないと思うんですよ。親が倒れて介護しながらって。正直、私も親にはもっと自分の時間を大事にして欲しかったなとか、すごい思うけど…でもその経験ができたことで、人よりちょっと早く気づいたくらいだなって思う。もう本当に、考え方次第なので。今の自分の大変な状況を、みんながみんな理解してくれるわけじゃない、それも分かってる。大変だし、わかってよって思いたくもなるけど…結局、自分を大事にできるのは、自分しかいないから。こんな私でも、今、なんか大丈夫だなって思ってるんで、絶対みんな大丈夫ですよ。

ーケイさん、本当に強い、強すぎる。

いや、でも全然泣きますし、文句もたれるし、愚痴るし、大暴れですよ?!

ーそんなに頑張ってるんだから、文句たれていいですよ!ケイさんからたくさん前向きな言葉をいただいて、私もとても勇気をもらったし、刺さる人いっぱいいると思います。今日は、たくさんお話を聞かせてくださりありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

自分に何かあった時の1つの働き方の可能性として、フリーランスに飛び込んだケイさん。それを実感したのは、奇しくもご家族の入院という形でした。現実の厚みがそのまま乗った、ケイさんの1つ1つの言葉。だからこそ「自分を大事にしていい」「心配しなくていい」「自分を信じれば大丈夫」という言葉が、ふわっとした励ましじゃなくて、体温のあるメッセージとして心に届きました。すべてを受け止め、前向きに語ってくれたケイさん、これからも応援しています!